古伊万里★新伊万里
劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です
「ウーマン・イン・ホワイト」を観ました
仕切りなおして……「ウーマン・イン・ホワイト」です。
昨日から急にアクセスが増えてるんですけど、どうやらほとんどが「ウーマン・イン・ホワイト」で検索して来られた方のようです。
「ウーマン・イン・ホワイト」のレビューを期待して検索して前回の記事(↓)にたどりついた方、ごめんなさい。これじゃ詐欺ですよね。怒りましたよね。
今後も同様の人が増えそうな予感なので、犠牲者をこれ以上増やさないためにさっさとアップします。
……と言いつつ、私はネタバレ主義なので、以下はネタバレありありです。
オチとか、展開とか知りたくない方はここから先には踏み込まないほうが身のためです。
では、まずストーリーからご紹介しましょう。
19世紀半ばのイギリス。
貧乏な絵画教師・ウォルター(別所哲也)は、ロンドンを発ち、夢のような美しい自然が残る北部湖水地方にやってきた。
彼は、ここの大地主フェアリー家の屋敷で、絵を教えるという職を得てきたのだ。
着いて早々に、彼は謎めいた白いドレスの女と出会う。
なにかに怯えたような様子の彼女は、「秘密なの。全部秘密なの」とうわごとのように言って去っていく。
フェアリー家の当主はすでに亡くなり、莫大な資産は一人娘のローラ(神田沙也加)が相続していた。ローラには父親が異なる姉マリアン(笹本玲奈)がいて、2人は仲むつまじく暮らしている。
あとは当主の弟にあたるフレデリック(光枝明彦)が姉妹の後見人として世捨て人のような暮らしをしているのみである。
姉妹と会ったウォルターは驚く。白いドレスの女とローラがうりふたつだったのだ。
3人でスケッチをする幸せな日々が過ぎていく。
マリアンは、都会からやってきた二枚目絵画教師に心浮き立つものを感じる。
しかし、ローラもまた、彼にひかれており、ウォルターの気持ちはローラのほうにむいていることにマリアンは気づいていた。
村祭りの日、ウォルターは再び白いドレスの女と出会う。
彼女は「アン・キャスリック」と名乗り、「自分をひどい目に遭わせた男がいる。その名前はパーシヴァル・クライド卿」という言葉を残して消える。
一方、マリアンは、妹とウォルターの仲を心配し、ウォルターに「ローラには親が決めた貴族の婚約者がいる。ローラへの思いは封印してほしい」と言い渡す。
もともと結ばれる身分でないことは承知していたウォルターは、ローラを諦めようとするが、婚約者の名前を聞いてショックを受ける。
その名前は、白いドレスの女が口にした「パーシヴァル・クライド卿」だった。
ローラとパーシヴァル卿(石川禅)の婚約式の日、ウォルターはパーシヴァル卿に「アン・キャスリックに何をしたんだ」とつめよる。
パーシヴァル卿は、「アンの母親は以前フェアリー家で奉公していて、その後うちで働くようになった。アンは次第に精神を病むようになり、気の毒に思って病院に入れたのだ」と説明。
人々はパーシヴァル卿の思いやりに感服する。
祝いの席をぶちこわしにしたウォルターにマリアンは怒り、屋敷から出ていくように言う。
やがて、ローラとパーシヴァル卿の結婚式がとりおこなわれる。
「これでローラも幸せになれる」と安堵したマリアンだったが、新婚旅行から戻ってきたローラの表情には幸せのかけらも感じられなかった。
心配するマリアンに、ローラは折檻された傷跡を見せる。
「あの男がほしいのは財産だけ。愛なんてない。悪魔のような男よ」
激しいショックを受けたマリアンは、ローラに結婚を勧めたことを後悔する。
また、その裏に「ローラとウォルターの仲を引き裂こう」とした自分の嫉妬があったことに気づき、これからは自分の人生をかけてローラを守らなければならないと決意する。
パーシヴァル卿は、貴族の爵位はあるものの、内情は破産寸前で、ローラの資産が目当てなのは明らかだった。
資産を手に入れるにはローラのサインが必要だったが、ローラがどうしてもサインしようとしないため、彼はいらだっていた。
彼にはフォスコ伯爵(上條恒彦)という女好きのうさんくさいイタリア人医師の相棒がいたが、フォスコ伯爵はマリアンに興味を抱く。
ある日、マリアンは白いドレスの女=アン(山本カナコ)に出会う。
アンは「ローラに秘密を話したい。明日の同じ時間にここへ連れてきて」と言う。
翌日、マリアンはローラを連れて同じ場所を訪ねる。
双子のように自分に似ているアンに驚くローラ。
初めて出会った3人は不思議なつながりを感じ、勇気を得る。
しかし、あとをつけてきたパーシヴァル卿は、3人をひき離し、アンをロンドンの病院に送り込むと宣言。
絶望するローラだが、マリアンは「私は負けない」と自分をふるいたたせる。
マリアンは、危険を冒してパーシヴァル卿とフォスコ伯爵がぐるであることをつきとめるが、雨にあたったことが原因で3日間寝込んでしまう。
目が覚めたマリアンに告げられた知らせは「ローラが転落死した」という衝撃的なものだった。
しばらくは、失意の底に沈むマリアンだったが、「ローラの無念を晴らしたい」一心で、ロンドンまでアンを探しにいき、真実を明らかにすることを決意。
そのためにウォルターに協力を依頼しようと考える。
ロンドンに出てきたマリアンは、やっとの思いでウォルターと再会する。
ウォルターはローラを失った悲しみで生ける屍のようになっていたが、マリアンの懇願で彼女に協力する気になる。
まずはアンに会うこと。アンの居場所はフォスコ伯爵が知っているはずだ。
マリアンはフォスコ伯爵が自分に興味をもっていることを利用し、誘惑して居場所をつかみだそうとする。
マリアンの企みは途中でバレてしまったが、フォスコ伯爵はなぜか彼女を見逃す。
ようやく病院にたどりついたマリアンとウォルターは、アンに面会を申し込むが、そこにいたのはなんとアンではなくローラだった。
どうやら、アンは口封じのために殺され、代わりにローラがアンとして病院に閉じこめられたらしい。
パーシヴァル卿の卑劣さに怒りをあらたにするマリアン。
その頃、パーシヴァル卿は、財産の所有権を持つフレデリックにサインをするように迫っていた。
マリアンたちが到着したときには、すでにパーシヴァル卿は立ち去ったあとだったが、そこで彼らはフレデリックの口から「アンはローラの父親が召使いに産ませた子供。日に日にローラに似てくるのを恐れてパーシヴァル卿の屋敷に追い払われたのだ」と聞く。
書類にサインをもらったパーシヴァル卿は、駅に向かうが、鉄道事故の影響で列車がなかなか到着せず、いらだっていた。
そこへアンの亡霊が現れ、彼の罪を暴き立てようとする。
恐怖にかられて昔の罪(アンを孕ませて子供を湖に沈めたこと)を告白してしまうパーシヴァル卿。
しかし、それはアンを演じたローラだった。
自分の悪事が露見したパーシヴァル卿は、パニック状態に陥り、トンネルの中に走っていって事故死する。
すべてが解決したあと、マリアンは、あらためてウォルターにローラを託し、自分の思いは封印するのだった。
以上です。
一言でいって「古風」なお話です。
それもそのはず、この原作はヴィクトリア朝時代(19世紀半ば)に書かれた通俗小説で、当時の人の価値観や社会通念に根深く覆われているのです。
ミステリ小説といえば、イギリスのお家芸ですが、これはそのミステリ小説の元祖ともいうべき作品で、当時の人気はかなりのものだったようです。
が、当時はともかくとして、現代にこれをよみがえらせようと思ったら、それなりに「現代人の視点」がないと厳しいかなと思うんですよね。
マリアンが戦うヒロインなのはよくわかります。
現代に比べて圧倒的に弱い立場だった女性が、たった一人で妹のために勇気をふりしぼって敵に立ち向かっていく姿。それがこの作品の一番の魅力でしょう。
ただ強いのではなく、ほんとに世間知らずの無力なお嬢さんなんだなということが漂ってくる(ロンドンに着いたとたん、身ぐるみはがれちゃうとか。人をすぐに信じちゃうとか)のがまたポイントで、弱い部分が前提になっているからこそ、さらにけなげに見えるという効果があります。
でも、もうひとつ、ひいた視点でヒロインを観察する“現代との接点となるキャラ”がほしいなと思っちゃうんですよね。
この中でいうと、やっぱりフォスコ伯爵でしょうか。
フォスコ伯爵は、一応お金のためにパーシヴァル卿に協力し、犯罪にも手を染めるわけですが、ギャンブルに夢中になるパーシヴァル卿を見放したり、自分をだまそうとするマリアンを見逃したり、基本的には誰の味方でもないような微妙な位置にいます。
つまり、外国人でもある彼は、この中では時代のしがらみから一番自由な存在なわけです。
現代人としては、彼の目を通してこの作品に参加したいなという気になるんですが、惜しいのはそこまではっきりした役割を担っていないこと。
最初の登場など、明らかにエロエロ成金親父って感じの3枚目キャラになっているのがもったいない。
これはあくまでも私の希望ですが、フォスコ伯爵はあんなじいさんじゃなくて、もっと若い色敵みたいなキャラにしてほしかったです(ちょっと若すぎるけどたとえば吉野圭吾系とか)。
でね、マリアンが誘惑にいくシーンも、海千山千の彼としては最初から気づいててだまされてやってるっていう芝居がほしいですね。途中で気づくんじゃなくて。
マリアンがこんなことするキャラじゃないことは彼はとっくにわかってるわけです。
キャラじゃないのに、こんなことまでするんだという彼女の気持ちに打たれて彼は芝居につきあってやる。
もともと彼はパーシヴァル卿にそれほど肩入れしてるわけじゃないし、かなり世慣れた人ですから、あとは犯罪がバレても自分には及ばないくらいの細工はしているはず。
マリアンの芝居につきあうくらいの余裕はあっておかしくないと思います。
そのうえで、彼には、マリアンの古風さにひかれながらも「そんなに自分を殺していいの? 自分のために生きてもいいんじゃない? 妹のためだけじゃなく」という問題を投げかける存在になってほしい。
最初はフォスコ伯爵を「軽薄な外国人」と軽蔑していたマリアンも、一瞬この考えにグラッとなりそうになるんだけど、最後は「私はこういうふうにしか生きられないの」と自分の生きる道を見つける。
そんな関係を見てみたいですね。
実際、ちょっとそういうやりとりがあったんですけど、上條フォスコが最初からあまりにも田舎のエロ親父風に登場しちゃったんで、いいこと言ってもあんまりまじめに聞く気になれなかったのが残念。
エロはエロでいいんだけどー、もっと危険な香りがほしいですね。
たとえば……北村一輝とか(笑)。
それでいくとラストも私は不満です。
マリアン、ウォルターに「ローラのところへ行け」と合図する→ウォルター、「でもそれは…」と逡巡する(なぜなら彼はマリアンの気持ちを知っているから)→「いいのよ、私は」とウォルターをみつめるマリアン→「それじゃ」って感じでローラのところへ行ってしまうウォルター→ほほえんで2人を見るマリアン→幕
……って、そりゃないだろ。
ウォルター、きみってやつは…(笑)!
この作品で観客がもっとも感情移入するのは間違いなくマリアンです。
だからこそ、この行為はかなり「ひどいんじゃない?」っていう納得できない印象を残すと思います。
ここでも私はフォスコ@北村(←もう脳内では北村変換)にからんでほしいですね。
マリアン、ウォルターに「ローラのところへ行け」と合図する→ウォルター、「でもそれは…」と逡巡する(なぜなら彼はマリアンの気持ちを知っているから)→また、妹も姉の気持ちに気づいて遠慮する→マリアン、「私もこれからは自分のことを考えてみたいの。しばらくフォスコ伯爵とヴェネツィアにでも旅行しようと思うの」と明るく言う→フォスコ、喜ぶ→「ええっ、いつのまにそんなことになってたんかい!」と驚く2人だが、「そういうことなら」と納得する→2人が去ったあと、マリアンが「伯爵」ときりだそうとするとフォスコはそれを押しとどめる。「わかってますよ。シニョリータ。あなたがヴェネツィアに行くつもりなんかないってことは」→フォスコ、マリアンの生き方も評価するようなことを言って去っていく→残されたマリアン、すっきりとした表情で歩いていく
せめてこのくらいの芝居は入れてほしいな。
この時代の社会通念としてはおそらくありえないと思うけど、現代人のハートには確実にひびくと思います。定番すぎてくさいけど。
他にも気になるところはいっぱいあるんですが、なんといっても一番気になったのは
ウォルター、結局きみは何もしてないよね。。。(-_-)
ということ。
普通、ある土地に秘密があり、そこに外からの訪問者が入ってくることでドラマが起こる場合、その訪問者が謎を解いていくリーダーになるんじゃないか?
なのに、ウォルターってば、明らかに様子のおかしい女が口走ったというだけで、人の婚約式をぶちこわすような非常識な行動をとり、開き直ってその土地を早々に立ち去り、姉妹が危機に陥っているときはずっと登場せず。
ようやく後半で登場したと思ったら、解決に向けての行動はすべてマリアンがして、彼は付き添ってるだけ。唯一やったことは最後にパーシヴァル卿に暴力をふるったことだけ。
よく考えると随分な人です。
あとそこの「白い女」!
何回も登場するわりに秘密しゃべるのが遅いよ。
あんたがもったいぶらずにさっさとしゃべってればこんなことにはならなかったんだよ。
もちろん、すぐに解決してしまったらドラマにならないのはわかってるんですが、それならそれで「しゃべろうとすると邪魔が入る」とか障害を作ってほしいです。
しゃべるチャンスがいっぱいあるのに全部自分で見送ってるのがとっても気になります。
それにしても、姉妹は今までにアンに出会うチャンスはなかったんでしょうか。
新参者のウォルターはあんなに頻繁に会ってるのに、ずっとそこに住んでる姉妹が会ったことないってのも不自然。
そしてあんなに頻繁に患者を抜け出させてしまう病院の管理体制はいかがなものでしょうか?(笑)
歌はマリアンの笹本玲奈が健闘していました。
まだ22歳なのに、落ち着いたお姉さん役も堂々と板についていたし、歌も一番安定していました。
一般の認知度は低いけど、ミュージカル界ではひっぱりだこの玲奈ちゃん。今後の成長が楽しみです。
そして、神田沙也加は遠目で観ると松田聖子そっくりだった。いっそのこと、「白いドレスの女」は松田聖子がやったらどうだろう(笑)。
東京公演は青山劇場にて12月2日まで上演。
そのあと愛知県勤労会館で12月22・23日の2日間上演予定。
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一代貴族
一葉会の公演が終わるまで怒濤の日々が続き、終わったら終わったでべつの意味で津波のような日々が続き、気がつけば自分のブログは2ヶ月以上放置状態になっていました。
もともとそんなに頻繁に更新しているブログではありませんでしたが、2ヶ月放置は我ながらひどいと思う。
なのに、いまだに定期的に覗いてくださっている皆さん、恐縮でございます m(_ _)m
なんかなかなか日常生活モードに戻れなかったんですが、今日、久しぶりに観劇してきました。
アンドリュー・ロイド・ウェーバーの新作ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」の初日です。
ロイド・ウェーバーって言えば、パンフ見て知ったんですが、彼が「サー」の称号を得た話は知ってたんだけど、さらにそのあと「一代貴族」の称号を得ていたんですね。
一代貴族って……なに?!
大相撲にも「一代年寄」ってのがありまして、本当は親方を名乗れる資格がある「年寄」の名跡には限りがあって、その「年寄株」を現役引退するまでに取得できなかったお相撲さんは廃業になってしまうんですよ(年寄になれれば相撲協会に残れて定年まで給料がもらえる)。
で、それを少しでも緩和するためにできたのが「一代年寄」。
たしか横綱を一定期間つとめて相撲協会に貢献したと思われる力士に与えられるんですよね。これがあれば自分の部屋も開けます。でも一代限定なので、後継者にその名跡を譲ることはできない。かくして名跡が無制限に増えることはない。うまく考えたものです。
でもなんかせこい。。。
横綱までいったならそのくらい与えられて当然でしょう。大関でも一定期間以上つとめたならやってもいいくらいだよ。どうせ一代だけならもっと奮発しろよ。
という話はおいといて。
「一代年寄」のメリットはわかるんですよ。定年まで給料くれるのは大きいからね。
でも「一代貴族」のメリットって???
ロイド・ウェーバーは充分億万長者だと思うし、世の尊敬も集めていると思うし、そうなると単に「名誉」ですよね。
いや、「単に」っていうのは失礼ですね。すみません。
べつに「名誉」が無意味だって言ってるわけじゃなくて、日本にも「叙勲」ってありますし、なんか勲章もらうのが「名誉」だってことはわかるんですよ。
でも「一代貴族」ってそれとは違うニュアンスがあって、「貴族にしてやる」っていう上から目線なのがひっかかります。
要するに、べつに何をしたというわけでなく、生まれたときから代々貴族の方々がいて、そこからの目線で「あなたは特別に才能もあるし、国に貢献もしたから私たちの仲間に入れてさしあげてもよくってよ」ってことですよね。最初から立ち位置が違うってことですよね。
しかも「一代」ってわざわざ断るところが……何回も言うようだけどせこい。。。
「けっ。おめー俺様を誰だと思ってんだよ。しゃらくせえ。そんなもんいらねえよ。そのへんの犬にでもくれてやんな」
とはロイド・ウェーバーは思わなかったんでしょうか。
まあ犬にやろうとは思わないでしょうけど。ソフトバンクの犬ならもらうかもしれないけどな。
「貴族」の仲間入りをすると、どんないいことがあるんだろう。
園遊会に出るとか……園遊会に出るとか……園遊会に出るとか……(私の想像はそこどまり)。
日本の庶民にははかりしれないメリットがあるのかもしれませんが、よくわかりません。
なんか「貴族」というものが、歴史やフィクションの世界にしか存在しないような感覚があるんで、現実で言われると逆に「うそくさい」という印象をもってしまうのかもしれません。
わかったのは「今でもそんなにありがたがられるものなんだ、貴族って」ということだけ。
イギリスの階級制度(特に上のほう)は非常に厳密で細かく、イギリス人でもほとんどの人はよくわからないらしいので、私がピンとこないのは当然ですが。
それにしてもロイド・ウェーバーがねぇ。
受けちゃいましたか、「一代年寄」を。
え、違う?
すいません。まだ疲れが抜けきっていないようです。
「ウーマン・イン・ホワイト」の感想をアップしようと思いましたが仕切りなおします。
もともとそんなに頻繁に更新しているブログではありませんでしたが、2ヶ月放置は我ながらひどいと思う。
なのに、いまだに定期的に覗いてくださっている皆さん、恐縮でございます m(_ _)m
なんかなかなか日常生活モードに戻れなかったんですが、今日、久しぶりに観劇してきました。
アンドリュー・ロイド・ウェーバーの新作ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」の初日です。
ロイド・ウェーバーって言えば、パンフ見て知ったんですが、彼が「サー」の称号を得た話は知ってたんだけど、さらにそのあと「一代貴族」の称号を得ていたんですね。
一代貴族って……なに?!

大相撲にも「一代年寄」ってのがありまして、本当は親方を名乗れる資格がある「年寄」の名跡には限りがあって、その「年寄株」を現役引退するまでに取得できなかったお相撲さんは廃業になってしまうんですよ(年寄になれれば相撲協会に残れて定年まで給料がもらえる)。
で、それを少しでも緩和するためにできたのが「一代年寄」。
たしか横綱を一定期間つとめて相撲協会に貢献したと思われる力士に与えられるんですよね。これがあれば自分の部屋も開けます。でも一代限定なので、後継者にその名跡を譲ることはできない。かくして名跡が無制限に増えることはない。うまく考えたものです。
でもなんかせこい。。。
横綱までいったならそのくらい与えられて当然でしょう。大関でも一定期間以上つとめたならやってもいいくらいだよ。どうせ一代だけならもっと奮発しろよ。
という話はおいといて。
「一代年寄」のメリットはわかるんですよ。定年まで給料くれるのは大きいからね。
でも「一代貴族」のメリットって???
ロイド・ウェーバーは充分億万長者だと思うし、世の尊敬も集めていると思うし、そうなると単に「名誉」ですよね。
いや、「単に」っていうのは失礼ですね。すみません。
べつに「名誉」が無意味だって言ってるわけじゃなくて、日本にも「叙勲」ってありますし、なんか勲章もらうのが「名誉」だってことはわかるんですよ。
でも「一代貴族」ってそれとは違うニュアンスがあって、「貴族にしてやる」っていう上から目線なのがひっかかります。
要するに、べつに何をしたというわけでなく、生まれたときから代々貴族の方々がいて、そこからの目線で「あなたは特別に才能もあるし、国に貢献もしたから私たちの仲間に入れてさしあげてもよくってよ」ってことですよね。最初から立ち位置が違うってことですよね。
しかも「一代」ってわざわざ断るところが……何回も言うようだけどせこい。。。
「けっ。おめー俺様を誰だと思ってんだよ。しゃらくせえ。そんなもんいらねえよ。そのへんの犬にでもくれてやんな」
とはロイド・ウェーバーは思わなかったんでしょうか。
まあ犬にやろうとは思わないでしょうけど。ソフトバンクの犬ならもらうかもしれないけどな。
「貴族」の仲間入りをすると、どんないいことがあるんだろう。
園遊会に出るとか……園遊会に出るとか……園遊会に出るとか……(私の想像はそこどまり)。
日本の庶民にははかりしれないメリットがあるのかもしれませんが、よくわかりません。
なんか「貴族」というものが、歴史やフィクションの世界にしか存在しないような感覚があるんで、現実で言われると逆に「うそくさい」という印象をもってしまうのかもしれません。
わかったのは「今でもそんなにありがたがられるものなんだ、貴族って」ということだけ。
イギリスの階級制度(特に上のほう)は非常に厳密で細かく、イギリス人でもほとんどの人はよくわからないらしいので、私がピンとこないのは当然ですが。
それにしてもロイド・ウェーバーがねぇ。
受けちゃいましたか、「一代年寄」を。
え、違う?
すいません。まだ疲れが抜けきっていないようです。
「ウーマン・イン・ホワイト」の感想をアップしようと思いましたが仕切りなおします。
「LAN」と書いて「トラブル」と読みます
……誕生日でした(過去形)。
うちのMacは(つか、うちだけじゃないけど)、誕生日になると起動画面で「Happy Birthday!」と表示してくれます。
Windowsユーザーに言うと「それ、ウィルスだよ」と言われるんですが(笑)。
ここで「××歳の誕生日おめでとう!」とまで出ると過剰サービスですが、毎年律儀に表示してくれるとなんか嬉しいですね(←まんまとアップル戦略にやられてるやつ)。
というわけで、最後の「誤算」いきます。
この誤算の影響にカタがついたのがじつは誕生日の日。
いやー、大変でした(遠い眼)。
<誤算その3>
記憶力のよい皆さんなら、品川に引っ越したときにも通信環境を整えるのに苦労したという話はおぼえていらっしゃると思います(忘れた&知らない方は「ウォーターフロントからこんばんは」(2007/2/26の記事)を参照のこと)。
今回も、引っ越しの翌日にNTT工事(Bフレッツ)の予約を入れてあり、その時点で電話もネットも使えるようになる予定だったんですが、今までの経験上「なにかいやなことが起きそうな気がする」「なにか落とし穴がありそう」と疑心暗鬼になっておりました。
そしてその想像は見事に当たったのでした。
1階と2階でパソコンと電話(ともに「ひかり」)を使うことになっていたため、工事にあたっては壁の裏に線を這わせて家中をつなげられるようにといわゆる「宅内LAN」を計画していました。
その出入り口をどの部屋のどの部分につけるかについても散々チェックしました。
ところが、その日、工事にやってきた人はその出入り口を確認したとたん
「空っぽなんですけど」
と信じられないコメントを。。。
え? え? どういうこと??
最初は言ってる意味がよくわかんなかったんですが、どうやらハウスメーカーが引き渡し時にすでに済ませておくべき宅内LAN工事がまだ済んでなかったらしいのです。それが済んでないと、配線工事はできない…と。
あわててハウスメーカーの営業の人、および工事担当者に連絡したものの、お盆に入っていてつかまらない。会社に事情を話してようやくつかまえてもらったんですが、完全に「うっかりミス」だったようで「すいません」の連呼。「すぐに手配します」ってことで、とにかく2日後にLAN工事にきてもらうことに。
この日来てもらった工事の人は、結局することがなくてそのまま帰ることになりました。
2日後、LAN工事の人がきて、工事を済ませましたが、その人がやってくれるのはそこまで。
NTTの工事はあらためて電話で予約をとって来てもらってくれと言うので、しかたなくNTTに電話。そしたら来てくれるのはさらに4日後だというではないですか。
この頃になると、さすがに電話もネットも通じないという生活も限界に近づいており、こちらのストレスもマックスに。
会社がある人は、家放り出して会社に行けばなにもかも揃ってるだろうけど、家で仕事してる人間にとってはそうはいかないんだよ。
かろうじて携帯でしのいではいたけれど、普段あまり携帯を使わないため、携帯のアドレス帳にはほとんどデータが入ってないし、またそういうときに限って新しい仕事や、込み入ったトラブルがガンガン入ってくるしで、血管きれそうでした。
そして待ちに待った4日後の日。
NTTの人が来て配線工事をしてくれたのですが、ここでさらに信じられない発言が…。
ひかり電話にはひとつの回線で2番号使えるシステムがあって、うちも親と私で番号を分けることにしていたんですが、それがまた「べつの工事になる」っていうんですよ。
要するに、番号の振り分けをするルータがあって、2つ番号を使う場合は、それぞれケーブルで電話機までつながなきゃならないわけですが、それがひとつは2階で、もうひとつは1階でということになると、どうしてもどっちかはルータから遠く離れてしまうことになります。
その通り道をまた宅内に作ってやる工事が必要なので、それはNTTに電話して工事の予約をとってくれというんですね。
はあ?
ちょっと待ってよ。
なんでそれ最初に言ってくれないの?
私はさー、引っ越しの1ヶ月以上も前からNTTに何回も電話して、「ひかり電話なら、品川から杉並にもってきても番号が変わらないこと」「番号を2つ使いたいこと」「品川のマンションでは宅内LANは無理だけど、杉並は新築なので宅内LANができる。だから線が見えないようにつなぎたいこと」などについて散々説明して確認をとったよね。
最初のLAN工事が済んでなかったのはNTTの責任じゃないけど、そのあとの工事については「全部で何回かかる」とか、「この工事とこの工事はべつの日程になる」とか、最初に教えてくれればその時点でいっぺんに予約とることができたのに、なんでひとコマずつしか進めないわけ?
忙しさもピークのため、かなりムカムカしましたが、工事に来ている人に文句をいってもしかたないので、しかたなくまたNTTに電話。
「とにかくなるべく早く来て!」と頼んだのですが、こちらも毎日家にいずっぱりというわけにはいかないため、予定が合わず、なんだかんだで追加工事はさらに9日後に。
とりあえず、ネットと電話1回線(当然、親の電話が優先)は通じるようになったけど、9日は………長いよ……。
後日談。
9日後に工事にきた人に、「あのー、以前弟がうちにいたときに使っていたNTTの回線があそこの電線にひっかかったまま放置されてるんですけど、あれなんとかしてもらえませんか」と言ったら、「それはこちらでは勝手にはできかねます。NTTに電話して工事の予約を(以下同文)」という答えが……。
………もう放置のままでいいです。
一方、インターネットの設定のほうも案の定手間取り、またまたサポートのナビを頼る羽目に。
今回はわりとすぐに電話が通じたし、設定に失敗した原因もIDの入力ミスという非常に古典的なものだったので、まあそれはよかったんですが、今度はプロバイダのサポートから「マンションから一戸建てに変更になったという連絡がNTTからきていない。連絡するように伝えろ」と言われ、NTTにかけたら「それはこちらから言う筋合いのものではない。あんたから言え」と言われ、「引っ越し前にNTTにかけたときはこちらがすることはもう何もないからと言われたはず」と言ったら「それはなんという担当者だ」ときかれ、「はあ? つかそんな何ヶ月も前の電話に出た担当者の名前なんて記憶しとるかボケ!
」とぶちきれ、「もういい。あんたには頼まん。こっちが直接するから」と電話を切り、結局自分で手続きしました。
なんかもうこの日1日だけでかなり頭に血がのぼり、実際に血圧計で血圧測ってみたらいつもより30ポイントくらいあがってました。
やべー、まじで血管切れかかってたかも。
てなわけで、ネット不通状態は9日間におよび、自分の電話にいたっては引っ越し後16日たってようやく使えるようになった次第。
ネットも電話もアナログだった時代は、引っ越し後の通信環境ったってあっという間に整えられたものですが、環境が進化すればするほどハードルが多くなっていきますよね。
とはいうものの、今回のケースは「人災」によるところが大。
実際は、工事に来た人も、電話に出た人も、個人個人は全然感じ悪くないし、むしろ親切ですらあったんですよ。
なのに、全部ひっくるめてこれだけ不親切な印象を与えるっていうのがすごい。
個人が親切でも、システムが不親切じゃ意味ねえんだよ。
…ということを痛感した引っ越しでした。
うちのMacは(つか、うちだけじゃないけど)、誕生日になると起動画面で「Happy Birthday!」と表示してくれます。
Windowsユーザーに言うと「それ、ウィルスだよ」と言われるんですが(笑)。
ここで「××歳の誕生日おめでとう!」とまで出ると過剰サービスですが、毎年律儀に表示してくれるとなんか嬉しいですね(←まんまとアップル戦略にやられてるやつ)。
というわけで、最後の「誤算」いきます。
この誤算の影響にカタがついたのがじつは誕生日の日。
いやー、大変でした(遠い眼)。
<誤算その3>
記憶力のよい皆さんなら、品川に引っ越したときにも通信環境を整えるのに苦労したという話はおぼえていらっしゃると思います(忘れた&知らない方は「ウォーターフロントからこんばんは」(2007/2/26の記事)を参照のこと)。
今回も、引っ越しの翌日にNTT工事(Bフレッツ)の予約を入れてあり、その時点で電話もネットも使えるようになる予定だったんですが、今までの経験上「なにかいやなことが起きそうな気がする」「なにか落とし穴がありそう」と疑心暗鬼になっておりました。
そしてその想像は見事に当たったのでした。
1階と2階でパソコンと電話(ともに「ひかり」)を使うことになっていたため、工事にあたっては壁の裏に線を這わせて家中をつなげられるようにといわゆる「宅内LAN」を計画していました。
その出入り口をどの部屋のどの部分につけるかについても散々チェックしました。
ところが、その日、工事にやってきた人はその出入り口を確認したとたん
「空っぽなんですけど」
と信じられないコメントを。。。
え? え? どういうこと??

最初は言ってる意味がよくわかんなかったんですが、どうやらハウスメーカーが引き渡し時にすでに済ませておくべき宅内LAN工事がまだ済んでなかったらしいのです。それが済んでないと、配線工事はできない…と。
あわててハウスメーカーの営業の人、および工事担当者に連絡したものの、お盆に入っていてつかまらない。会社に事情を話してようやくつかまえてもらったんですが、完全に「うっかりミス」だったようで「すいません」の連呼。「すぐに手配します」ってことで、とにかく2日後にLAN工事にきてもらうことに。
この日来てもらった工事の人は、結局することがなくてそのまま帰ることになりました。
2日後、LAN工事の人がきて、工事を済ませましたが、その人がやってくれるのはそこまで。
NTTの工事はあらためて電話で予約をとって来てもらってくれと言うので、しかたなくNTTに電話。そしたら来てくれるのはさらに4日後だというではないですか。
この頃になると、さすがに電話もネットも通じないという生活も限界に近づいており、こちらのストレスもマックスに。
会社がある人は、家放り出して会社に行けばなにもかも揃ってるだろうけど、家で仕事してる人間にとってはそうはいかないんだよ。
かろうじて携帯でしのいではいたけれど、普段あまり携帯を使わないため、携帯のアドレス帳にはほとんどデータが入ってないし、またそういうときに限って新しい仕事や、込み入ったトラブルがガンガン入ってくるしで、血管きれそうでした。
そして待ちに待った4日後の日。
NTTの人が来て配線工事をしてくれたのですが、ここでさらに信じられない発言が…。
ひかり電話にはひとつの回線で2番号使えるシステムがあって、うちも親と私で番号を分けることにしていたんですが、それがまた「べつの工事になる」っていうんですよ。
要するに、番号の振り分けをするルータがあって、2つ番号を使う場合は、それぞれケーブルで電話機までつながなきゃならないわけですが、それがひとつは2階で、もうひとつは1階でということになると、どうしてもどっちかはルータから遠く離れてしまうことになります。
その通り道をまた宅内に作ってやる工事が必要なので、それはNTTに電話して工事の予約をとってくれというんですね。
はあ?
ちょっと待ってよ。

なんでそれ最初に言ってくれないの?
私はさー、引っ越しの1ヶ月以上も前からNTTに何回も電話して、「ひかり電話なら、品川から杉並にもってきても番号が変わらないこと」「番号を2つ使いたいこと」「品川のマンションでは宅内LANは無理だけど、杉並は新築なので宅内LANができる。だから線が見えないようにつなぎたいこと」などについて散々説明して確認をとったよね。
最初のLAN工事が済んでなかったのはNTTの責任じゃないけど、そのあとの工事については「全部で何回かかる」とか、「この工事とこの工事はべつの日程になる」とか、最初に教えてくれればその時点でいっぺんに予約とることができたのに、なんでひとコマずつしか進めないわけ?
忙しさもピークのため、かなりムカムカしましたが、工事に来ている人に文句をいってもしかたないので、しかたなくまたNTTに電話。
「とにかくなるべく早く来て!」と頼んだのですが、こちらも毎日家にいずっぱりというわけにはいかないため、予定が合わず、なんだかんだで追加工事はさらに9日後に。
とりあえず、ネットと電話1回線(当然、親の電話が優先)は通じるようになったけど、9日は………長いよ……。

後日談。
9日後に工事にきた人に、「あのー、以前弟がうちにいたときに使っていたNTTの回線があそこの電線にひっかかったまま放置されてるんですけど、あれなんとかしてもらえませんか」と言ったら、「それはこちらでは勝手にはできかねます。NTTに電話して工事の予約を(以下同文)」という答えが……。
………もう放置のままでいいです。

一方、インターネットの設定のほうも案の定手間取り、またまたサポートのナビを頼る羽目に。
今回はわりとすぐに電話が通じたし、設定に失敗した原因もIDの入力ミスという非常に古典的なものだったので、まあそれはよかったんですが、今度はプロバイダのサポートから「マンションから一戸建てに変更になったという連絡がNTTからきていない。連絡するように伝えろ」と言われ、NTTにかけたら「それはこちらから言う筋合いのものではない。あんたから言え」と言われ、「引っ越し前にNTTにかけたときはこちらがすることはもう何もないからと言われたはず」と言ったら「それはなんという担当者だ」ときかれ、「はあ? つかそんな何ヶ月も前の電話に出た担当者の名前なんて記憶しとるかボケ!


なんかもうこの日1日だけでかなり頭に血がのぼり、実際に血圧計で血圧測ってみたらいつもより30ポイントくらいあがってました。

やべー、まじで血管切れかかってたかも。
てなわけで、ネット不通状態は9日間におよび、自分の電話にいたっては引っ越し後16日たってようやく使えるようになった次第。

ネットも電話もアナログだった時代は、引っ越し後の通信環境ったってあっという間に整えられたものですが、環境が進化すればするほどハードルが多くなっていきますよね。
とはいうものの、今回のケースは「人災」によるところが大。
実際は、工事に来た人も、電話に出た人も、個人個人は全然感じ悪くないし、むしろ親切ですらあったんですよ。
なのに、全部ひっくるめてこれだけ不親切な印象を与えるっていうのがすごい。
個人が親切でも、システムが不親切じゃ意味ねえんだよ。
…ということを痛感した引っ越しでした。
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「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
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