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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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初カウンセリング体験

 秋頃から、新書の取材のため、複数のカウンセラーの話を何回も聞いています。
 おもに「うつ状態」にある人からかかってくる電話に対応する産業カウンセラーの方々です。
 最初、仕事がきたときは、「ふーん、うつって今増えてるらしいし、企業も社員のメンタルヘルスにこんなに神経を遣う世の中なんだ」という程度の関心でした。
 ところが、話をきいているうちに、だんだん「こりゃあ他人事じゃないよ」という気分になってきました。
 なんか、マジで聞けば聞くほど自分があてはまるような気がして…。

 というと、「そりゃ『家庭の医学』とか読むと、そこにのってる病気がことごとく自分にあてはまってるような暗示にかかっちゃうのと同じだよ」と言われるかもしれませんが、私の場合、身におぼえがないわけじゃなく、なってもおかしくない出来事をあきらかにずっと抱えているので、そう簡単に「気のせい」とは思えないのです。
 しかも「うつ」の初期症状はどれも「よくある不定愁訴」ばかりなので、気づくのにもけっこう知識がいるらしい。

 カウンセラーの人の話で印象に残ったのは、「うつは『こころの病気』じゃなくて『からだの病気』と考えるべき。『こころの病気』などという表現をするからえたいのしれない病気だと思われたり、こころの弱い人がなるなんて誤解を招くんです」という話。
 なるほど。血液検査で数値に出るというわけではないので、「からだの病気」とは認知されにくいかもしれないけど、たしかに“脳の神経伝達物質が不足して起こる状態”という因果関係もはっきりしているわけだし、身体症状をともなう以上、それはりっぱな「からだの病気」といえますよね。

 で、「なんか、私、やばいかも〜」と担当編集のSさんに「あてはまる部分」を話したら、「俺も昔薬飲んでたことあるけど、その精神状態は自分のときとそっくりだ。危ないよ」と言われてしまい、ますます心配になり、思い切ってカウンセラーの方に相談してみたんですよ。
 そしたら、一番ベテランのカウンセラーの方が、最後の取材が終わったあとに時間をとって話をきいてくださったんですね。

 正直、向こうはやりにくかったと思います。
 だって、取材の中でカウンセリングの方法とか、「こういうときにはこうする」みたいなノウハウ的なことをこっちは散々その人から聞いちゃってるんだもん。
 たとえば、カウンセラーの基本として、「相手の感情に巻き込まれたらNG」ってのがあるんですね。
 相手の話に情を動かしすぎると一緒に不安定になってしまうので、必ず距離を保たなきゃいけない。
 といって「突き放された」と思われてもいけないので、あくまでも「寄り添う」というスタンスでひたすら話をきき、理解するようにつとめる。
 その後、近すぎて自分自身では見えなくなってしまっている事柄を、ひとつひとつ分類し、整理し、何が一番自分にとって望ましい形なのかを気づかせる手伝いをする。
 「こうしなさい」とアドバイスをするのは押しつけになるのでダメ。
 自分の経験値で話を評価するのもダメ。
 説教は論外。

 簡単にいうとそんな感じなんですが、たしかに話をきいてもらったとき、「一般的な他人が話を聴くときの聴き方とはまったく違う」ということを体感し、「取材で話していた内容の実践編」を見せられているような気分でした。
 なにがどう違うのかって、説明するのは難しいんですが、時々さしはさまれる「そんなに長い間苦しんでたのね」「それは腹がたって当然ね」「つらかったね」といった“声かけ”がビミョーに不自然で……。といったら失礼なんですが、こういうセリフって一般の聴き手はなかなかさらっと口にできないじゃないですか。言うほうも言われるほうもこっぱずかしいっていうか。
 でもカウンセラーさんは(この方独自のやり方なのかもしれませんが)、すごーく簡単にするするこういうセリフが出てくるんですよ。もう5分に1回は必ずこういう合いの手を入れるって決めてるみたいに、口をついて出てくる。その自然さが逆に不自然に感じたのかもしれません。

 また、よく見ていると「相手の話に溺れすぎないように、距離を意識的にとったうえで、適度に感情を込めている」というのがはっきりわかるんです。
 たとえば、普通だったら相手が絶句してしまうような重いことを言っても、逆にすっごくどうでもいい軽いことを言っても常に「中立的な同じテンション」で反応する。一言でいえば絶対に動じないの。
 これってすごいことですよ。普通、重いことを言われれば「重いな」という顔をしちゃうし、軽いことを言われれば「軽いな」という顔をしちゃうのが人間じゃないですか。
 でもそれはすでに「重い」「軽い」という判断を聴き手がしちゃってるってことなんですよね。
 カウンセラーはそういう評価もしちゃいけないんだな、と話しててあらためて思いました。

 で、結局、話の内容としては、ほんとに「静かに聴く」っていうのが基本で、特にすごいハッとさせられることを言われるわけでもなく、こちらとしても警戒心が解けないまま緊張してしゃべっているので「話してスッキリ!」というほどはっきりしたカタルシスが得られたわけでもなく、終わったときは正直「こんなものか…」と思ったんですよ。

 ところが!
 ここから先が重要な部分なんですが、カウンセリング受けてから家に帰るまでの間に、あきらかに変化があったんです。
 ほんとに不思議なんですけど、最後の取材の数日前くらいからものすごく体調が悪くなって、風邪のような具体的な症状があるわけじゃないのに、とにかく体全体がつらくてつらくて起きているだけでしんどいくらいだったのに(正直なところ、取材している間もかなりギリギリの状態でした)、カウンセリングを受けたあと、気がついたらその症状がスッと消えてたんですよね。
 と、同時に、体のどこかでずっと感じていた重い荷物の感覚が「あ、荷物減ってる」と実感できるくらい軽くなったんです。
 よく「肩の荷をおろす」とか「気が重い」とかいう表現をしますが、「ああ、これ、比喩じゃなくてほんとにそのままだ」と思いました。

 「こんなものか」と頭では思ってたけど、実際、からだの方は素直に反応してたのかもしれません。
 というような話を今日、行きつけの鍼灸師さんに言ったら「そりゃそうですよ。こう言ったらなんですけど、唐沢さん、自分の体に鈍感すぎます。初めてここきたとき、『こんなにひどい状態なのになんで平気なんだろう』って思いましたもん。体は正直なんですから、もっと耳を傾けないとダメですよ」と言われました。
 いや、私、体はいたわってるほうなんですけどね。でも、そういう意味じゃないみたい。
 脳主導じゃなく、たまには体主導になってみなさいっていう意味なんだと思います。

 うつかどうかの診断はドクターでないとできないですし、1回のカウンセリングでどうにかなるものではないと思いますが、とりあえず、初めてのカウンセリング体験はなかなか神秘的でした。

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TV三昧のお正月

 あけましておめでとうございます。
 皆様、どんなお正月をお過ごしでしたか?
 「古伊万里★新伊万里」も早いもので3周年を迎えました。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 今年は、新居で迎える初のお正月ということで、年末年始はほとんど家にこもりきりでした。
 そのせいもあって、今回はけっこうTVを見た気がします。
 まずは全日本フィギュアに始まって、29日に「吉原炎上」、30日に「武士の一分」、31日に「オールスター社交ダンスフェスティバル/シャル・ウィ・ダンス?」と紅白の一部、3日に「古代ローマ1000年史」、そして今日4日に「のだめカンタービレinヨーロッパ第1夜」。

 「のだめ〜」はなんか続編やらないほうがよかった気が…。
 お金はかかってるんだろうけど、内容的には2時間半もやったわりには薄く感じました(まだ後半が残ってますが)。
 せっかく新キャラいっぱい出てきたのにみんなほとんど生かされてないし。
 過去の映像に頼りすぎだし。
 あと、1年で玉木くん老けましたね。。。(笑)
 本編のときもすでに20代後半に入ってるのに大学生役でビミョーだったけど、今回はさらに……うーん、22には見えない……かも。
 いや、かっこいいし、キャラはおもしろいし、いいんですけど、ただ年齢設定だけがどうしても気になります。
 
 「吉原炎上」は、話の構成はよくできてたと思いましたが、観月ありさがあまりにも健康的すぎて苦界に身をおとした悲惨さがまったく伝わってこないのが致命的でした。病気とか絶対にうつらなさそう(笑)。しゃべり方が妙にパキパキしてるのも気になったなー。
 なんというか、全体的に遊郭の女たちがどうしようもなく「現代人」っぽすぎて違和感が…。どの子もお人形さんみたいなんですよね。その時代の質感っていうんでしょうか。そういうものが薄すぎて入り込めませんでした。映画はそのへんもっとこだわりをもって描かれてるんでしょうが。
 男たちにとってはディズニーじゃないけど「現実を忘れさせてくれる夢の世界」なんだろうから、もう少しそれなりの非日常的な演出っていうのもあっていいんじゃなかろうか。現実の女とは対照的な存在っていう意味で。
 あと、幼なじみに裏切られたことがヒロインの「遊郭で生きていく覚悟」を決めさせる出来事になるわけですが、この幼なじみがチョー開き直り早くて、これはあんまりじゃないかという点だけがひっかかりました。
 観月に「早くここを出て一緒になろうね」とか言っておいて、じつは妻子がいることが発覚するんですよ。それがバレたときの反応が、「それがなにか?」って感じで全然動じないんですよ。いくらなんでもひどすぎでしょう。ていうか、何考えてんのかわからない。
 ただの客ならそういうこともあるかもしれないけど、一応、吉原に売られる前にはお互いにいい雰囲気だった間柄なんですよ。で、彼女が親の借金のかたに吉原に売られたことを知って遊郭に会いにいくんですよ。それで優しいこと言うんですよ。
 家庭を壊す気はないにしても、彼女に執着がないならわざわざ通ったりしないと思うんですが、そのわりにはバレたときの態度が冷たくて、なんの言い訳もしないっていうのが不思議。
 むしろ、おたおたしちゃって、必死に言い訳するんだけど、奥さんのほうが見下したような態度をとったんで、それがショックで「もう男なんてあてにしない」……ってなるほうがわかりやすいし、それなら彼の行動もわからなくはないんですが。
 あと、花魁言葉は「お国訛り」を隠すための造語だという話をきいたことがありますが、普段の花魁たちが誰も訛ってないのも不自然な気がしました。
 やりすぎてもわかりにくくなるので、とことん忠実にする必要はないと思いますけど、まったくないっていうのも気になるんですよね。

 「武士の一分」はそういう意味で「時代ものらしさ」はあって落ち着いて観てられたんですが、正直なところ「武士の一分」ってなに?という疑問が最後まで残りました。
 これまた、妻の口からレイプの事実をきかされたとたん、即妻を追い出すっていうのが「それってひどすぎるんじゃないの?」とひっかかったんですよね。
 だって、その妻、実家もないし、行くところもないのに、夜中にたたきだされちゃうんですよ。
 その場は黙って耐え、考えに考えた末に「相手と刺し違えてもいい」という「死ぬ覚悟」を決め、その結果「そのためには残される妻がかわいそう」だから「わざと離縁する」っていうのならまだわかるんですよ。いわゆる「相手を思うがゆえの愛想づかし」っていう芝居ですね。
 でも、その場ですぐにっていうのがいかにも感情的で自己中心的な印象を与えるんですよ。そのため、そのあとにいくら復讐をとげようと、妻を「かわいそう」だと言っても、感情移入できないの。「じゃあなぜ追い出したんだよ」って思っちゃって。
 あるいは、「発覚したからにはもうここにはいられない。成敗してくれないのなら出ていく」と妻のほうから出ていくのならまだわかるんだけど。
 最後は戻ってきてハッピーエンドなんだけど、その一点がひっかかって素直に喜べませんでした。

 …と、なんとなくドラマ(映画)のほうは釈然としないものが多かったのですが、意外な拾いものが「古代ローマ1000年史」。
 正直、見る前は「世界不思議発見」みたいなノリなのかと思って、「あれを4時間半やられてもなー」とやや辟易気味だったんですが、意表をついてメインとなっていたのは塩野七生の「ローマ人の物語」をもとにした「再現ドラマ」。それもBBCが制作協力したという、大河ドラマもびっくりのスケールの大きさ。
 ドラマの中身もわかりやすく、かつおもしろくて、見せ方にも工夫があり、一気に4時間半見きってしまいました。なによりも、「現代日本社会」との共通性という視点から語られているのがよかったですね。
 この手の「歴史ミステリーもの」は巷に溢れていますが、その中でもかなり見応えのあるほうだったと思います。
 「ローマ人の物語」は全15巻ということであまりのボリュームに敬遠していましたが、これを見たらたしかにちょっと読んでみたい気がするかも。
 世界史の教科書に出てくる「点」でしか認識していなかったいくつもの固有名詞が、再現ドラマによって「線」で結ばれ、立体化されていくさまはまさにスリリングで、「歴史」の醍醐味を感じました。

 来週からはいよいよ新ドラマが続々とスタートしますが、ノンフィクションの強さに負けないようなフィクションに出会いたいものです。

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メモリーズ・オブ・品川

 今年最後の投稿です。
 何を書こうかと迷いましたが、タイトルの通り、品川のことを書いてしめくくろうと思います。
 すでにブログ上でもご報告しております通り、2月から8月まで、半年間限定でしたが、「家の建て替えのための仮住まい」という形で品川でマンション暮らしをしました。
 引っ越しをするのも初めてなら、マンション暮らしをするのも初めて。ということで、品川生活が始まったらいろいろと近況報告をしようと思っていたのに、なんだかんだと慌ただしくて、結局そのままになってしまいました。
 これを逃すともう書く機会を逸してしまいそうなので、今年最後のこの日、2007年の最大トピックとして、品川生活の思い出を画像とともにふりかえってみようと思います。

 品川からこちらに戻ってはや4ヶ月たちますが、なんかすでに「懐かしいなー」という気分です(もちろん、その間、乗り換えを除き、一度も品川に降りたことはないです)。
 私が仮住まいしていたのは、港南口エリアにあるマンションの最上階(14階)です。
 ざっくり言うと、港南口っていうのは海側、ちょっと前までは運河と倉庫しかなかったところですが、ご存じの通り、最近は再開発されて高層マンションや高層オフィスビルがどんどん建つようになってきました。
 駅構内も、古くからある高輪口(プリンスホテルとかあるほう)と、港南口とではまったく趣が違って、高輪口から見る品川駅はなんとなくのんびりとしてのどかな感じに見えるのに、港南口から見る品川駅は「ここはニューヨークか?!」っていうくらいおしゃれで洗練された雰囲気です(ニューヨーク行ったことないけど)。

 最初のうちはこの品川駅の巨大さに圧倒され、探検しようと構内をウロウロしてたんですが、とにかくあまりにも人が多いので疲れてしまい、やがてべつのエリアに足が向くようになりました。そのエリアとは……「天王洲アイル」です。
 住んでたマンションは、品川から海方向に向かって15分ほど歩いた場所にあったんですが、天王洲アイルまでもちょうどそのくらいの距離だということにまもなく気づいた私たち家族は、天王洲の運河によくお散歩に行くようになりました。
 今年の夏はかなり暑かったけど、海沿いのせいか、マンションの周辺は都内の他の場所よりも幾分涼しかったような気がします。
 特に夕方からのお散歩はとっても気持ちいい!(ちなみに両親は天王洲がたいそう気に入ってよくお散歩してましたが、杉並に戻ったら「散歩してもつまらん」とすっかり出不精になってます)
 中でもよく行ったのがこの店。「T.Y.Harbor Brewery」です。

 


 よく行ったといっても、友だちが遊びに来たときに案内するという程度ですが。
 倉庫を改造して造ったというカリフォルニア料理のレストランで、名前の通りブルワリー(醸造所)を兼ねているので地ビールが飲めます。
 元倉庫なので天井が高くて、ウエィティングエリアではそれこそちょっとしたニューヨーク気分が味わえます。ニューヨーク行ったことないけど(くどい!)、でも外国人客も多くて多国籍な雰囲気です。
 そして……なんといってもお勧めなのは運河に面したオープンエアのテラス席!
 昼も気持ちいいし、夜は夜で雰囲気最高!
 特に土曜は運河を周遊する屋形船が「ディズニーランドのアトラクションの乗り物か?!」っていうくらい数珠つなぎに目の前を運行していき、風情もアップします(まあ、屋形船が登場する時点でニューヨーク気分はふっとんでしまうのですが)。
 お料理も、カリフォルニア料理なのでボリュームありますが、おいしいです(シーザーサラダははずせません)。品川滞在中、何人かの友人知人をお連れしましたが、いずれも好評でした。
 品川最後の夜も家族でこの店で「最後の晩餐」を楽しみました。
 まあ、べつにこの世の果てってわけじゃないですし、杉並に移ったからといって行けなくなるわけではないのですが、やっぱりなかなかわざわざは行かないエリアですね。
 かなりの人気店なので行かれるときは必ず予約をしたほうがいいです(テラスに座りたいのならよけいに)。特に夏の人気はすごいので、夏以外が穴場かな。
 この店自体、よくTVのお店紹介などに登場しますが、周辺もドラマのロケによく使われるようです。この時期、ドラマを見ていて何度「あれ、この橋ってあそこじゃん!」という場面を目撃したことか…。

 思い出の2番目は「お台場」。
 ブログでも紹介しましたが、こっちに来るまで「お台場」って行ったことなかったし、それほど興味もなかったんですが、これまた思った以上にマンションから近かったので、「夕方に思い立って夕日を見にお台場へGO!」なんて贅沢なこともできました。
 で、初めて知ったんですが、お台場ってもっぱら混んでるのは昼間なんですね。
 夜になると「え?」っていうくらい人が少なくなってびっくり。
 下(↓)の夜景は、フジテレビの中にある中華屋さんから撮ったもの。
 客が………見渡す限り誰もいなくて、こんな夜景を独り占めでした。
 特にバカ高いわけじゃないんですけどね(さすがに個室と花火シーズンはぼられるようですが)。



 ちなみに、うちのマンションのリビングから乗り出すとかろうじてフジテレビの本社ビルが見えました。



 思い出の3番目は「花火」。
 ちょうど品川をひきあげる10日前くらいに「東京湾華火大会」があったのですが、幸運にもマンションから鑑賞することができました。
 うちの部屋は駅側だったので、海はほとんど見えなかったのですが、レインボーブリッジが正面にでかでかと見える部屋があって、そこから見させてもらいました。
 いやー、すごかった。ほんとVIP席でしたよ。こんな状況で花火見られるなんて経験、あとにも先にもないだろうな。
 しかし、この景色で反対側と家賃同じはないよね〜。



 思い出の4番目は、「マンションからの夜景」。
 なんか「夜」がらみの思い出ばかりですが(笑)、やっぱりマンションといえば夜景です。
 一戸建てに住んでいたときに比べて、空が見える割合が大きいので、天候の変化なども刻一刻と変わっていくのがわかって楽しかったですね。
 あと、高層だと外から見られる心配がないので、けっこう開放的でした。
 夜、電気を消してジャズをかけると雰囲気満点。これまた、杉並に戻ってからはパッタリ聴かなくなりました。電気を消したら寝るだけって感じで(笑)。

 


 以下は、私の部屋から見えた景色。
 部屋の広さは今の半分以下しかなかったけど、夜景はほんとにきれいでした(何度トライしても夜景はうまく撮れませんでしたが)。



 


 番外は品川駅構内で売っている「ずんだ生クリーム大福」。
 品川駅構内にはあらゆる種類のスウィーツが山ほど売られていて、非常に危険なゾーン(笑)だったのですが、私のお気に入りはこれ。



 ずんだは仙台の名産で、枝豆をすりつぶした餡。「ずんだ餅」が有名ですが、これはずんだを生クリームで包んだちょっと洋風風味の大福です。
 ずんだの成分は枝豆なので、ほんとは夏季限定の食べ物なのですが、最近は冷凍できるためか、この店も1年中売ってます。

 以上、品川の思い出の数々でした。
 なんか今思うと、「非日常」だったな、品川。
 長期休暇をとってリゾートマンションで生活してきた気分。荷物も少なくて身軽だったし。
 外食が多いのも、まわりを探索してまわるのも、リゾート気分だから自然にできたんで、杉並に戻ったら急にひきこもりっぽくなりました。ひきこもりが本来の現実ってことか。
 ともあれ、半年くらいだと物珍しさが勝ったまま終われるんで(多少不便なことがあっても)いい思い出しか残らないのかもしれないなー。

 新居で迎える初めての年末年始。
 これでようやく家の解体から始まった一連の行程が幕を閉じたような気がします。
 嵐のように大変な1年だったけど、なんとか無事に終わりました。
 皆様、どうぞ良いお年を!

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カウンタ

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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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