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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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メモリーズ・オブ・品川

 今年最後の投稿です。
 何を書こうかと迷いましたが、タイトルの通り、品川のことを書いてしめくくろうと思います。
 すでにブログ上でもご報告しております通り、2月から8月まで、半年間限定でしたが、「家の建て替えのための仮住まい」という形で品川でマンション暮らしをしました。
 引っ越しをするのも初めてなら、マンション暮らしをするのも初めて。ということで、品川生活が始まったらいろいろと近況報告をしようと思っていたのに、なんだかんだと慌ただしくて、結局そのままになってしまいました。
 これを逃すともう書く機会を逸してしまいそうなので、今年最後のこの日、2007年の最大トピックとして、品川生活の思い出を画像とともにふりかえってみようと思います。

 品川からこちらに戻ってはや4ヶ月たちますが、なんかすでに「懐かしいなー」という気分です(もちろん、その間、乗り換えを除き、一度も品川に降りたことはないです)。
 私が仮住まいしていたのは、港南口エリアにあるマンションの最上階(14階)です。
 ざっくり言うと、港南口っていうのは海側、ちょっと前までは運河と倉庫しかなかったところですが、ご存じの通り、最近は再開発されて高層マンションや高層オフィスビルがどんどん建つようになってきました。
 駅構内も、古くからある高輪口(プリンスホテルとかあるほう)と、港南口とではまったく趣が違って、高輪口から見る品川駅はなんとなくのんびりとしてのどかな感じに見えるのに、港南口から見る品川駅は「ここはニューヨークか?!」っていうくらいおしゃれで洗練された雰囲気です(ニューヨーク行ったことないけど)。

 最初のうちはこの品川駅の巨大さに圧倒され、探検しようと構内をウロウロしてたんですが、とにかくあまりにも人が多いので疲れてしまい、やがてべつのエリアに足が向くようになりました。そのエリアとは……「天王洲アイル」です。
 住んでたマンションは、品川から海方向に向かって15分ほど歩いた場所にあったんですが、天王洲アイルまでもちょうどそのくらいの距離だということにまもなく気づいた私たち家族は、天王洲の運河によくお散歩に行くようになりました。
 今年の夏はかなり暑かったけど、海沿いのせいか、マンションの周辺は都内の他の場所よりも幾分涼しかったような気がします。
 特に夕方からのお散歩はとっても気持ちいい!(ちなみに両親は天王洲がたいそう気に入ってよくお散歩してましたが、杉並に戻ったら「散歩してもつまらん」とすっかり出不精になってます)
 中でもよく行ったのがこの店。「T.Y.Harbor Brewery」です。

 


 よく行ったといっても、友だちが遊びに来たときに案内するという程度ですが。
 倉庫を改造して造ったというカリフォルニア料理のレストランで、名前の通りブルワリー(醸造所)を兼ねているので地ビールが飲めます。
 元倉庫なので天井が高くて、ウエィティングエリアではそれこそちょっとしたニューヨーク気分が味わえます。ニューヨーク行ったことないけど(くどい!)、でも外国人客も多くて多国籍な雰囲気です。
 そして……なんといってもお勧めなのは運河に面したオープンエアのテラス席!
 昼も気持ちいいし、夜は夜で雰囲気最高!
 特に土曜は運河を周遊する屋形船が「ディズニーランドのアトラクションの乗り物か?!」っていうくらい数珠つなぎに目の前を運行していき、風情もアップします(まあ、屋形船が登場する時点でニューヨーク気分はふっとんでしまうのですが)。
 お料理も、カリフォルニア料理なのでボリュームありますが、おいしいです(シーザーサラダははずせません)。品川滞在中、何人かの友人知人をお連れしましたが、いずれも好評でした。
 品川最後の夜も家族でこの店で「最後の晩餐」を楽しみました。
 まあ、べつにこの世の果てってわけじゃないですし、杉並に移ったからといって行けなくなるわけではないのですが、やっぱりなかなかわざわざは行かないエリアですね。
 かなりの人気店なので行かれるときは必ず予約をしたほうがいいです(テラスに座りたいのならよけいに)。特に夏の人気はすごいので、夏以外が穴場かな。
 この店自体、よくTVのお店紹介などに登場しますが、周辺もドラマのロケによく使われるようです。この時期、ドラマを見ていて何度「あれ、この橋ってあそこじゃん!」という場面を目撃したことか…。

 思い出の2番目は「お台場」。
 ブログでも紹介しましたが、こっちに来るまで「お台場」って行ったことなかったし、それほど興味もなかったんですが、これまた思った以上にマンションから近かったので、「夕方に思い立って夕日を見にお台場へGO!」なんて贅沢なこともできました。
 で、初めて知ったんですが、お台場ってもっぱら混んでるのは昼間なんですね。
 夜になると「え?」っていうくらい人が少なくなってびっくり。
 下(↓)の夜景は、フジテレビの中にある中華屋さんから撮ったもの。
 客が………見渡す限り誰もいなくて、こんな夜景を独り占めでした。
 特にバカ高いわけじゃないんですけどね(さすがに個室と花火シーズンはぼられるようですが)。



 ちなみに、うちのマンションのリビングから乗り出すとかろうじてフジテレビの本社ビルが見えました。



 思い出の3番目は「花火」。
 ちょうど品川をひきあげる10日前くらいに「東京湾華火大会」があったのですが、幸運にもマンションから鑑賞することができました。
 うちの部屋は駅側だったので、海はほとんど見えなかったのですが、レインボーブリッジが正面にでかでかと見える部屋があって、そこから見させてもらいました。
 いやー、すごかった。ほんとVIP席でしたよ。こんな状況で花火見られるなんて経験、あとにも先にもないだろうな。
 しかし、この景色で反対側と家賃同じはないよね〜。



 思い出の4番目は、「マンションからの夜景」。
 なんか「夜」がらみの思い出ばかりですが(笑)、やっぱりマンションといえば夜景です。
 一戸建てに住んでいたときに比べて、空が見える割合が大きいので、天候の変化なども刻一刻と変わっていくのがわかって楽しかったですね。
 あと、高層だと外から見られる心配がないので、けっこう開放的でした。
 夜、電気を消してジャズをかけると雰囲気満点。これまた、杉並に戻ってからはパッタリ聴かなくなりました。電気を消したら寝るだけって感じで(笑)。

 


 以下は、私の部屋から見えた景色。
 部屋の広さは今の半分以下しかなかったけど、夜景はほんとにきれいでした(何度トライしても夜景はうまく撮れませんでしたが)。



 


 番外は品川駅構内で売っている「ずんだ生クリーム大福」。
 品川駅構内にはあらゆる種類のスウィーツが山ほど売られていて、非常に危険なゾーン(笑)だったのですが、私のお気に入りはこれ。



 ずんだは仙台の名産で、枝豆をすりつぶした餡。「ずんだ餅」が有名ですが、これはずんだを生クリームで包んだちょっと洋風風味の大福です。
 ずんだの成分は枝豆なので、ほんとは夏季限定の食べ物なのですが、最近は冷凍できるためか、この店も1年中売ってます。

 以上、品川の思い出の数々でした。
 なんか今思うと、「非日常」だったな、品川。
 長期休暇をとってリゾートマンションで生活してきた気分。荷物も少なくて身軽だったし。
 外食が多いのも、まわりを探索してまわるのも、リゾート気分だから自然にできたんで、杉並に戻ったら急にひきこもりっぽくなりました。ひきこもりが本来の現実ってことか。
 ともあれ、半年くらいだと物珍しさが勝ったまま終われるんで(多少不便なことがあっても)いい思い出しか残らないのかもしれないなー。

 新居で迎える初めての年末年始。
 これでようやく家の解体から始まった一連の行程が幕を閉じたような気がします。
 嵐のように大変な1年だったけど、なんとか無事に終わりました。
 皆様、どうぞ良いお年を!

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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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