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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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家紋とハナショウブ

 俗に12月を「師走」と言いますが、私にとっては6月が「師走」でした。
 6月、早すぎ!
 なんでもう7月なんだ。
 と思ったらもう7月も後半だし!
 梅雨明けしてるし!
 体調が悪かったこともあるんだと思いますが、なんだか恐ろしい勢いで月日が過ぎていきます。

 久々の更新になりますが、3月29日に書いた「皇居東御苑ウォッチング」という記事の中で予告した通り、「ハナショウブ」を観に先月再び東御苑を訪ねてきたので、今日はそのときのことを書きます。
 今回は、せっかくなので事前に「皇居参観」の申込みをし、午前中に皇居を見学、ランチをとってから午後に東御苑を訪れることにしました。
 まずは皇居参観のお話から。

 皇居といっても建物の内部を見られるわけではありません。
 桔梗門からスタートし、宮内庁庁舎の前を通って宮殿東庭へ。そこから二重橋を渡り、Uターンして帰りは宮内庁庁舎の裏側の山下通りを通って元の場所に戻ってくるというコースで、職員に連れられてすべて徒歩で見学します。
 最初に窓明館と呼ばれる休憩所に入り、簡単に皇居についての説明ビデオを見ます。
 ここには「売店」があり、各種記念品を販売しているんですが、せっかくの機会なのでなにかひとつ記念品を……と思い、菊紋の入った万古焼のカップを購入しました(1000円也)。


 菊紋は言うまでもなく皇室の家紋ですが、花弁が16ある「十六八重表菊」が正式なもの。このカップについている菊紋は数えてみると12しかありません。
 バッタ品??ということではなくて(笑)、さすがに天皇家の御紋ともなると、むやみに印刷したり、不特定多数の一般庶民にばらまくわけにはいかないんですね。
 特に「十六八重表菊」は天皇家がプライベートで使うものですから、使える方々は著しく限定されています。
 というわけで、一般人が菊紋を使うときは、花弁の数を減らした(増やすのはまずいよね)ナンチャッテ菊紋を使うのが普通。
 なにかの機会で天皇家からプレゼント(御下賜品)とかお土産などをいただくことがあったときには、「十六八重表菊」が燦然と輝く記念品を手にすることができるでしょう。
 まあ1000円出せば誰でも買えるカップには「十六八重表菊」はつけられないってことです。
 ところで、今回私はひとつ勉強してしまいました。
 これはカップを買った売店でもらった領収書です。


 宮内庁に生協があるんだ!ということではなくて(笑)、見てほしいのは印刷された紋です。
 正直なところ、私は今まで家紋なんてまるで興味がなかったんで、「天皇家の家紋=菊の御紋」っていうくらいのアバウトな知識しかなかったんですが、ふとこのレシートを見て疑問が……。
 これって巷でよく見かける「桐紋」だよね。天皇家と関係あるの?
 で、調べてみたところ、おおありだということがわかりました。

 じつは皇室では、菊紋の他にもうひとつサブとして使っている紋があって、それが「桐紋」なのだそうです。
 菊紋がプライベート(内輪)で使う紋だとすると、この「桐紋」はオフィシャルな場で使う紋。
 ちなみに「桐紋」にもいろいろありますが、皇室で使っている「桐紋」は花の数が左から「5・7・5」の順で並ぶ「五七桐(ごしちぎり)」。
 これは「十六八重表菊」のように皇室限定の紋ではありませんが、一般的に普及しているのは「3・5・3」の順で並ぶ「五三桐(ごさんぎり)」のほうです。

 それにしても、限定でないとはいうものの、「桐紋」はあまりにもポピュラーな紋。なぜそんな紋を皇室が?という疑問に思ったのですが、これは発想が逆でした。
 「桐紋」は政治的な道具として使われてきたという経緯があり、天皇家では昔から政治的貢献度の高い武将などに「ご褒美」としてこの「桐紋」を与えたのだそうです。
 なにしろ天皇家と同じ紋が使えるんですから与えられたほうも大喜びです。で、自分たちもそのまた家臣たちを手なずけるための餌として「桐紋」を使い、「桐紋」は乱発されすぎて徐々にありがたみがなくなってきたようです。

 この「桐紋フィーバー」に終止符を打ったのは、皇居が江戸城と呼ばれていた頃の住人である「徳川家」でした。
 天皇家は徳川家康にも「桐紋」を与えようとしたのですが、家康は「うちにはうちの家紋があるのでどうぞお気遣いなく」とこれを慇懃に断ったのだそうです。
 というのも、家康は大の秀吉嫌い。秀吉もまた「桐紋」を与えられた一人なのですが、成り上がり者が有頂天になって「桐紋」を使いまくっていた姿に嫌悪感を覚えたのか、秀吉と同じ紋を使うなんてまっぴらと思ったのか、ネズミ講式に増えていった「桐紋」に価値を感じなくなったのか、とにかく家康は「桐紋」を拒否したのです。
 断られた天皇家はそれがよほどショックだったんでしょうか、それ以来「桐紋攻撃」は行われなくなったようです。
 結果的には、徳川家が使った「葵紋」は徳川家のイメージとしっかり結びつき、後世の人々へのコーポレート・アイデンティティとしては大成功しました。
 もし家康が「天皇家がやるって言ってんだからやっぱ断れないよなあ」と申し出を受けてしまっていたら、今頃ドラマ「水戸黄門」では「桐紋の印籠」が映し出されていたはずです。

 さて、ビデオ上映が終わって、いよいよ見学に出発です。
 ここであらためてびっくりしたのが人の数!
 200人以上という規模です(個人だけではなく、団体も入ってましたが)。
 ほとんどが60〜70代の方々、あとは外国人観光客とおぼしき方々で、私たちは「若手」の部類に入るほう(笑)。
 拡声器を手にした職員が「皆さん。恐れ入りますが4列に整列して私のあとをついてきてください。撮影ポイントでは止まって説明しますから、途中立ち止まって写真をとらないようにお願いします」と叫ぶ。
 そりゃあ無理だ。。。
 案の定、列は乱れまくりだし、外人は勝手に写真とりまくりだし……で、オリンピックのUSAの入場行進のような状態に。
 それでも職員は最後まで「列を乱すな」と叫んでいました。
 
 皇居内を歩いてまず驚いたのは、意外に車の往来が多いこと。
 なんとなく緑に囲まれた静寂のオアシスみたいな場所を想像していたのですが、今回まわったのは宮殿の手前、いわば表まわりのパブリックゾーンで、皇居のほんの一部。この宮殿のさらに奥に10倍くらいの広さのいわゆる「吹上御苑」と呼ばれるプライベートゾーンがあるんですね。もちろん、ここは非公開です。
 というわけで、今回まわったエリアは、皇居といってもほとんど表の風景の延長のような感じでした。
 以下、撮影した画像にコメントをくわえながら見学コースを説明します。


【石垣に家紋!】


 またまた家紋ネタですが、石垣の一部に「丸に十字紋」が刻まれているのが見えますでしょうか?
 これは「篤姫」視聴者にはおなじみの薩摩藩島津家の家紋です。
 なにかでお城を再建することになったとき、石垣をの石を供出した藩が、石に自分とこの紋を彫ったというお話。
 この石は薩摩からきたのですね。


【皇居内にもガソリンスタンドがあった!】


 燃料費値上がりの余波は皇居内にまで及んでいるのでしょうか?


【富士見櫓】


 江戸城の遺構としてはもっとも古いものである富士見櫓。
 石垣の高さだけで14.5メートルあります。
 手前で説明しているのがガイド中の職員。
 後ろにある松、高そう。。。


【宮内庁庁舎】


 昭和10年に建てられ、昭和27年から昭和44年までの間、一部が仮宮殿として使用されていました。
 ちょうど職員らしき一団が建物に向かっています。


【一般参賀の舞台】


 新年および天皇誕生日に一般参賀が行われる宮殿東庭。
 皇室の方々が登場される例のバルコニーはここ。
 もっと見上げるような高い位置にあるというイメージがあったのですが、意外に低い。
 これじゃ後ろのほうの人は見えないかも。


【東庭から見える庭園の一部】


 緑の小山のように見えるのは巨大な刈り込みだときいてびっくり。
 植木の中に入り込んで内側から刈り込むというんだけど想像できない。。。


【二重橋】


 宮殿を右手にみて東庭を横断すると、皇居でもっとも有名なスポットである「二重橋」に出ます。
 意外にモダンなデザインなんですね。
 この写真はいったん二重橋を渡って戻ってくるところ。
 列を乱さないように見張ってる職員の姿が…。
 橋の向こうに見える大きな建物は警視庁。


【二重橋から見た丸の内方面の景色】


 手すりの上に固定して撮ったらもっときれいに撮れたと思うのですが、これ以上手すりに近づくと職員から「注意」が発令されます。


【二重橋から見た宮殿】


 賓客はこの角度から車で入っていきます。


【豊明殿の玄関】


 豊明殿は宮殿の北側部分。
 組閣が発表されたときの写真はこの場所で撮られます。


【宮内庁の裏にある山下通り】


 ここが一番「豊かな自然が残る皇居」のイメージに近い場所でした。
 左手が宮内庁。
 右手には広大な吹上御苑が広がりますが、もちろん樹木に覆われてここから先は見えません。

 以上です。
 参考までに全体図をアップしておきます。


 これは皇居を空から見た航空写真です。
 今回まわったコースは、赤で囲まれた宮殿付近。
 黄色の囲み部分は東御苑。
 青の囲みは警視庁。
 緑の囲みは国会議事堂。
 白矢印方向に東京駅があります。
 こうしてみると、吹上御苑の部分は本当にひときわ緑が豊かなのがわかりますね。


 こちらはパンフレットに載ってた案内図(クリック拡大して見てくださいね)。
 赤い破線が見学コースです。
 最初にビデオを見た窓明館が赤丸部分。
 紫で囲まれた部分が宮内庁。
 黄色で囲まれた部分が宮殿。
 緑で囲まれた部分が二重橋。

 最後に、東御苑の画像をご紹介しましょう。


 これがハナショウブ園全景です。
 見違えました!
 3月に来たときは干からびた砂漠のようでしたが、今は水が張られていて、ハナショウブが競いあうように咲き誇っています。



 

 参考までに、3月訪問時のブログに載せた「深窓の佳人」と「大神楽」が美しく変身した姿を公開しましょう。
 ビフォー&アフターをお楽しみください。

 

 おお〜〜!!
 3月に行ったときは「なに、この枯れた株の群は」と思ってたのがこんなに見事に咲くなんて。。。
 よく成長したね。うるうる。と親の気分でした。育ててないけど。

 ハナショウブは思ったより大きくて迫力ありましたよ。
 丈はざっと見た感じでは80〜100センチくらいありました。
 もっとちみちみした群を想像していたのでちょっと圧倒されました。

 

 この2つは竹のコーナー。
 左が「金明竹」。右が「亀甲竹」。
 見れば理由はわかりますね。
 ここの前で友人とおしゃべりしてたら、突然知らないおっさんに「この竹はとっても珍しい竹なんだ。わかってんのか。おしゃべりなんてしてる場合じゃないよ。よく見なさい」と小学生のように諭されてしまいました。
 いるんだよね。見ず知らずの人に突然ウンチクを傾けるこういうおっさんって。
 しかたがないので「ほんとだー。亀の甲羅の模様だー」と珍しがりながら小学生のように写真を撮りました。

 3月にはほとんど枯れ木だった東御苑ですが、今回は緑に溢れていました。
 今はもうとても暑くて行く気がしませんが、また涼しくなったらお散歩しにいこうっと。

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春ドラも終盤に入りましたが……

 もう半分以上すぎた春ドラですが、フランソワさんが律儀にアップしていたので私も頑張ってあげてみます。

 現在見ているのは8本です(大河と朝ドラを除く)。
 1話で脱落したのが「猟奇的な彼女」と「キミ犯人じゃないよね?」の2本。
 最初から録画してるけどまだ1話も見てないのが「パズル」。
 最初から見てないのが「ROOKIES」「7人の女弁護士」「ごくせん」の3本(基本的に続編は見ないので。「渡鬼」は見てるけどね)。

 8本全部コメントするのもしんどいので、5本だけ(たいして変わらないか)。

「ホカベン」

タイトルの印象でコメディタッチの群像劇を想像していたら全然違いました。
いまどき珍しいほど直球シリアスです。正面からど〜〜〜ん! 笑いいっさいなし。みたいな。
現役弁護士が原案というだけあって、実際に弁護士が直面するであろう現実的な悩みがなまなましく描かれています。
今までドラマに出てきた弁護士ってほとんどが個人営業かもしくは少人数の自営で、組織人という印象が薄かったんですが、今回のヒロインは大手の法律事務所に入ったばかりの新人という設定で、扱う事件やクライアントに悩む以上に「法律事務所という組織」あるいは「弁護士という職業」あるいは「法律そのものの意味」に悩むんですね。この視点は新鮮だし、ヒロインが味わう苦悩もよく理解できます。
弁護士になったからこそ見えてくる日本の「法」のあり方。
正義が相対的なものになるというおそろしさ。
弱者を自ら傷つけなくてはならない弁護士という職業の業の深さ。などなど。
裁判員制度実施を控えた今、多くの人に見てもらいたいドラマですが、残念ながら視聴率はパッとしない模様。
ドラマとしてはストレートすぎる作りでもう少しふくらましようがあるのでは?と思わなくもないですが、作者はこれを書かずにはいられなかったんだろうなと思われる問題意識とかパッションを強烈に感じるので、それにひっぱられてつい見てしまいます。

上戸彩と同期生役の加藤成亮はどっかで見た顔だと思ったら(←ジャニーズにうとい私)……おお、「金八」で性同一性障害の上戸彩と同じクラスだったハセケンではないか!
3B仲間だった2人が今や弁護士役で共演とはねえ。しみじみ。
でもハセケンさー、メガネが超似合ってないんですけど。つかメガネだけが浮いてるんですけど。かけるならもっと普通のメガネにすればいいのに、なんであんなに目立つフレームにしたの?
メガネの一点だけでどうしてもハセケンの役に違和感をおぼえ続ける私です。

「おせん」

これについては6/4発売号の某TV雑誌に書いているので詳しくは触れません。
おせんのキャラはかーなーりー原作とかけはなれてますね。
原作はもっと粋でコケティッシュで天衣無縫って感じなんですが、蒼井優のおせんはぽわ〜んとして浮世離れした世間知らずのお嬢さんって感じ。
蒼井優に原作のイメージでやれといっても無理だろうし、キャラ変更はそれはそれでありだと思うんですが(原作のおせんはみんなにとってのカリスマですが、TVのおせんは「守ってあげたくなる」タイプ)、メインのキャラを変えるなら、それに合わせて周囲のバランスも考えないと…。
どうもね、老舗料亭にしてはメンツに風格ないっていうか、もう少し老舗然とした気むずかしそうなメンツを揃えてほしかった。そういう人たちがおせんのような頼りない小娘をまつりあげるからこそおせんの価値も上がるのではないでしょうか。
今のところ、常連もあまり出てこないし、おせんの信奉者がもっといっぱい出てきてもいいんじゃないかっていう物足りなさを感じます。

一部では板前が長髪なのがありえないと非難されてますが、それよりも気になるのはおせんの髪です。後ろの髪を片側にまとめて前に垂らすアレね。
あれがもう気になって気になって。食べ物扱う人がアレはないでしょ。
ハセケンのメガネと同じくらい気になります。
普段はあの髪型で、お客の前に出て給仕するときはアップにするというならわかるけど、逆っていうのがよくわからん。

「無理な恋愛」

これ、けっこうお気に入りのドラマです。今期一番のおすすめです。
人物造型を空気感から作っていく岡田さんの脚本らしく、登場人物全員が実際にいそうな存在感をかもしだしています。
それだけでなく、全員が「しどころ」を与えられているので「便宜上出しました」という役がない。これって大事なことです。
前半は笑えるタッチ中心でしたが、中盤に入って大人の人生のほろにがさみたいなものもしみじみ出てくるようになって、バランスのいい上質なドラマに仕上がってます。

夏川結衣は「結婚できない男」以来「崖っぷちの女」という役どころを当たり役にしたようですね。
今回は「女優になる夢をもって一緒に上京し、いまだに再現ドラマで頑張ってる幼なじみ同士」という設定の鈴木砂羽とのコンビがいい味を出してます。
再現ドラマの扮装をしたまま休憩時間に悩みを愚痴りあうという図がなんともおかしくて。
「やだ! しわを書いたら私お母さんにそっくり」
「私なんてほら、おばあちゃんに似てるんだから」
「いやー、ほんとだー。リツコのおばあちゃん、なつかし〜!」
というやりとりには爆笑しました。
「あるある」というのと同時に、この2人が小さい頃から家をいったりきたりするくらい古いつきあいなんだということがごく自然にわかってほほえましかった。
しかし、この再現ドラマ、若い女性以外の役すべてをこの2人でやってるんだけど………男の役くらい男を調達しろよ>ドラマの中のTV局
しかも常に鈴木砂羽のほうがコスプレ度のハードルが高く、ニューハーフからエロジジイまで演じちゃうんですよ(そしてそのメイクのまま休憩室でリアルの恋バナをする)。最後はどこまでいっちゃうんだろうとちょっと心配です。

ドラマの中でおおっと思ったのは、夏川が堺正章のために「今日はごちそう作って待ってますから!」というシーン。
なにを作るのかと思いきや、なんと「ロールキャベツ」だったんですよ!
そう。「結婚できない男」で夏川は、ロールキャベツばっかり作って阿部ちゃんに「ふん。またロールキャベツか」と鼻で笑われる役をやってました。
この作品で夏川ファンになった人ならこのネタに反応しないわけがありません。
絶対これは狙ったね!
考えてみれば、脚本家こそ違うけど「結婚できない男」も同じ枠のドラマでしたね。
前クールの「あしたの、喜多善男」でも中年男が主人公だったし、この枠ってなんか加齢臭が漂ってませんか。
でもドラマのレベルとしてはどれも高いんですよ。もうここまできたら毎クールおっさん主役で作ってくれ。1つくらいそんな枠があってもいいじゃないか。

「Around40〜注文の多いオンナたち」

最初は「なんかコンセプトばかりが目立って登場人物の肉付けが薄いドラマだなー」と思ってましたが、徐々にこなれてきた感じです。
精神科医の聡子(天海祐希)は「結婚」、専業主婦の瑞恵(松下由樹)は「仕事」、雑誌編集長の奈央(大塚寧々)は「子供」。
それぞれ自分に欠けたものを求めてじたばたするわけですが、正直奈央だけが全然共感できません。
聡子、瑞恵は、本当にそれがほしいと思う気持ちがわかるんですが、奈央は「本当に子供がほしい」というよりは、「みんなが持ってるものは全部手に入れたい」という動機にすぎない気がして。
きっとこういう人は、子供が産まれたら産まれたで、自分のキャリアの道具に平気でするんだろうな。この人見てると自分以外の人間はすべて「利用する」ためにあるんじゃないかって気がしてならない。そういう人は結局自分が利用される羽目になるんですけどね。
あげくのはてに「こんなに頑張ってるのにどうして私だけこんな目に遭うの?」とメソメソするのもうざい。頑張ってるのにうまくいかないのはあんただけじゃないんだっつの。
そのくせ、頑張って初めて契約が1件とれたと喜ぶ瑞恵に「1件くらいでそんなに喜ぶなんておめでたい人」とか言って水を差すし、人が頑張ろうとすることについては「そんなの無理」とか簡単に決めつける。相当性格悪い。ていうか人として未成熟だと思います。
聡子も瑞恵もなぜか彼女には寛容で、彼女に意見できるのは幼なじみのまーくん(筒井道隆)だけなんですが、彼はじつは奈央に惚れていて、しかも奈央は彼を軽く見ているという関係のため、視聴者としてはイライラする一方。

私が一番好きなのは主婦の瑞恵です。
一生懸命家族のために働いているのに、夫にも息子にもいちいち舌打ちされ、「パン買って食べたから」と息子が残してきた弁当をもったいないからと一人で黙々と食べる姿が「あるある、こういうの」と妙にリアルで、しかも豊満な松下が演じていると「そうだよね。こうやってみんなが残したご飯食べてたら体重も増加するよね」という説得力もあり…(笑)。
夫の舌打ちに傷つき、一念発起して仕事を始める瑞恵ですが、コピーのソータ機能を知らなくてコピーに時間がかかり、社員にも舌打ちされてしまいます。
私もオフィスから離れて久しいのでコピーの多機能は使いこなせないクチですが、一瞬のうちに書類を仕分けしてホチキスどめまでやってくれるコピー機を見せられたときには「こんなに簡単にできるなら舌打ちとかしてないでてめえが自分でやれよ(怒)」と思ってしまいました。新人に教える手間を省いて成果だけ望むのは横着というものでしょう。
ともあれ、失敗しても恥をかいてもすぐに気を取り直して次へ進もうとする瑞恵は、ちょっと勘違いや天然ボケも入っているものの、3人の中では一番応援したくなるキャラです。
松下といえばキャリア女性の役が多く、それこそコピーも満足にとれない主婦がいたら「ちょっとあなた、なにやってるの。このくらい派遣会社で教わってこなかったの(舌打ち)。もういいわ。休憩いってちょうだい」とか言いそうなイメージなんだけど、今度はいじめられ通しなのが笑える。でもこういう役はこういう役でホワッとかわいらしくできてしまう松下由樹がすごい。

聡子については、キャリアが高すぎという点を除けばけっこう今の時代ならではのキャラだと思います。
昔はなにかを諦めなければならない時期(リミット)が早かったので、迷うのも悩むのも若いうちだけで済んだけど、幸か不幸か今は違います。
40っていったら、ちょっと前までは「出産はもう無理」「結婚も後妻とか連れ子ありならともかく、恋愛なんて無理」だったけど、今は40代の出産は珍しくないし、年下男とのカップルも市民権を得ている。
つまり「無理」と言われれば、無駄な欲望はあきらめておとなしく自分のもっているもので幸せを追求できるのに、なまじ可能性がいつまでも残されているためにずっと煩悩から離れられないってことです。
可能性があることはいいことだけど、それにふりまわされると自分を見失い、焦りだけが増幅していく危険もあります。
まーくんのように「自分は自分。これでいい」と立ち位置を決められる人が一番幸せなのかもね。
まーくんを見ていると「無理な恋愛」に出てくるムッシュかまやつを思い出します。あれもまだ恋愛したいとじたばたする60男がかまやつのところにいりびたってたな。
で、散々愚痴っては「いいよね〜、あんたは」っていうと、かまやつが「心の底からそう思ってないでしょ」と返し、「うん。思ってない」と答えるパターンで終わる。
まーくんもそういう存在だね。みんながいりびたってじたばたして愚痴りまくるけど、まーくんはいつも変わらずそこにいる。北極星みたいな存在だね。でも自分が北極星になりたいとはみんな思ってないんだな。

それにしてもまーくんの店、3人娘とその関係者以外の客が入ってるのみたことないんだけど大丈夫なのか?
それなのにメニューにない料理もサッと出てくる。どんだけ材料無駄にしてんだ。
ハセケンのメガネとおせんの髪の毛と同じくらい気になる。
瑞恵も知らないおっさんの店なんてはやらせてないで、まーくんの店の経営状態のことも心配してやれよ。

「ラスト・フレンズ」

DV、性同一性障害、セックス恐怖症などなど、フツーの人が一人も出てこないドラマ。
ただ、これだけのネタが揃ってるわりにはヘビーでも暗くもないです。
わりと記号的にスーッと扱われちゃってる感じで。
DVについては、このあいだ仕事で相談窓口の人に取材したことがあるんで、ああいったことがあるのは知ってましたが、ちょっといくらなんでも暴力ふるうの早すぎっしょ。
最初は人の携帯覗き見してただけで充分異様なものを感じますよ。
それで「え?」と思うと次の瞬間はいつものように優しいんで「気のせいか」と思う。
次は交友関係についてしつこくきいてきて違和感をおぼえるけど、次の瞬間はやっぱり優しいんで「気のせい」だと思う。
次は反論したらいきなり殴られてびっくりするが、相手があわてて謝ったので不安に思いながらも受け入れてしまった。
そういう過程を少しずつ重ねていって、気がついたら殴られるのが日常になってた……っていうならわかるんだけど、一緒に住んだ翌日にいきなりここまでのことが一気に起こるというのは、いくら初回で衝撃的にしたかったからってやりすぎです。

DVは一種の洗脳です。
洗脳期間がないまま描かれても「このまま逃げるのが普通でしょ」とまわりに思われるだけで、逃げない女が間抜けに思えてしまう。
少なくとも最初は1回手が出ただけにとどめてほしかった。
それならとびだしていった彼女を追いかけていって必死に謝る彼の姿に次へつながる何かが見つかったと思う。
だいたいあんなにボコボコに殴られて、あざひとつできず、誰も異変に気づかないのはありえないでしょ(2回目のときは顔が変形しててみんな大騒ぎしてたけど)。
そもそもDV男は外面はすごくいいんですよ。
彼女の友だちに対してもっとうまくふるまって、友だちが「いい彼じゃない。あんなに謝ってるんだから戻ってあげなよ」と言い出すくらいのことはすると思う。
その中で瑠可だけが「あの男は危険」と見抜くとかね。
なんかまわりの反応がみんな一緒だから薄っぺらに見えちゃうんですよ(瑠可の家族にしても同様)。
今のままだと宗佑は単にホラーの殺人鬼みたいな理解不能の存在で終わっちゃいそう。
それにしてもあのシェアハウス、共同スペースのリビングは広々として快適で心地よさそうだけど、一人ひとりの部屋は狭くて暗くて殺伐としててなんか独房みたい。
それも彼らの人間関係を象徴しているのかな。

余談ですが、私は「瑠可」って名前がなにかのキーワードかと思ってました。
ルカといえば聖人の名前なので、親がクリスチャンなのかなと。
私の高校時代の同級生にもいたんですよ。「サラ」「ルツ」「イサク」という3姉弟が。
やっぱり家がキリスト教徒でした。
瑠可がセクシャルなものに嫌悪感をおぼえるのは、厳格なクリスチャンの両親による抑圧の結果かなとか想像してました。
性同一性障害よりそっちのほうがおもしろそうなんですけど。

 長くなりましたが以上です。
 皆さんのお気に入りのドラマはなんですか?

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“ちょい不良おやじ”の元祖をみた!

 久々に宝塚レポートを。
 宙組公演「黎明の風〜侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦」(作・演出=石田昌也)を観てきました。
 宙組トップは大和悠河ですが、今回は轟様が専科から客演しているため、事実上の主役は轟様で、大和は二番手の役どころ。
 轟様の位置づけについては、2005年7月24日の記事「『地震』と『轟様』」を参照してください。
 まああえて一般の人にもわかりやすく一言で言うならば、轟様のポジションはジャニーズにおけるマッチみたいな感じです。
 ちなみに今回のような形で轟様が客演するのはこれが最後となるようです。
 
 今回、轟様は主役の白洲次郎を、大和は相手役…というか白洲と対立する役どころとしてマッカーサーを演じています。
 轟様が客演するときは「男役トップ2人」みたいな感じになるので、どちらかというと「男女のラブロマンス」というより「男同士の対立と友情」みたいな話になる傾向がありますが、今回もまさにそのパターン。
 そしてヅカファンはけっこうこの図式が好きだったりします。

 皆さんは白洲次郎のことをどのくらいご存じでしょうか。
 恥ずかしながら、私の認識は「白洲正子のダンナ」という程度のものでした。
 白洲正子はお能や歌舞伎や骨董に造詣の深いエッセイストですから、ダンナはその師匠みたいな人なのかなと勝手に想像してました。
 魯山人とかイサムノグチみたいなものすごい美意識をもった仙人みたいな人なのかなと。

 全然違いました。
 もともと裕福な商家の息子で、ものすごい遊びもんで、まあいわゆるワルというか暴れん坊だったもので、勘当同然にイギリスのケンブリッジに留学させられるんですが、その間にグローバルな視点と人脈と紳士としての素養を身につけて帰国。見合いで意気投合した正子と結婚して商社マンに。
 おりしも日本はアメリカと緊迫関係にあり、日本中が強気のイケイケモードでしたが、白洲は「戦争になったら日本は負ける。そして東京は焼け野原になって食糧難になる」と判断してさっさと事業をたたみ、農業を始めるんですね。
 まもなくその予想通り日本は敗戦国となり、マッカーサー率いるGHQが戦後処理に乗り込んできます。そのとき、戦後処理の窓口だった吉田茂の懐刀としてGHQとの交渉役にあたったのが白洲次郎です。

 「快男児」という言葉はまさに彼のためにあるのでしょう。
 当時、敗戦のショックで日本人はすっかり弱気になり、GHQに堂々とものが言えるような政治家や官僚はなかなかいなかった。そんな中で、白洲次郎はGHQから「従順ならざるただ一人の日本人」と恐れられるほど、言いたいことを言いまくり、筋を通し抜き、堂々とわたりあったそうです。
 白洲次郎が裏で暗躍するのは日本がアメリカから独立を果たし、憲法を手に入れるサンフランシスコ講和条約の日まで。
 それ以降はすっぱり政治の世界からは身をひいてしまったそうですが、これは彼の人生哲学(中央にどっぷり浸かってると状況が見えなくなるので、普段は田舎暮らしをして外から中央をみつめ、事が起こったときだけ駆けつけて力になる)によるもので、貢献したわりに名前が残ってないのはそのせいもあるかも。
 本人の著作もないし、本人が書いたものとして残っているのは「葬式無用 戒名不用」の2行から成る遺言書だけという潔さ。
 彼の人生哲学は家族という単位にも及んでいるようで、正子夫人との関係も「どっぷり浸かりすぎず」の距離感を守り、それぞれが好きなことに邁進した人生だったようです。
 もっと言えば、宝塚における轟様のポジション(専科)も白洲的かも……と舞台を観ながら思いました。

 白洲次郎のすごさは、行動だけじゃなくルックスもすこぶる魅力的なこと。
 身長180センチを越える長身で、新しもの好きで、おしゃれにうるさく、ジジイになってもスポーツカーを乗り回すという当時の日本人男性としては規格外のかっこよさ。まさに「ちょい不良おやじ」のさきがけ的存在。
 条約締結のために日本の関係者がサンフランシスコに向かったとき、緊張してガチガチの正装をしていった政府関係者たちの中で、白洲だけが白のTシャツとジーンズといういでたちで颯爽と現れた話はかなり有名で、おそらくネットを検索すればそのときに撮った写真が簡単にみつかると思います。
 ぜひご覧あれ。49歳とは思えないジェームス・ディーンばりのかっこよさです。
 ちなみに、今回の舞台でももちろん轟様がジーンズ姿で登場するシーンがあります。

 たしかにこの浮世離れしたダンディズムは宝塚の男役にしか演じられないかもしれません(もし映画化されたとして、日本の男優がやるとしたら誰だろう……大柄で外人にも負けない押し出しってことで言うと阿部寛とか……ちょっと暑苦しい?……ルックス的には吉田栄作って感じなんですが)。
 おそらく今回は「轟の花道として白洲次郎のダンディズムを演じさせたい」というコンセプトがまずあって、そこから話がふくらんでいったんじゃないでしょうか。
 立場から言ったら、支配者マッカーサーが轟で、それにはむかう抵抗勢力・白洲が大和だと思うんですが、結果的にはやっぱり大和が白洲では無理があったと思います。
 それはわかるんですが、最後マッカーサーがあまりにも「さようなら、美しい国日本」(←安倍ちゃんの広報宣伝部隊か?)と連呼するんで、一瞬「大和のさよなら公演か?」と思ってしまったのがなんだかなーでした。トップ就任したばっかなのにね。餞別の花までもらっちゃって……ちょっと気の毒。今回の作品が一般客にはうけいいのにファンうけが悪いってのはこのためかもしれないですね。

 白洲次郎の話が長くなってしまいましたが、お芝居の内容について。
 いやー、あつ〜い芝居でした。
 こんなに主張がてんこもりな宝塚はちょっと珍しいかもです。
 主張といえばキムシン(木村信司)ですが、こちらは「愛がすべて」を連呼しすぎで、しかも説教くさいのがいただけません。
 また、谷正純は「大量自爆物(?)」が好きなので、同じ時代を書いたら間違いなく「特攻隊」がメインになったでしょう。
 石田昌也は、坂本龍馬・土方歳三・岩崎弥太郎…と日本の型破りな男列伝みたいなものが続いているのですが、今回が一番「書きたいものがあった」ように感じました。
 説明がかなり必要な話だと思いますが、そのわりにはよくまとまっていたと思います。
 戦後処理のエピソードについては知らなかった話がいっぱい出てきて興味深かったし。なおかつきちんとエンターテインメントになってたし(当時のヒット曲もてんこもりで大サービス。年輩の人はなつかしくて嬉しいだろうなーと他人事のように思いつつ、隣組の歌を一緒に歌ってしまう自分がこわい)。
 ただ欲を言えばきれいにまとまりすぎてて教科書的というか、白洲とマッカーサーの対立・緊張関係をもう少し濃密に観たかったですね。
 最後に不思議な同志的友情が芽生えて大団円で終わるからこそ、最初の対立はもっと激しく表現してほしかった。
 なんかわりと最初からある意味すでに認めあってる感じがしちゃったのが残念。

 びっくりしたのは「自衛隊問題」「憲法問題」など、現代では言いにくいような話題についてかなり歯切れ良く意見を言いきっていたこと。
 「いくらなんでも50年後もこの憲法がそのまま使われてることはないだろう」とかね(思わず「ごめんなさい、まだ使ってます」って劇中の吉田茂にあやまっちゃいました)。
 たしかに今言いにくくても、過去の人間に語らせれば言いやすいって部分はあるし、「これはうまいやり方だな」と思いましたね。
 戦争ものってどうしても情に流された作りになりがちだけど、この作品はこの時代を「現代につながる近くて遠い過去」としてみつめなおそうという意欲が感じられました。

 石田昌也はいつもかなりおふざけが多いんですけど、今回はほぼまじめ一本の印象でした。
 唯一の石田テイストギャグは「『戦艦大和の最後』か………タイトルが気に入らないな」というセリフくらい。
 あとは「風と共に去りぬ」の名前が出てくるところで轟様が一生懸命バトラーの真似をするところくらいかな。でもこれは「轟様といえばバトラー」ということが周知のファンにしか通じないですね。

 “天海二世”として騒がれて久しい大和悠河は、相変わらずの華やかな容姿。
 マッカーサーでも(でも?)かわいい!
 コーンパイプはとってつけたような持ち方だったけど、顔が小さすぎて帽子かぶると子供みたいだったけど、そしてサングラスをかけないとマッカーサーだってわからないというビギナーからの苦情もあったけど、大和だからすべて許す。
 歌もダンスも芝居も………もういい(笑)。そこにいてくれるだけでいいから!
 演技や歌や発声はかなり轟を意識して大人ムードに合わせようとしてましたが、歌が露骨に少なかったこともあってそれほどボロが出なかった印象。
 唯一ひやっとしたのは「無着陸飛行」をかみそうな緊張から必要以上に滑舌よくしゃべってたことくらいか。
 マッカーサーといえば「アイ・シャル・リターン」の名ぜりふが有名だけど、これもちゃんとセリフに入ってたのが嬉しかった。
 誰よりも日本人っぽい英語だったけどね(笑)。
 「伝えてくれ。私は必ず戻ってくる。『アイ・シャル・リターン』と」
 ……って、最後に「と」って助詞まで律儀につけるマッカーサーって……。

 というわけで、目のつけどころのよさ、トド様のダンディズム、タニちゃん(大和)のポジティブオーラ、昭和史の回顧、東京ローズまで動員して歌われるなつかしのメロディ……と見所満載の舞台でした。
 石田先生には、ぜひ今後も「日本のいい男」を発掘して列伝を継続してほしいです。
 白洲についての本、買っちゃいそうです〜

 蛇足の話。
 先日、「『絶対彼氏』のミュージカル版を山口祐一郎で作るのってどう? ロボットみたいな演技って言われても『ロボットなんだからいいんだよ』って言い返せるじゃん」と友だちと話してたんですが、この日の終演後は「『絶対彼氏』の宝塚版を大和悠河で!」という話で盛り上がりました。
 同行者は鼻血を出さんばかりに大興奮。
 「い〜〜〜、それい〜〜〜! いてくれるだけでメチャメチャ癒される〜〜 時々ウィンクしてくれるようにプログラミングしようっと。私、絶対ローン組んで買いますよ〜。お茶くらいはいれてくれますよね。あ、できれば宅急便の受け取りと、公共料金の払い込みと、夕方までにお布団をとりこんでくれるのと…」
 いや、それって彼氏というより家政婦だろ……。

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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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