古伊万里★新伊万里
劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です
愛のクドカン劇場
NZ紀行が「クライストチャーチ編」まで終わり、一段落したので、このへんで閑話休題ということでドラマの話題をひとつ。
5/22からTVS系で新しい昼ドラ「我が輩は主婦である」が始まりました。
「池袋ウェストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」で人気がブレイクした宮藤官九郎の初昼ドラということで話題になっています。
「池袋〜」や「木更津〜」はどちらかというと若者向けの尖ったタイプのドラマで、正直私はおもしろさがわからないんですが(ファンの人、ごめんなさい)、もうちょっと上の世代もゾーンに入る「マンハッタン・ラブストーリー」とかは大好きです。
今回も昼ドラだし、「愛の劇場」だし、ということで、テイストは「マンハッタン〜」系といえるでしょう。
クドカンのドラマの魅力は、まず第1に“濃いキャラ”、そして“芸の細かいギャグ”にあります。
そもそも劇団の座付き作家なので、役者の当て書きは得意分野。その能力を存分に生かして、他の作家なら絶対に「この人にこんな役はやらせない」という意外性のある役を当て、役者の新たな魅力を引き出してきました。
ギャグに関しては、かなり才気走ったセリフを書く人なので、ものによってはついていけない人も多いでしょう。一部には熱狂的なファンを持ちながら、「受け付けない」という人もけっこういて、そのへんが人気のわりにいつまでもマイナー感をひきずっている理由でもあります。
たとえば、林真理子は今では直木賞作家として大御所的ポジションにいますが、最初のうちは露悪的なエッセイの印象が浸透しすぎて「正統的な小説を書く作家」としてなかなか認識されないという不運が続きました。まあ、そういう人はだいたい読まないでそういうこと言うわけですが。
クドカンに関しても、林真理子ほど極端ではないにしても、明らかに作風の変容はあるのですが、最初に登場したときのインパクトが強烈なだけに、いつまでもアレルギーをもたれているきらいはありますね。
舞台は完璧なファンだけが行くのでいいんですが、もっと間口を広くしなければならないTVではちょっと損してるかも。
前置きはこのくらいにして今回のドラマです。
5/22からTVS系で新しい昼ドラ「我が輩は主婦である」が始まりました。
「池袋ウェストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」で人気がブレイクした宮藤官九郎の初昼ドラということで話題になっています。
「池袋〜」や「木更津〜」はどちらかというと若者向けの尖ったタイプのドラマで、正直私はおもしろさがわからないんですが(ファンの人、ごめんなさい)、もうちょっと上の世代もゾーンに入る「マンハッタン・ラブストーリー」とかは大好きです。
今回も昼ドラだし、「愛の劇場」だし、ということで、テイストは「マンハッタン〜」系といえるでしょう。
クドカンのドラマの魅力は、まず第1に“濃いキャラ”、そして“芸の細かいギャグ”にあります。
そもそも劇団の座付き作家なので、役者の当て書きは得意分野。その能力を存分に生かして、他の作家なら絶対に「この人にこんな役はやらせない」という意外性のある役を当て、役者の新たな魅力を引き出してきました。
ギャグに関しては、かなり才気走ったセリフを書く人なので、ものによってはついていけない人も多いでしょう。一部には熱狂的なファンを持ちながら、「受け付けない」という人もけっこういて、そのへんが人気のわりにいつまでもマイナー感をひきずっている理由でもあります。
たとえば、林真理子は今では直木賞作家として大御所的ポジションにいますが、最初のうちは露悪的なエッセイの印象が浸透しすぎて「正統的な小説を書く作家」としてなかなか認識されないという不運が続きました。まあ、そういう人はだいたい読まないでそういうこと言うわけですが。
クドカンに関しても、林真理子ほど極端ではないにしても、明らかに作風の変容はあるのですが、最初に登場したときのインパクトが強烈なだけに、いつまでもアレルギーをもたれているきらいはありますね。
舞台は完璧なファンだけが行くのでいいんですが、もっと間口を広くしなければならないTVではちょっと損してるかも。
前置きはこのくらいにして今回のドラマです。
まだ第1週(全40回中の5回分)が終わったところなんですが、いや、期待通りのおもしろさです。
前述したようなアレルギーを持っている人は「クドカンが昼ドラ?」と違和感を持つかもしれませんが、私はむしろ夜のゴールデン枠よりも合っているように感じました。
夜はラインナップも多いし、ある程度「こういうジャンルとこういうジャンル」というようにドラマのカテゴリーが決まってしまうところがあるだけに、その中に異色な作品がまじっていると、必要以上にマイナー感をかもしだしてしまう苦しさがあります。
その点、昼ドラは競合するドラマの数が少ないので、インパクトのあるもの勝ちといった側面があるように思います。
「愛の劇場」といえば、ほのぼのとした家族が登場するホームドラマというのが相場でしたが、「我が輩〜」も一見そういう家族を中心にドラマが展開します。
世の中そんなにほのぼのとしている家族ばかりではないですが、そこはクドカンですから、だてにほのぼのさせているわけではありません。
主人公である矢名家の夫婦(斎藤由貴&及川光博)は、その名の通り“やな夫婦”で、オープニング曲から臆面もなく「毎日が家庭内デート!」と2人で歌い踊ります。まあ言ってみればバカップルです。
そんな夫婦いないよ。「新婚さん、いらっしゃい」以外はね。というつっこみを前提に、クドカンはほのぼの家族の非現実感を完璧にパロディ化しているわけです。
もともと、いかにも現実な人々ではなく、1センチくらい浮遊した感覚の人々を書くのがクドカンワールドなのですが、彼にとってはほのぼの家族も同じターゲットなのかもしれません。
もちろん、昼ドラなので現実的で具体的な視点もいつもより多めに入ってます。
「ミュージカルのプロデューサーになる夢をかなえるために会社をやめてしまった夫(たかし)」と、「そんな夫を支えようと慣れないやりくりに奮闘する妻(みどり)」という図式は、従来の昼ドラにも出てきそうなオーソドックスな設定です。
「あるあるある」という生活感溢れるエピソードも豊富に盛り込まれ、けっこう所帯じみた香りもかもしだされてます。
でも、それだけでは「クドカンでなくても…」ということになってしまうので、ここで彼はもうひとつ大胆な仕掛けをもってきます。
それは、題名が暗示する通り、「夏目漱石が妻に乗り移ってしまう」という奇想天外な設定です。
みどりは、「今は夢を追うためにこんな貧乏暮らしをしているが、いつかきっと裕福な暮らしに戻ってみせる」という気持ちを忘れないように、今は珍しくなりつつある夏目漱石の1000円札を冷蔵庫に張り付けておくのですが、その漱石がみどりに憑依してしまうのです。
クドカンの“憑依もの”は他にもあって、「僕の魔法使い」というドラマでは、かわいい妻(篠原涼子)が知らない変なおじさん(古田新太)と入れ替わってしまうという設定が作られていました。
こういう設定は、芸達者な役者にとっては「物まね」という芸を見せられるおいしさがあるため、「入れ替わった意味」とか「外見が変わっても愛は変わらないというテーマ」とか、とりあえずそんなことは抜きにしても純粋にエスカレートしていく芸だけを楽しむことができるわけですが、今回はベースが現実的な設定だけに、ただのドタバタには終わらないでしょう。
クドカンは意外にベタな人情も描ける人なので、このギャップの中でどこまで情を入れ込んでくるのか、今後が楽しみです。
楽しみといえばもうひとつ。じつは、私はこれが一番楽しみだったりするんですが、このドラマでは時々ミュージカルシーンが挿入されます。
みどりとたかしは学生時代ミュージカル研究会で一緒だったという経歴があり、なにかの拍子で昔をなつかしむモードに入ると、想い出の舞台が劇中劇として再現されるんですね。
それがけっこう本格的というか、いかにもありそうな音楽や歌詞や衣装で、これまたすばらしく質の高いパロディになってるんです。
大真面目にやってるんだけど、完璧に笑いをとりにきてるシーンです。
ミュージカルシーンのパロディってTVのドラマやバラエティでよく目にしますが、ここまで力が入っているものは初めて。
ミュージカルファンが見たらきっと大爆笑だと思うし、これ作ってる人もミュージカルのことをよく知ってる人だろうなと思いました。
さらに笑えるのは、このミュージカルシーンは単なる漠然とした幻想ではなく、主人公たちが昔実際にやったことがある舞台だということです。
たとえば、初回ではみどりが周囲のリクエストに応えて学生時代に演じた役を再現しますが、その歌詞の歌い出しは「私たちは若い。だからやり直せるのよ♪」というもので、それを聴いたたかしは感じ入って「そうか。僕はまだ若い。やり直せる。好きなことやらなきゃ」と会社をやめる決意をしてしまいます。
ちなみに、その歌詞は昔のたかしが書いたものなのですが、たかしは「みどりちゃんが僕の背中を押してくれた」と完全にミュージカルの世界に酔っています。
また、5回目では、節約に悩み、煮詰まったみどりを励まそうと、喫茶店のマスター(川平慈英)が昔のみどり主演のミュージカル「貴婦人モンナシーヌ」の音楽をかけ、そこから再現ミュージカルがスタート。
モンナシーヌは「美しきその日暮らし」を続ける脳天気な貴婦人。「マイ・フェア・レディ」のイライザのような恰好をしたみどりが「ああ、今日もお金をあげちゃった」と小粋に歌い踊り、見境なくお金をばらまきます。
まずはカフェのお客に。
「知らない人に5000円〜♪」
次はマスターに。
「知ってる人には20000円〜♪」
そしてクライマックス。
「嗚呼、モン・モン・今日も文無し。モンナシーヌ♪」
………それ、ただの禁治産者なのでは…。
一見、おしゃれなミュージカル風ですが、パリ風の街角っぽい装置を作りながら、お金の額はいきなり現実的な円換算。しかも知らない人に5000円って妙にリアルです。1000円じゃ気前よく見えないし、10000円じゃもったいないかなっていう現実的な感覚が働く。5000円という中途半端さがありそうで笑えます。
知らない人に5000円なら知ってる人は10000円かと思わせておいて倍額にはずす技も憎いですね。「イチマンエン」より「ニマンエン」のほうが歌詞としても弾みがいいし。
歌い終わったみどりは、「そうよね。くよくよ悩んだってしょうがないわよね。ありがとう、マスター。私、モンナシーヌのようにおおらかに生きるわッ」と力強く立ち上がります。
そんな若いだけで現実のことなどなんにもわかっていない時代に作った自分の作品で簡単に気を取り直してどうする!と突っ込みたくなりますが、もちろんその突っ込みは想定内。現実はミュージカルのように甘くはなく、2人はどんどん追い込まれていくのですが、そこがまたおかしい。
再現シーンが必ず行われるミュージカル喫茶が「ジャン・バルジャン」という名前なのもおかしいし、みどりが「昔『レミゼ』のオーディションで3次まで残ったことがある」のを自慢にしているのも小ネタとしておいしい(ご存じの通り、斎藤由貴は「レミゼ」の初演でコゼットをやったキャリアがある)。
ミュージカルシーンは毎回出てくるわけではないのですが、それだけにそのシーンがない日はちょっと寂しいんですよね。
今後どんな名場面が登場するのか、残り35回がすごい楽しみです。
朝ドラなら時計がわりに家族が見ることもあって認知度が高いけど、昼ドラなんて見てる人まわりにほとんどいないのが残念でなりません(いったい誰が見てるんだろう。主婦だってけっこう家にいないんじゃないか? 一番確実に見てるのは昼頃に起きる自由業の人たちかも)。
朝ドラみたいに、週末に1週間分をまとめて再放送するとか、あるといいんですけど。あるいはミュージカルシーンだけを編集して流すとか(笑)。あれ、ほんとに1回限りで終わりじゃもったいないですよ。
あー、「モンナシーヌ」の歌が頭から離れないよ〜。
前述したようなアレルギーを持っている人は「クドカンが昼ドラ?」と違和感を持つかもしれませんが、私はむしろ夜のゴールデン枠よりも合っているように感じました。
夜はラインナップも多いし、ある程度「こういうジャンルとこういうジャンル」というようにドラマのカテゴリーが決まってしまうところがあるだけに、その中に異色な作品がまじっていると、必要以上にマイナー感をかもしだしてしまう苦しさがあります。
その点、昼ドラは競合するドラマの数が少ないので、インパクトのあるもの勝ちといった側面があるように思います。
「愛の劇場」といえば、ほのぼのとした家族が登場するホームドラマというのが相場でしたが、「我が輩〜」も一見そういう家族を中心にドラマが展開します。
世の中そんなにほのぼのとしている家族ばかりではないですが、そこはクドカンですから、だてにほのぼのさせているわけではありません。
主人公である矢名家の夫婦(斎藤由貴&及川光博)は、その名の通り“やな夫婦”で、オープニング曲から臆面もなく「毎日が家庭内デート!」と2人で歌い踊ります。まあ言ってみればバカップルです。
そんな夫婦いないよ。「新婚さん、いらっしゃい」以外はね。というつっこみを前提に、クドカンはほのぼの家族の非現実感を完璧にパロディ化しているわけです。
もともと、いかにも現実な人々ではなく、1センチくらい浮遊した感覚の人々を書くのがクドカンワールドなのですが、彼にとってはほのぼの家族も同じターゲットなのかもしれません。
もちろん、昼ドラなので現実的で具体的な視点もいつもより多めに入ってます。
「ミュージカルのプロデューサーになる夢をかなえるために会社をやめてしまった夫(たかし)」と、「そんな夫を支えようと慣れないやりくりに奮闘する妻(みどり)」という図式は、従来の昼ドラにも出てきそうなオーソドックスな設定です。
「あるあるある」という生活感溢れるエピソードも豊富に盛り込まれ、けっこう所帯じみた香りもかもしだされてます。
でも、それだけでは「クドカンでなくても…」ということになってしまうので、ここで彼はもうひとつ大胆な仕掛けをもってきます。
それは、題名が暗示する通り、「夏目漱石が妻に乗り移ってしまう」という奇想天外な設定です。
みどりは、「今は夢を追うためにこんな貧乏暮らしをしているが、いつかきっと裕福な暮らしに戻ってみせる」という気持ちを忘れないように、今は珍しくなりつつある夏目漱石の1000円札を冷蔵庫に張り付けておくのですが、その漱石がみどりに憑依してしまうのです。
クドカンの“憑依もの”は他にもあって、「僕の魔法使い」というドラマでは、かわいい妻(篠原涼子)が知らない変なおじさん(古田新太)と入れ替わってしまうという設定が作られていました。
こういう設定は、芸達者な役者にとっては「物まね」という芸を見せられるおいしさがあるため、「入れ替わった意味」とか「外見が変わっても愛は変わらないというテーマ」とか、とりあえずそんなことは抜きにしても純粋にエスカレートしていく芸だけを楽しむことができるわけですが、今回はベースが現実的な設定だけに、ただのドタバタには終わらないでしょう。
クドカンは意外にベタな人情も描ける人なので、このギャップの中でどこまで情を入れ込んでくるのか、今後が楽しみです。
楽しみといえばもうひとつ。じつは、私はこれが一番楽しみだったりするんですが、このドラマでは時々ミュージカルシーンが挿入されます。
みどりとたかしは学生時代ミュージカル研究会で一緒だったという経歴があり、なにかの拍子で昔をなつかしむモードに入ると、想い出の舞台が劇中劇として再現されるんですね。
それがけっこう本格的というか、いかにもありそうな音楽や歌詞や衣装で、これまたすばらしく質の高いパロディになってるんです。
大真面目にやってるんだけど、完璧に笑いをとりにきてるシーンです。
ミュージカルシーンのパロディってTVのドラマやバラエティでよく目にしますが、ここまで力が入っているものは初めて。
ミュージカルファンが見たらきっと大爆笑だと思うし、これ作ってる人もミュージカルのことをよく知ってる人だろうなと思いました。
さらに笑えるのは、このミュージカルシーンは単なる漠然とした幻想ではなく、主人公たちが昔実際にやったことがある舞台だということです。
たとえば、初回ではみどりが周囲のリクエストに応えて学生時代に演じた役を再現しますが、その歌詞の歌い出しは「私たちは若い。だからやり直せるのよ♪」というもので、それを聴いたたかしは感じ入って「そうか。僕はまだ若い。やり直せる。好きなことやらなきゃ」と会社をやめる決意をしてしまいます。
ちなみに、その歌詞は昔のたかしが書いたものなのですが、たかしは「みどりちゃんが僕の背中を押してくれた」と完全にミュージカルの世界に酔っています。
また、5回目では、節約に悩み、煮詰まったみどりを励まそうと、喫茶店のマスター(川平慈英)が昔のみどり主演のミュージカル「貴婦人モンナシーヌ」の音楽をかけ、そこから再現ミュージカルがスタート。
モンナシーヌは「美しきその日暮らし」を続ける脳天気な貴婦人。「マイ・フェア・レディ」のイライザのような恰好をしたみどりが「ああ、今日もお金をあげちゃった」と小粋に歌い踊り、見境なくお金をばらまきます。
まずはカフェのお客に。
「知らない人に5000円〜♪」
次はマスターに。
「知ってる人には20000円〜♪」
そしてクライマックス。
「嗚呼、モン・モン・今日も文無し。モンナシーヌ♪」
………それ、ただの禁治産者なのでは…。
一見、おしゃれなミュージカル風ですが、パリ風の街角っぽい装置を作りながら、お金の額はいきなり現実的な円換算。しかも知らない人に5000円って妙にリアルです。1000円じゃ気前よく見えないし、10000円じゃもったいないかなっていう現実的な感覚が働く。5000円という中途半端さがありそうで笑えます。
知らない人に5000円なら知ってる人は10000円かと思わせておいて倍額にはずす技も憎いですね。「イチマンエン」より「ニマンエン」のほうが歌詞としても弾みがいいし。
歌い終わったみどりは、「そうよね。くよくよ悩んだってしょうがないわよね。ありがとう、マスター。私、モンナシーヌのようにおおらかに生きるわッ」と力強く立ち上がります。
そんな若いだけで現実のことなどなんにもわかっていない時代に作った自分の作品で簡単に気を取り直してどうする!と突っ込みたくなりますが、もちろんその突っ込みは想定内。現実はミュージカルのように甘くはなく、2人はどんどん追い込まれていくのですが、そこがまたおかしい。
再現シーンが必ず行われるミュージカル喫茶が「ジャン・バルジャン」という名前なのもおかしいし、みどりが「昔『レミゼ』のオーディションで3次まで残ったことがある」のを自慢にしているのも小ネタとしておいしい(ご存じの通り、斎藤由貴は「レミゼ」の初演でコゼットをやったキャリアがある)。
ミュージカルシーンは毎回出てくるわけではないのですが、それだけにそのシーンがない日はちょっと寂しいんですよね。
今後どんな名場面が登場するのか、残り35回がすごい楽しみです。
朝ドラなら時計がわりに家族が見ることもあって認知度が高いけど、昼ドラなんて見てる人まわりにほとんどいないのが残念でなりません(いったい誰が見てるんだろう。主婦だってけっこう家にいないんじゃないか? 一番確実に見てるのは昼頃に起きる自由業の人たちかも)。
朝ドラみたいに、週末に1週間分をまとめて再放送するとか、あるといいんですけど。あるいはミュージカルシーンだけを編集して流すとか(笑)。あれ、ほんとに1回限りで終わりじゃもったいないですよ。
あー、「モンナシーヌ」の歌が頭から離れないよ〜。
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「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
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濃そうですね
ベタな設定なんですが、結構ハマッちゃうの。
最近はテレビが案外苦手で、夜にならないと点けないから、見てませんでした。
話を聞いて、来週からチャンネル、合わせてみようかと思います。
クドカンは、俳優としては好きですが、やはりおっしゃるとおり脚本としては行っちゃってるので苦手です。
又、斉藤由貴という女優も、ミッチーも凄い人選ですね。
濃そうなドラマです〜〜。
嬉しいのかいやなのか
勤め人なので留守録しておいて帰宅後か翌朝に見るのですが、1日、2日と溜め込むとそりゃもうたいへんなプレッシャーに。
だからもう二度と見たくありませんがさっき留守録のセットをしているわたしを見かけました。よせ、このヤロー。
クドカンはラジオ出演時の馬鹿騒ぎぶりと週刊文春の稚拙(断言)なエッセイしか知らないし、由貴ちゃんはちょっと会ったことあるけど「全身女優」なかんじが大好きだし、ミッチーは二枚目にしかできない「二枚目半」が得意なんだろうけどよく知らないし、早く月曜になれコラ。←嬉しいのかいやなのか混乱中。
わたしはドラマにはうといので、どういうタイプのものだろうと、面白そうならそれでいいです。それ、幸せなことかも。でもちょっとかっこ悪い。
内緒に
> たいへんなプレッシャーに。
たくさんドラマを見る唐沢さんに、その程度で「そりゃもう」「たいへん」「プレッシャー」「に」「。」なんていってることがバレたら悲しまれると思うので、彼女には内緒にしておいてください。
やっぱり40回は負担
私も昼ドラをちゃんとまじめに見るのは初めてかもしれないです。
勤め人じゃなければ毎日リアルタイムで見ることができていいじゃんと思われがちですが、勤め人じゃない時点で毎日決まった時刻に同じ行動をする習慣が根付いていないので、娯楽といえどもやっぱり40回は負担ですね。夜も見てるし。
私も役者クドカンは好きです。
ついでに言うと松尾スズキ、岩松了も役者のほうがいいな。
見たら感想きかせてね。
毎日録画は苦行
昼ドラもそうですが、夜の連ドラもマンガ原作ものが異様に多いですよね。そのうちに朝ドラも……??
魅力あるオリジナルものを書ける作家がそれだけ減っているということだと思いますが、そういう意味ではクドカンの個性は突出しています。
毎日録画はハードですよね。
朝ドラを見てると思って毎朝前日の録画を見るというのも手ですが、朝ドラと違って長い(30分)なので朝の慌ただしい一時に見るにはむかないかも。
しかも起き抜けの眠いときに見るにはハイテンションすぎるし。
やっぱり朝昼夜のドラマってそれぞれ人間の生理的リズムを考慮して作られてるんですね。
待ってました!
「毎月−金1時」で初回から録画もバッチリ。子供が寝た後、毎晩楽しみに見ています。そう主婦ですが、毎日見るのはやっぱり難しいです。幼稚園のお迎え母達も、誰も見ていないのでとってももどかしい気持ちで一杯でした。
ドラマといえば唐沢さんですが、昼ドラまでは見てないだろうなと思っていたので熱く語っていただいて凄く嬉しいです。
私も「魚は目を開けて眠るのよ(さ)〜」や、オープニングの馬鹿みたいな夫婦の唄が頭から離れません。
向かいの赤いトレーナーの女、凄いインパクトですね。
大人計画の人なのかな?(自分で調べろよ)
人間失格
見ていましたか。そしてハマッていましたか。
私も嬉しいです。内舘ドラマを熱く語っていたでぶおさんが仲間になってくれて。
はい。おっしゃる通り、朝ドラも昼ドラも夜ドラも大河も見ていて人間失格になりそうです。。。誰か私をとめて。
向かいの女(たかしの幼なじみ)を演じている池津さんは「大人計画」の人ですね。舞台でよくおみかけする方です。
オープニング曲は、絶対今年の紅白出場を狙ってますね。
♪うれし〜はずかし〜家庭内デート
ってこっちが恥ずかしいわ!
よくぞこのドラマを!
ひゃーーーーっ、感動です。
このドラマをよくぞ取り上げてくださいました。
毎日録画して夜、寝る前に見ています。
東山さんではありませんが溜め込むと大変なことになるので
毎日、必死です。
「大人計画」の池津さん、いいですねーー、好きです。
なまはげ→笑いました。
今日はクドカン脚色の『メタルマクベス』を見てきました。
長い上演時間と爆音に耐えられるかと心配だったのですが
クドカンワールド、けっこう楽しめました。
けっこうファンが多いんですね
視聴率は5%もいってないようですが…。
クドカンってすごい人気だとか、騒いでる人がいるわりに、じつは視聴率がよかったという話を聞きません。
マニアックなイメージがあるのかな。
「なまはげ」「泣き女」「赤パジャマ」……今後漱石先生のナイスなネーミングがどんどん増えていくのが楽しみです。
どれも妖怪チックなのが笑える。
「メタルマクベス」楽しかったんだ。
私も爆音に弱くて敬遠してました。
最近、オリザばっかり観てるんで大きな音がするだけでびっくりするように…(笑)。