古伊万里★新伊万里
劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です
カテゴリー「旅行・レジャー」の記事一覧
房総仕込みの風邪
岡崎朋美が「微熱」と片づけた38度前後の熱でクラクラしていた唐沢です。
1月、2月と、周囲の人間が次々に風邪に見舞われるなか、なんとか細菌やらウィルスやらをしのいできた私ですが、ついにやられてしまいました……無念。
原因は自分でもわかってるんです。
1週間前、南房総に旅行に行ってきたんですが、天気予報も見て「東京より5度くらい気温が高い」ということを確認して薄着で行ったら見事に寒くて、その時点で敗北を覚悟したのでした(1日目はよかったんだけど、2日目で急激に冷えた)。
お天気も最悪でした。
1日目は「雨」の予報だったので、まあ天気の崩れは覚悟してたんですが、予想をはるかに上回る悪天候で、「雨」というよりも「台風」でした。
館山に着いた時点で、もう傘は使い物になりませんでした。
同行した友人とは、以前北海道に行ったときも暴風雨に見舞われ、6月なのに11度という信じられない過酷な気候を経験したことがあるので、「この人との食い合わせが悪いんじゃないだろうか…」とひそかに疑った私ですが、相手も同じことを疑っているようでした。
今回の旅行は「風水開運旅行」なので、あまり観光の予定はなかったんですが、房総は思った以上にさびれた場所でした。
なんというか、「平日だから空いている」とかそういう次元じゃなくて、1年を通して観光客じたいがほとんど来ないという印象です。
観光施設も古びていて(というかほとんど朽ちていて)「30年前」くらいにタイムスリップした感じでしたし、お土産もロクに売っていない。
かろうじて館山まででしたね。観光地っぽい体裁だったのは。
館山駅の土産物売場はなかなか興味深いものがたくさん売られていて、よっぽどそこで買い込もうかと思ったんですが、今回はずっと荷物を持ち歩かなくてはならない旅行だったのでやめました。
が、懸念した通り、そのあとは南へ行けば行くほど土産物を買う機会はなくなり、ついに最終到着地の白浜まできてしまいました。
白浜は一応いろいろな方面にバスが出ている基点となる場所だし、なにかしらの土産物屋くらいはあるのではと期待してたのですが、やっぱり何もありませんでした。
土産物屋どころか、屋内の待合室さえなく、外でブルブル震える羽目に。
バスに乗ってお花畑にも行きましたが、吹きっさらしの畑はさらに寒く、屋内に避難しようにも屋根のある場所が見あたらない始末。
結局、白浜までとんぼ帰りしました。
お土産は、しかたがないので、いちごは果物屋で、菜の花は八百屋で、干物は魚屋で購入しました。
でも食事はおいしかったです。
荒れている房総の海もそれはそれで迫力あったし。
宿泊したプチホテルの隣りにあるリゾートホテルでバリエステもやってきたし。
が、帰りのバスの中で最悪の気分になる出来事が…。
白浜から東京へ向かう高速バスの中でのこと。
うっかり携帯の電源を切り忘れてしまい、携帯が鳴ってしまったんです。
あわてて切ろうとしたんですが、狭い座席に荷物がパンパンに詰め込まれていたし、暗いこともあってなかなか携帯がとりだせなかった。
ようやくみつけて電源を切ったところ、2列後ろにいた若い女性が血相を変えてとんできて
「携帯の電源切ってくれませんかッ」
とかみつくように言ってきたんです。
まあそれは電源切らなかったこっちが悪いし、しょうがないんですけど、さらにイライラと吐き捨てるように「迷惑なんです。うるさい!」。
あまりにヒステリックな調子だったのであっけにとられていたら、きわめつけに最後の捨てゼリフが。
「このブス!」
…………。
うわー、驚いた。こんなこと言う人、ほんとにいるんだ。
しかし一番気の毒だったのは、通路側にいたために携帯の持ち主と誤解され、私の代わりに「ブス!」と罵られた友人でした(笑)。
「私、人にブスって初めて言われたよ…」とかなりショックを受けてました。
ごめんね>R子
「館山ファミリーパーク」のポピー畑。
嵐のあとのわりにはちゃんと咲いてます。


「白浜フラワーパーク」付近で撮った菜の花。
菜の花はちょうどシーズンで、
道路脇は延々と菜の花が黄色いベルトのように続いていました。


房総名物の「なめろう」。
いろいろな魚で作るが、オーソドックスなのは鰺。
まあ、いってみれば「鰺のたたき」みたいなものだけど、
隠し味に味噌が入っていてわりとしっかりと味がついているのと、
全体的にねばりがあって固いのが特徴。
これを焼いたものが「さんが焼」。

「館山ファミリーパーク」の体験コーナーで作った押し花ポストカード。
パーツで売っている押し花キットを購入し、
葉書の上にレイアウトして上からシールを貼ります。
空気が入ってしまったり、静電気で花が動いてしまったりで、
なかなかうまくいかない。
でもまあ指が思うように動かないわりにはよくできたと思うのですが。

七浦のお花畑の露店で買った金魚草。
購入して5日目だけどまだまだ元気。
これで500円は安いです。

1月、2月と、周囲の人間が次々に風邪に見舞われるなか、なんとか細菌やらウィルスやらをしのいできた私ですが、ついにやられてしまいました……無念。
原因は自分でもわかってるんです。
1週間前、南房総に旅行に行ってきたんですが、天気予報も見て「東京より5度くらい気温が高い」ということを確認して薄着で行ったら見事に寒くて、その時点で敗北を覚悟したのでした(1日目はよかったんだけど、2日目で急激に冷えた)。
お天気も最悪でした。
1日目は「雨」の予報だったので、まあ天気の崩れは覚悟してたんですが、予想をはるかに上回る悪天候で、「雨」というよりも「台風」でした。
館山に着いた時点で、もう傘は使い物になりませんでした。
同行した友人とは、以前北海道に行ったときも暴風雨に見舞われ、6月なのに11度という信じられない過酷な気候を経験したことがあるので、「この人との食い合わせが悪いんじゃないだろうか…」とひそかに疑った私ですが、相手も同じことを疑っているようでした。
今回の旅行は「風水開運旅行」なので、あまり観光の予定はなかったんですが、房総は思った以上にさびれた場所でした。
なんというか、「平日だから空いている」とかそういう次元じゃなくて、1年を通して観光客じたいがほとんど来ないという印象です。
観光施設も古びていて(というかほとんど朽ちていて)「30年前」くらいにタイムスリップした感じでしたし、お土産もロクに売っていない。
かろうじて館山まででしたね。観光地っぽい体裁だったのは。
館山駅の土産物売場はなかなか興味深いものがたくさん売られていて、よっぽどそこで買い込もうかと思ったんですが、今回はずっと荷物を持ち歩かなくてはならない旅行だったのでやめました。
が、懸念した通り、そのあとは南へ行けば行くほど土産物を買う機会はなくなり、ついに最終到着地の白浜まできてしまいました。
白浜は一応いろいろな方面にバスが出ている基点となる場所だし、なにかしらの土産物屋くらいはあるのではと期待してたのですが、やっぱり何もありませんでした。
土産物屋どころか、屋内の待合室さえなく、外でブルブル震える羽目に。
バスに乗ってお花畑にも行きましたが、吹きっさらしの畑はさらに寒く、屋内に避難しようにも屋根のある場所が見あたらない始末。
結局、白浜までとんぼ帰りしました。
お土産は、しかたがないので、いちごは果物屋で、菜の花は八百屋で、干物は魚屋で購入しました。
でも食事はおいしかったです。
荒れている房総の海もそれはそれで迫力あったし。
宿泊したプチホテルの隣りにあるリゾートホテルでバリエステもやってきたし。
が、帰りのバスの中で最悪の気分になる出来事が…。
白浜から東京へ向かう高速バスの中でのこと。
うっかり携帯の電源を切り忘れてしまい、携帯が鳴ってしまったんです。
あわてて切ろうとしたんですが、狭い座席に荷物がパンパンに詰め込まれていたし、暗いこともあってなかなか携帯がとりだせなかった。
ようやくみつけて電源を切ったところ、2列後ろにいた若い女性が血相を変えてとんできて
「携帯の電源切ってくれませんかッ」
とかみつくように言ってきたんです。
まあそれは電源切らなかったこっちが悪いし、しょうがないんですけど、さらにイライラと吐き捨てるように「迷惑なんです。うるさい!」。
あまりにヒステリックな調子だったのであっけにとられていたら、きわめつけに最後の捨てゼリフが。
「このブス!」
…………。
うわー、驚いた。こんなこと言う人、ほんとにいるんだ。
しかし一番気の毒だったのは、通路側にいたために携帯の持ち主と誤解され、私の代わりに「ブス!」と罵られた友人でした(笑)。
「私、人にブスって初めて言われたよ…」とかなりショックを受けてました。
ごめんね>R子
嵐のあとのわりにはちゃんと咲いてます。
菜の花はちょうどシーズンで、
道路脇は延々と菜の花が黄色いベルトのように続いていました。
いろいろな魚で作るが、オーソドックスなのは鰺。
まあ、いってみれば「鰺のたたき」みたいなものだけど、
隠し味に味噌が入っていてわりとしっかりと味がついているのと、
全体的にねばりがあって固いのが特徴。
これを焼いたものが「さんが焼」。
パーツで売っている押し花キットを購入し、
葉書の上にレイアウトして上からシールを貼ります。
空気が入ってしまったり、静電気で花が動いてしまったりで、
なかなかうまくいかない。
でもまあ指が思うように動かないわりにはよくできたと思うのですが。
購入して5日目だけどまだまだ元気。
これで500円は安いです。
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閑散期のシーにて…
友人の益子さん(HN。HPのプロフィール欄を参照)とTDSに行ってきました。
益子さんとシーに行くのはちょうど1年前に行ったとき以来2回目です。
去年もそうだったけど、今のシーは絵に描いたような閑散期。
空いてます。
プレビューのときの悪夢がウソのように。
たしかに空いているのはありがたいんですが、あまりに空きすぎていると、それはそれで淋しいものです。
繁忙期にしか行けない人から見たら嫌味にしか聞こえないかもしれませんが、なんとなく「客があまり来ないから」という理由であちこち手を抜かれてるような気がしないでもない。
プロメテウス火山の噴煙もいつもよりしょぼい感じがするし、ストームライダーの水しぶきも前来たときはもっと派手にまき散らされてた気がするんですよね。
「まあ、今日はギャラリー少ないし、こんなもんでいいだろ」みたいな。
最もそれを感じたのは、最後にカプチーノ味のポップコーンを買ったときです。
バケツ入りのポップコーンを選んだところ、「蓋は赤と青、どちらがよろしいですか?」と聞かれ、「青」と答え、蓋をつけてもらい、バケツを受け取り、家に帰ってから食べるつもりで出口の方向へ歩き始めたのですが、なんか変なんですよ。
「…………妙に軽くないか??」
おかしいな、量が少ないのかなと思ってなにげなく蓋を開けてみてびっくり!
中身が……ない!
空っぽなんですよ、空っぽ。
ありえないでしょう。こんなミス。
で、あわてて店に戻り、「中、入ってないんですけど」と訴えたら、売り子のお姉さんも激しく動揺し、平謝りに謝りながら狂ったようにポップコーンを詰めまくり、最後はぎゅうぎゅう目一杯押し込んで蓋を閉めて一言。
「本当に申し訳ありませんでした。気持ち、多めに詰めておきましたから」
いやー、笑いました。
さすがのディズニーの接客マニュアルにも、こういうケースの対処法までは載ってないでしょうね。
しかし、こんなミスも閑散期の気が抜けた時期だからこそ起こるものなのでしょう。
益子さんは、シーは前回が初めてだったのですが、そのとき見逃したものが2つだけありました。
1つは改装中の「インディ・ジョーンズ」で、もうひとつは「シンドバッドの冒険」。
なので、今回はこの2つから入ろうとまずは「インディ〜」に直行したところ、信じられないことにまたまた改装中だというではありませんか。
益子さんはかなりのショックを受け、「毎年この時期には改装をするって決まってるんですか?! 改装をするというのは珍しくないことなんですか? 夕方になるまで待てば動く可能性はあるんですか?」と畳みかけるように係の人を問いつめていましたが、結局私たちは「インディ〜」とはとことん縁が薄いみたいでした。
しかたがないので、「シンドバッド〜」に行くことに。
これは「まあ、ランドの『イッツ・ア・スモール・ワールド』みたいなもんだよ」というコメントをきいていたので、正直、「人形が機械的に動いているような子供向けの人畜無害のアトラクション」を想像していったのですが、実際はかなり印象が違いました。
たしかに「カリブの海賊」のようなリアル感のある人形ではないんですよ。
頭が大きくて、目鼻立ちもマンガチックで、一見かわいらしく見えなくもない。
でも、モチーフが中東というエキゾチックなエリアだということもあって、雰囲気がなんとなーく淫靡な感じなんですよ。
肌を露わにしてくねくねと踊る踊り子とか…。
動きがまた妙に生々しくて。
なまじ、外見がいかにも人形人形しているだけに、そのミスマッチが余計にインパクトあるんですよね。
特にこわかったのが、人魚が出たところ。
なにやらしどけない雰囲気の人魚2体が暗闇に(そこだけなぜか暗かった)ボーッと浮かび上がってくるところがあるんですが、なんか邪悪な感じが漂ってきて「これ、子供に見せちゃいけないんじゃないの?」とか思ってしまいました。
こんなことを感じたのは私たちだけでしょうか?
益子さんとシーに行くのはちょうど1年前に行ったとき以来2回目です。
去年もそうだったけど、今のシーは絵に描いたような閑散期。
空いてます。
プレビューのときの悪夢がウソのように。
たしかに空いているのはありがたいんですが、あまりに空きすぎていると、それはそれで淋しいものです。
繁忙期にしか行けない人から見たら嫌味にしか聞こえないかもしれませんが、なんとなく「客があまり来ないから」という理由であちこち手を抜かれてるような気がしないでもない。
プロメテウス火山の噴煙もいつもよりしょぼい感じがするし、ストームライダーの水しぶきも前来たときはもっと派手にまき散らされてた気がするんですよね。
「まあ、今日はギャラリー少ないし、こんなもんでいいだろ」みたいな。
最もそれを感じたのは、最後にカプチーノ味のポップコーンを買ったときです。
バケツ入りのポップコーンを選んだところ、「蓋は赤と青、どちらがよろしいですか?」と聞かれ、「青」と答え、蓋をつけてもらい、バケツを受け取り、家に帰ってから食べるつもりで出口の方向へ歩き始めたのですが、なんか変なんですよ。
「…………妙に軽くないか??」
おかしいな、量が少ないのかなと思ってなにげなく蓋を開けてみてびっくり!
中身が……ない!
空っぽなんですよ、空っぽ。
ありえないでしょう。こんなミス。
で、あわてて店に戻り、「中、入ってないんですけど」と訴えたら、売り子のお姉さんも激しく動揺し、平謝りに謝りながら狂ったようにポップコーンを詰めまくり、最後はぎゅうぎゅう目一杯押し込んで蓋を閉めて一言。
「本当に申し訳ありませんでした。気持ち、多めに詰めておきましたから」
いやー、笑いました。
さすがのディズニーの接客マニュアルにも、こういうケースの対処法までは載ってないでしょうね。
しかし、こんなミスも閑散期の気が抜けた時期だからこそ起こるものなのでしょう。
益子さんは、シーは前回が初めてだったのですが、そのとき見逃したものが2つだけありました。
1つは改装中の「インディ・ジョーンズ」で、もうひとつは「シンドバッドの冒険」。
なので、今回はこの2つから入ろうとまずは「インディ〜」に直行したところ、信じられないことにまたまた改装中だというではありませんか。
益子さんはかなりのショックを受け、「毎年この時期には改装をするって決まってるんですか?! 改装をするというのは珍しくないことなんですか? 夕方になるまで待てば動く可能性はあるんですか?」と畳みかけるように係の人を問いつめていましたが、結局私たちは「インディ〜」とはとことん縁が薄いみたいでした。
しかたがないので、「シンドバッド〜」に行くことに。
これは「まあ、ランドの『イッツ・ア・スモール・ワールド』みたいなもんだよ」というコメントをきいていたので、正直、「人形が機械的に動いているような子供向けの人畜無害のアトラクション」を想像していったのですが、実際はかなり印象が違いました。
たしかに「カリブの海賊」のようなリアル感のある人形ではないんですよ。
頭が大きくて、目鼻立ちもマンガチックで、一見かわいらしく見えなくもない。
でも、モチーフが中東というエキゾチックなエリアだということもあって、雰囲気がなんとなーく淫靡な感じなんですよ。
肌を露わにしてくねくねと踊る踊り子とか…。
動きがまた妙に生々しくて。
なまじ、外見がいかにも人形人形しているだけに、そのミスマッチが余計にインパクトあるんですよね。
特にこわかったのが、人魚が出たところ。
なにやらしどけない雰囲気の人魚2体が暗闇に(そこだけなぜか暗かった)ボーッと浮かび上がってくるところがあるんですが、なんか邪悪な感じが漂ってきて「これ、子供に見せちゃいけないんじゃないの?」とか思ってしまいました。
こんなことを感じたのは私たちだけでしょうか?
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「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
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