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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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丸の内まるごとバスツアー!

 東京は桜も開花宣言が出ていよいよ春本番です。
 先日、レミゼ貧乏さんと、“東京ど真ん中ツアー”を体験してきました。
 プランとしては、まず午前中に2階建てオープントップバスに乗って皇居のまわりを1周するツアーに参加、午後は皇居の東御苑で植物を見ながら散策……という内容。
 両方とも前から一度行ってみたい(乗ってみたい)と思っていたもので、当日は遠足気分でウキウキでした。
 以下、写真とともにレポートを公開いたします。
 写真は私が撮ったものとレミゼ貧乏さんが撮ったものがまじっています。レミゼ貧乏さん、写真提供ありがとうございます。

 お天気の予報は曇りのち雨。
 結果的には東御苑を出た3時前後に雨が降り出したので、晴れは望めなかったものの、どうにか雨は回避できました。
 当日は、9時半に東京駅丸の内南口前にあるスカイバスカウンター(丸ビルの横の建物)に集合。
 スカイバスツアーは、当日参加でも空席があればOKですが、私たちは念のために2日前に電話で予約を入れていました。
 予約した場合は30分前までにカウンターで手続きをしなければならないので、ちょっと早起きしなければなりませんでしたが、整理券を発券してもらったら、あとは10分前に乗り場へ行けば並んでいる人よりも優先的にバスに乗せてもらえます。
 平日だし、天気もいまいちだし、春にはまだちょっと早いし……ってことで、それほど混んではいないと思ってましたが、私たちの整理券はなんと1番と2番!



 よもや……貸し切り???という期待もよぎりましたが、10分前に行ったら10人くらいの人が並んでいました。
 整理券を見せたらすぐに「どうぞ」と言われたので、「どのへんの席がいいですか?」とお勧めのロケーションを聞いたら、「皇居は左側なので、左の席が良いと思います。あと、前方のお席は屋根があるのでちょっと暖かいです」とのこと。
 たしかに、オープントップと言われたら誰もが最前列が一番眺めがいいと思われるでしょうが、このバスは写真を見ていただければわかる通り、最前列だけオープンじゃないんですよ。
 どうせならオープンを楽しみたいので、私たちは真ん中へんの左側の席を選びました。



 10:00。いよいよ出発。
 最初の感想。えーと……これから乗る方のために正直に言います。

 寒いです。

 オープントップバスって香港でも乗ったことがあるんですが、そのときはそれほど地上を歩くときとの体感気温の差は感じませんでした。
 なので今度も侮っていたんですが、いや、走り始めたらやっぱ寒いわ。
 まあ考えてみれば風を切って走るわけですから寒いのは当たり前なんですけどね。
 それなりに防寒はしてきたつもりでしたが、とにかく顔が寒い。もう少し重装備のマフラーを用意してくるんだった。あとマスクね。
 でもこれが夏となると今度は日差しの強さに頭がクラクラするんだろうな。
 けっこうちょうどいい気候で乗れるのはごくわずかかも。

 さて。
 まずは、東京駅丸の内南口からお濠に向かってまっすぐに延びる通り(行幸通り)を走ります。
 ここからはコースマップをご覧になりながらお読みください。
 ここでは街路樹が、頭のすぐ上に覆い被さるように迫ってきます。
 今はご覧のように枯れ木ですが、新緑や紅葉の季節はすごい迫力でしょうねぇ。枝越しに見える高層ビル群というのもまた一興ですが。



 お濠(和田倉門)につきあたったところで内堀通りを右折。
 すぐに右手に消防庁のビルが見えてきます。
 「119番」にちなんで「建物の高さも119m」というトリビアをガイドさんからきいて、レミゼ貧乏さんと思わず「へぇ〜」の合唱。
 その後、毎日新聞社のある竹橋を通って千鳥ケ淵へ。
 千鳥ケ淵の桜はまだですが、途中、ソメイヨシノがすでに開花している場所もありました(その日は開花宣言が出る3日前でした)。
 そのままバスは皇居の西側にあたる国立劇場付近へ。
 桜といえば千鳥ケ淵が超有名ですが、じつはこの国立劇場の前庭にある桜も有名で、珍しい品種がたくさん揃っていて隠れた名所と呼ばれているそうです。
 毎年、桜の時期になると、床机(しょうぎ)と野点傘(のだてがさ)を並べたお休み処が設置されるとのこと。風流ですねぇ。

 ここで井伊直弼の話が始まったので、「ああ、“桜田門外の変”の話ね」と思って聞いてたら、「井伊大老はこのお屋敷から江戸城登城のため桜田門へと向かったのでございます。このお話の続きはまた後ほど」といきなり途中で「To be continuedモード」で打ち切られてしまい、あと数十メートルで桜田門ってところでバスはぐいーんと右折。
 「さて、前方には国会議事堂が…」と何事もなかったように話を続けるガイドさん。
 え〜、井伊さんはどうなっちゃうのよ。井伊さん、どうでもいいわけ?
 いや、結末知ってるからいいけど、こんな切られ方したら知ってても気になるじゃん。
 なんで結末を隠すんだよ。貴様は幕府の関係者か。
 なんでここで右折したのか、理由はすぐにわかりました。
 コースマップを見ていただければわかる通り、このあたり一帯は国の中枢(官公庁)がかたまっているいわゆる霞ヶ関エリアなので、それを紹介するために一瞬寄り道というか遠回りをしたんですね。
 「わー、外務省だ」
 「東京地裁だー」
 「警備の人がいっぱいいるー」
 「このへんは桜もけっこう咲いてるねー」
 などなど、省庁チェックで喜んでいたら、ちょうど桜田門の前に戻ってきたところで、またいきなり「この桜田門の前で待ち受けていた浪士たちによって暗殺されてしまったのです」と話のオチが……。
 いや、臨機応変なのはいいことだけど、この構成にはちょっと無理があるのでは?
 
 ちなみにこれは警視庁。
 「踊る大捜査線」でよく出てきたアングルはこれ。



 この東京駅そっくりの赤レンガの建物は法務省。
 前々から「このレトロな建物はいったい何?」と興味があったんですが(遠目で見るだけでそばまで寄って見たことがなかった)、「法務省」だったんですねー。
 正確に言うと旧法務省で、現在の法務省は隣のビルの中。
 設計者はドイツ人で、明治時代の建物だそうです(重要文化財)。



 はい。こちらは国会議事堂です。
 さすがに警備がものものしいです。
 てっぺんのピラミッド部分は、一回落雷で焼失し、建て直したので、そこだけ色が新しいそうです。
 向かって左が衆議院、右が参議院。平等を表すために建物は左右まったく対称に造られているとのこと。



 さて。
 再びお濠端の道に戻り、バスは日比谷方面へと向かいます。
 日比谷通りとぶつかる角には、最近建ったペニンシュラホテルが(下↓の写真の一番右の建物)。
 一番高いお部屋は1泊約100万とか。
 ここのホテルのドアボーイは、スカイバスが通ると手を振ってくれることがあるらしい。この日は……やった! 振ってくれましたー。こっちも手を振り返したんで写真を撮る暇はありませんでしたが。
 左端の白い建物は、戦後GHQが本部を置いたという第一生命ビル。
 皇居に面したその最高のロケーションを見て、レミゼ貧乏さん、思わず一言「さすがにいいとこに目をつけるよね〜」。
 まあ、1泊100万のホテルの隣ですからね(当時はなかったけど)。
 右隣は帝国劇場だし。劇場街も近いし、観劇にも便利だしいいよね(←GHQが何しにきたと思ってるんだよ)。



 ここからJRのガードをくぐって、有楽町マリオン→数寄屋橋を通り、銀座四丁目の交差点へ。
 さすがにこのあたりはすごい人混みですが、オープントップバスが気持ちいいのはこういうときです。
 今までは、私もあの人混みの中にいてこの赤いバスを「いいなー。乗ってみたいなー」と思いながら眺めていたわけですが、今日は逆の立場。「いいでしょう〜。乗ってみたいでしょう〜」という文字通り上から目線で鼻高々です。

 休日は銀座通りより先の通りを左折するんですが(銀座通りは歩行者天国になるからか?)、この日は平日なので銀座通りをそのまま左折。ミキモトなど、老舗の並ぶ通りを走り抜け、一丁目(京橋)方面へ。
 この写真(↓)は銀座一丁目付近から四丁目方面を振り返った図。すべての信号が一斉に赤になっているさまが確認できます。



 京橋付近で右前方におもしろい広告塔が…。
 ここはアサヒペンのビルですが、このペンキ缶の広告塔、歩行者目線だと上のほうの細工がよく見えないのですが、2階建てバスからはこの通りばっちり見えます。
 くるくる回転しているのは「営業中」っていう意味なんですって。これトリビア。

 


 ここでもう1回、JRのガード下をくぐっていくのですが、これが思わぬクライマックスでした。
 というのも、ここのガードの高さは3.8m。スカイバスと同じ高さなんです。
 ここを一気に通過していくスリルはちょっとした遊園地のアトラクション気分。
 思わずおとなげなく「きゃ〜〜〜っ!」とか絶叫しちゃったよ。
 ではその臨場感を皆さんも一緒にお楽しみください。

 


 バスは再びお濠方面に向かい、今度はそのまま皇居前広場の中まで入ります。
 お正月の一般参賀のあるあそこね。
 このへんは黒松がいっぱい植わってるんですが、このお値段は相当なものらしいですよ。中にはン千万のものもあるとか。
 お昼寝してる人もいっぱいいました。曇ってるのに。。。



 そのまま北上し、最初の地点(和田倉門)に戻りますが、このまま東京駅には行かず、南下して帝劇の前を通ってからゴール。
 この写真は法務省…じゃなくて(笑)終点の東京駅です。
 お疲れさまでした!



 しめて45分間のドライブでしたが、時間の長さといい、お値段(1200円)といい、かなり内容充実で、東京観光にいらした方も、東京在住の方も、もれなく楽しめること間違いなしです。
 季節によって楽しみもいろいろ違ってくるので、1回と言わず何度でも乗りたいです。
 もし東京に遊びに来られる方がいらっしゃったらぜひ私に声をかけてくださいね。おつきあいさせていただきます(笑)。

 長くなったので、後半の東御苑散策編はまた次回。
 最後におまけ写真を1枚。
 バスの中でレミゼ貧乏さんが「ねえ、あれ見て見て」と騒いでいたのを見たら、なんと「洋服の上に浴衣を着た謎の外人」が丸の内を闊歩しているではありませんか。
 そのときはバスの上から眺めてうけてただけだったんですが、バスを降りて歩いていたら、なんとなんとその外人さんを再び今度は至近距離で発見しました。
 あわててレミゼ貧乏さんと写真を撮ろうとしたのですが、あまりに突然だったので準備ができず、何枚か柱の写真とか撮ってしまいましたが、なんとか最後に後ろ姿だけ収めました。後ろから見てもあんまりおもしろくないんですが。
 これってやっぱりどう見てもホテルで出る浴衣だよねえ。従業員の人に頼んでもらってきたのか……黙って持ってきたのか……気になります。



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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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