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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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ロシア紀行(序)〜読めない国ロシア

 ケガの記事にも書きましたが、6月後半に9日間のロシアツアーに行ってました。
 帰国後、「ロシアどうだった?」と聞かれるたびに「話せば長くなりそうなんで、そのうちにブログにまとめてアップするよ」ともったいぶってきたんですが、もったいぶりすぎて気がつけばもう8月も後半。徐々に面倒になってきました。
 記憶もどんどん薄れていきそうなので、このへんで旅行記ブログアップに着手します。

 今は猛暑と森林火災で巷でも話題になることの多いロシアですが、旅行に行く前はあまり話題に上ることもなく、「今度ロシアに旅行するんだー」というたびに、「なんで?」と聞き返されていました。中には「他にもう行くとこなくなっちゃったの?」という人も。
 そのくらい、観光するにはまだまだマイナーな国ということなんでしょうが、一方で何度もリピするくらいロシアにはまる人も多いと聞きます。
 ガイドブックを探しても、ネットを見ても、他の国に比べて格段に情報量が少ない謎の国ロシア…。
 いったいそこには、いったいどんな驚きが待っているのか?
 行く前から期待はMAXでした。

 最近は個人旅行とパッケージツアーの中間のようなツアーも数多くありますが、ロシアに限っては完全パッケージが無難な選択であると旅行経験者から勧められました(特にロシアが初めてならなおさら)。
 ヨーロッパなどに比べると、この国はとにかくシステム的に個人では非常に旅行がしづらいのだそうです。
 地下鉄はテロで警戒されているし、広いわりに駅の数が少ない。バスの路線はわかりにくい。タクシーはメーター制ではなく事前交渉制で料金体系が不透明。 
 なによりも、英語が日本以上に通じないし、文字も呪文並に読めない(ロシア語の表記はキリル文字)。

 というわけで、最初からパッケージツアーを探したのですが、すごーく選択肢が少ないことにまずびっくりしました。
 そもそもロシアを扱っている旅行会社自体が限られているのです。
 内容も似たりよったりだし、競争相手が少ないせいなのか、値段も他の国のツアーに比べると明らかに高め。

 そんな中で、最終的に選んだツアーの決め手となったのは、「エルミタージュだけで丸一日とっている」といううたい文句です。
 ちなみに、他のツアーはだいたい半日の割り当てで、残りの半日はべつの場所を観光するスケジュールになっています。
 美術館だけで半日とってくれるなら充分ではないかと思う人もいるかもしれませんが、エルミタージュはただの美術館ではありません。元は宮殿として使っていたものなので、建物そのものが美術品であり、絵はその一部といったほうが正確です。
 その絵にしてもルーブルに匹敵する品揃えであり、単純計算で1枚1分、不眠不休で鑑賞し続けて全部見終えるまでに5年かかると言われています。

 それ、見終わる前に身体こわして死ぬだろ!
 不眠不休で見ないし!

 …というつっこみはさておき、とにかくエルミタージュの規模はそのくらい半端ではないということです。

 1日観光ならば、途中で昼休憩を挟めますが、半日では一気にまわらなければならない分、かなりしんどいでしょう。
 それにエルミタージュだけならそれほど遅くならずに済むけれど、午後にべつの場所に移動するとなったらその分ホテルに戻る時間も遅くなりそうです。エルミタージュ見学の疲労を考えたら、その日はなるべく早く帰ってゆっくりと休みたい。体力に自信がない身にとっては、そのへんのペース配分は重要な問題になります。

 そのツアーは、エルミタージュにゆったり時間を割く分、他のツアーより約1日分日数が多かったのですが、料金設定も許容範囲内だったし、ロシア旅行の実績もそこそこあったので、総合的に考え、そこに決めました。

 というわけで、次回から旅行記スタートします!
 ニュージーランド旅行記のときは、盛り込み過ぎて最初の2日だけで力尽きてしまいましたが、今度は何日目までいくかな(←いや、いくかなじゃなくて最後まで書け)。

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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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