古伊万里★新伊万里
劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です
オーディオドラマライブ
- 2010/08/04 (Wed)
- 劇作家修業 |
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2007年の秋に旗揚げ公演をおこなった劇作家集団一葉会ですが、その後の公演を打つことができないまま3年が経過してしまいました。
この3年、プライベートでいろいろなことがありすぎたというのも公演を打てなかった理由のひとつではありますが、それよりなにより、制作も自分たちでやるっていうのは予想以上に大変な作業なんだなということが身にしみてわかったため、しばらくは「次の公演」のことを考えないようにしていました。
ところが、昨年の夏、旗揚げ公演でご一緒したテアトル・エコーの方々から「合同公演をやってみないか」という思いがけないお話をいただき、にわかに次の公演のチャンスが巡ってきました。
テアトル・エコーでは、毎年劇団員有志による自主公演として「オーディオドラマライブ」という企画をおこなっています。
オーディオドラマとは耳で聴くドラマ、すなわちラジオドラマのこと。
声優の世界で活躍している方が多いテアトル・エコーの役者さんは、ラジオドラマはもちろんのこと、吹き替えやナレーションなど「声で表現する仕事」を得意としています。
そんな特性を生かして、ラジオドラマの収録現場をライブでお客さんに見せちゃおう!…というコンセプトで作られたのがこの企画です。
最初の頃は、舞台にマイクスタンドを立てて、それこそ収録スタジオの再現みたいな感じでライブをやっていたらしいのですが、最近は少しずついろいろな見せ方や仕掛けを考えながら新たな可能性を探っているとのこと。
そんなつながりで、リーディング用の脚本を自分たちで書き下ろして公演をおこなった私たちに興味をもってくださったようです。
エコーさんは「オーディオ用の本」がほしい。
一葉会は「役者とスタッフ」がほしい。
両者のニーズが合致して今回の公演が実現しました。
公演日程は、今年の12月16日(木)〜19日(日)の4日間4公演。
場所は恵比寿のエコー劇場です。
演目は3本の予定で、私の他、凪野史香さん、東風堂さんの作品が上演されます。
演出は一葉会のときと同じ永井寛孝さんです。
出演者もだいたい固まっているのですが、まだ劇団のHPで正式発表されていないので、またあらためて追記ででもお知らせします。
作品ですが、凪野さん、東風堂さんは新作を書き下ろしました。
私は……申し訳ないんですが今回は新作ではなく旧作(?)になります。
できることなら新作を出したかったんですが、もろもろ事情がありまして断念しました。
で、なにをやるかというと、昨年2月にテアトル・エコー研修生卒業公演で上演した「ファイティング・マザー」です。
もともとオーディオ向きに書かれているものではないし、尺も3本立ての1本としては長いし、なによりも昨年やったばっかりだし…ってことで私の中では「どうなんだろう」って気がしないでもなかったんですが、先方の希望で「この作品」に決定しました。
当然、「短縮すること」「オーディオ向きにすること」を念頭において改訂版を作るという作業が必要になってきますが、せっかくの機会なので前向きにとらえてもう一度まっさらな気持ちで作品と向き合い、オーディオならではの表現について勉強してみようと思っています。
「ファイティング・マザー」をまだご覧になっていない方はもちろんのこと、名古屋公演や卒業公演ですでにご覧になった方も「えー、もう去年観たからいい」などととおっしゃらず(笑)、オーディオ版「ファイティング・マザー」をぜひ観にいらしてくださいm(_ _)m
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この3年、プライベートでいろいろなことがありすぎたというのも公演を打てなかった理由のひとつではありますが、それよりなにより、制作も自分たちでやるっていうのは予想以上に大変な作業なんだなということが身にしみてわかったため、しばらくは「次の公演」のことを考えないようにしていました。
ところが、昨年の夏、旗揚げ公演でご一緒したテアトル・エコーの方々から「合同公演をやってみないか」という思いがけないお話をいただき、にわかに次の公演のチャンスが巡ってきました。
テアトル・エコーでは、毎年劇団員有志による自主公演として「オーディオドラマライブ」という企画をおこなっています。
オーディオドラマとは耳で聴くドラマ、すなわちラジオドラマのこと。
声優の世界で活躍している方が多いテアトル・エコーの役者さんは、ラジオドラマはもちろんのこと、吹き替えやナレーションなど「声で表現する仕事」を得意としています。
そんな特性を生かして、ラジオドラマの収録現場をライブでお客さんに見せちゃおう!…というコンセプトで作られたのがこの企画です。
最初の頃は、舞台にマイクスタンドを立てて、それこそ収録スタジオの再現みたいな感じでライブをやっていたらしいのですが、最近は少しずついろいろな見せ方や仕掛けを考えながら新たな可能性を探っているとのこと。
そんなつながりで、リーディング用の脚本を自分たちで書き下ろして公演をおこなった私たちに興味をもってくださったようです。
エコーさんは「オーディオ用の本」がほしい。
一葉会は「役者とスタッフ」がほしい。
両者のニーズが合致して今回の公演が実現しました。
公演日程は、今年の12月16日(木)〜19日(日)の4日間4公演。
場所は恵比寿のエコー劇場です。
演目は3本の予定で、私の他、凪野史香さん、東風堂さんの作品が上演されます。
演出は一葉会のときと同じ永井寛孝さんです。
出演者もだいたい固まっているのですが、まだ劇団のHPで正式発表されていないので、またあらためて追記ででもお知らせします。
作品ですが、凪野さん、東風堂さんは新作を書き下ろしました。
私は……申し訳ないんですが今回は新作ではなく旧作(?)になります。
できることなら新作を出したかったんですが、もろもろ事情がありまして断念しました。
で、なにをやるかというと、昨年2月にテアトル・エコー研修生卒業公演で上演した「ファイティング・マザー」です。
もともとオーディオ向きに書かれているものではないし、尺も3本立ての1本としては長いし、なによりも昨年やったばっかりだし…ってことで私の中では「どうなんだろう」って気がしないでもなかったんですが、先方の希望で「この作品」に決定しました。
当然、「短縮すること」「オーディオ向きにすること」を念頭において改訂版を作るという作業が必要になってきますが、せっかくの機会なので前向きにとらえてもう一度まっさらな気持ちで作品と向き合い、オーディオならではの表現について勉強してみようと思っています。
「ファイティング・マザー」をまだご覧になっていない方はもちろんのこと、名古屋公演や卒業公演ですでにご覧になった方も「えー、もう去年観たからいい」などととおっしゃらず(笑)、オーディオ版「ファイティング・マザー」をぜひ観にいらしてくださいm(_ _)m
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「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
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