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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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庭師の不養生

 ロシア旅行の話が案の定滞ってます。すみません。
 じつは、来月眼の手術をすることになりました。
 ま!た!入院です。

 まあね、今回の手術はいつかはやらなきゃいけないものだったので、しかたがないといえばしかたがないんですよ。
 でも7月に1ヶ月近く入院してやっと出てきたのにチキショーって感じですよ、まったく。

 手術内容は「眼内レンズ挿入」です。
 23年前に白内障になって水晶体をとったんですが、当時は若すぎて(&レンズの歴史がまだ浅くて)レンズを入れることができませんでした。

 その代わりにコンタクトとメガネの両方を使って矯正してきたんですが、手の麻痺が進んでコンタクトレンズを扱うのがだんだん難儀になってきました。
 老人になって手元がおぼつかなくなったら再手術しようと思っていたのに、老人になる前にすでにおぼつかなくなるとは大誤算です。

 眼の手術は想像を絶する恐怖で、23年前の手術も「巷で言われてることと全然違う!わたしゃだまされたよ!」という気分だったので、手術はできる限り延ばして、痛みの感覚もよくわかんなくなるくらいヨボヨボになったらしようと思っていましたが、年をとればとるほど体の負担も大きくなるし、このへんが年貢のおさめどきかもしれないと覚悟を決めました。

 詳しい話は闘病ブログのほうをご覧ください。
 どっちに書こうか迷ったけど、病気の話は病気でまとめちゃおうと思って向こうに書きました。
 今後の経過も向こうに書く予定です。

 それからもうひとつ追加情報を。
 前にも告知しましたが、12/16〜19に行われるテアトル・エコーの「オーディオドラマライブ」に作品を提供しています(8/4の記事「オーディオドラマライブ」を参照のこと)。
 詳細情報が出ましたので、一葉会のホームページにアップしました。
 今後は一葉会のホームページに最新情報を更新していく予定ですので、チェックしたい方はこちらをご覧ください。

 なんか「こちらをごらんください」ばかりで、ここはハブブログか?!とつっこまれそうですが……。

 ここからが本題。
 今日は、いつも庭の手入れをお願いしているガーデナーのTさんに来ていただき、夏の庭のお手入れをしました。

 夏の庭……!!
 植物の世話をしている方ならそれがどんなに苦しいものかおわかりになりますよね
 毎年、あの「春の庭」という至福の日々のあとにやってくる地獄—それが「夏の庭」です。

 夏を迎えるたび、春に生まれた狂おしいほどの「園芸熱」ははしかのように終わりを告げ、「もう……いい」という気分になります。
 理由は単純明快。
 「暑い」
 そして「蚊が多い」
 外に出られない理由はこの2つで充分です。

 水やりは炎天下ではできないし、ちょっとでも日が陰ると蚊が大量発生する。
 春は外で植物と延々と対話できるのが楽しかったのに、夏にはそんな余裕はみじんもありません。
 上から下まで完全武装して、覚悟を決めると、海に潜る海女のように庭にダイブし、制限時間内にダーッと仕事を済ませて、家にダッシュで駆け込む。
 植物の様子を窺うのも短期決戦です。
 植物の訴えにいちいち耳を傾けていたらこっちが倒れてしまいます。
 あー、はいはいはいはい、暑いのね!
 って、3分診療の医者の気分です。

 じゃあうちの中で楽しめる切り花にしよう…と思えば、これまた「夏の切り花は値段が高く、種類が少なく、日持ちがしない」という三重苦にぶちあたります。

 今年は、例年にも増して「暑く」、それゆえ「蚊も元気」という悪条件でしたが、さらに追い打ちをかけるように「去年まで仕事を手伝ってくれた母がいない」「梅雨時に海外にでかけて庭を放置せざるをえなかった」「梅雨明後はケガのため、庭を放置せざるをえなかった」……と庭が荒れる要因はてんこもり。
 周囲も「無理だよ。しょうがないよ。普通だって夏の庭は雑草だらけで大変なんだから。もう諦めて放置しちゃいなよ。枯れたっていいじゃん。春になったらまた出てくるよ。出てこなかったら買えばいいし」と労働意欲をそぐようなことばかり言います。

 でも…というか、だからこそ、今年はいつも以上に「なんとかしたい」という危機的な気持ちが強くわきあがりました。
 自分の手には負えないってわかってるんだけど、「私がしなければ誰がする?」という気持ちだけでやってたっていうか。
 窓に張り付きながら「ああ!……あそこ……切りたい……摘みたい……抜きたい」ともだえ苦しむ日々。
 これはもう理屈じゃないんですよね。
 ちょっとでもきれいになれば自分が癒され、汚くなれば自分がすさむのですからどうしようもありません。

 ……で、できる範囲でやってはきたんですが、ついにTさんにお願いすることになりました。
 もっと早くお願いしたかったのですが、あまりにも暑いと植え替えや植え付けなどは植物にも負担がかかるので、多少はピークをすぎてからのほうがいいのでは?と思ってこのタイミングになりました。

 Tさんはまだすごく若い女性で、本当に植物が好きなんだなーという熱がひしひし伝わってくる方です。
 そして…仕事が早い!
 プロなんだから当たり前と言われそうですが、私が今まで見てきた植木職人は、ものすごくちんたら仕事しててそのわりにびっくりするほど料金が高かったので、Tさんのコストパフォーマンスは尋常じゃないです。
 
 今日はなんと朝8時からぶっ通しで3時まで!
 休みなく7時間も働いてくれました。
 最初は半日という約束だったので、お昼で終わらなかったらそれはそれでしょうがないと思ってたんですけど、結局頼んだことはすべてやってくれて(絶対に無理だと思ってたのに…)、掃除もきれいにしていってくれました。

 いやー、すごいです!
 ジャングルのようだった雑草が魔法のように消えてなくなりました。
 Tさんが通ったあとは草木も生えないって感じ(笑)。
 古い土もすべて回転式のふるいにかけてふかふかの土にしてくれました(この回転作業はけっこうTさんのツボにはまったようです)。

 あまりにもきれいになったので、感動して「さすがにきれいさのレベルが違いますね〜」と言ったら、「そうですか?よかったです。でもこれは仕事ですから。うちの庭なんて荒れ果てちゃってひどいですよ。全部枯れちゃいました。あははは」と返されました。
 なるほど…。
 「庭師の不養生」ってのもあるんだ。

 最後には12月の公演のチケットまで買ってくれました。
 どこまでコストパフォーマンスがいいんだ>Tさん。。。

 写真は、この夏唯一元気に咲いていたアメリカンブルーです。

 


 ただし、この子は早寝早起きで、午後になるとしぼんでしまいます。
 この写真はTさんが来る前のもので、今はもっと全体的に刈り込まれています。

 それから、夏といえばこの花。
 ヒマワリです。



 最近の品種は小顔で上品なものが多いですが、小顔すぎてひょろひょろしててバランスが悪い気が…。
 イメージ的には観月ありさみたいな感じ(笑)。

 

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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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