古伊万里★新伊万里
劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です
疲れも吹き飛ぶ筑波山の全方位ビュー
演奏会が終わった余韻もさめやらぬうちに、今年最後の「風水旅行」に行ってきました。
今回の吉方位は「北東」。
いやー、難しいですね、北東って。遠くまで行けるならいくらでも選択肢はあるんですが、近場というのが難しい。たとえば北なら日光とか、南西なら伊豆・箱根とか、北西なら軽井沢とか、いろいろあるんですが、あらためて考えると、北東はなかなかあえて行こうとはしない方位かもしれません。
普通に考えれば東京から見た近場の北東エリアは「茨城」です。
ただ一口に茨城といっても広いので、その中でどこに絞ろうか、いろいろ考えました。
で、決めたのが「1日目→筑波山、2日目→笠間」というプラン。
風水旅行には神社での参拝が欠かせませんが、これなら1日目は筑波山神社に、2日目は笠間稲荷に参詣できます。北東は「土」の気なので、「山」も「陶器」も相性がいい。
というわけで、高校時代の友人RISAと1泊2日の旅に出かけてきました。
筑波山はつくばエクスプレスの開通でぐっとアクセスがよくなったエリアです。
秋葉原からつくばまでが45分。そこからバスで筑波山神社周辺まで40分程度。ラッシュにあたるのがいやで早めの電車で行ったため、9時40分には神社に着いてしまいました。
筑波山は昔から「西の富士、東の筑波」と称される人気の高い山で、日本百名山のひとつ。万葉集や百人一首などにもたびたび登場する由緒正しき霊峰です。
麓にある筑波山神社は、イザナギ&イザナミの神様を祀る「夫婦和合」「縁結び」の神社。ここから向かって左(西)の峰が男体山、右(東)の峰が女体山になります。男体山と女体山はほぼ同じ高さですが、6mほど女体山のほうが高い(877m)。微妙に“蚤の夫婦”なんですね。
両峰はちょうどふたこぶラクダのようにつながっており、神社のそばから真ん中の凹んだあたり(御幸ヶ原)まではケーブルカーで約8分程度。そこから左に行けば男体山の頂上とその周囲を散策できるハイキングコースがあり、右に行けば30分弱で女体山の山頂に出ます。女体山からはロープウェイで6分ほどでつつじが丘という麓の駅まで一気に降りることができます。
さて。この山をどういうコースで登るか……行く前にいろいろ考えました。
神社から山頂まで登り、両峰を制覇して帰りもつつじケ丘まで歩いて降りるというのがフルコースの登山になりますが、もちろん上まで登る気はまったくありませんでした(笑)。
ケーブルカーもロープウェイも文明の利器はすべて使おうと思っていましたが、それでもケーブルカーの駅とロープウェイの駅の間は歩かなくてはなりません(男体山山頂は、また元の場所に戻らなくては文明の利器が使えないので、申し訳ないけどコースから除外しました)。
問題は「ケーブルカーで御幸ヶ原まで登り、女体山山頂まで歩いてロープウェイで降りるか」「ロープウェイで女体山山頂まで登り、御幸ヶ原まで歩いてケーブルカーで降りるか」です。
地形から考えれば、後者のほうが「下り」を歩くことになるので楽そうですが、そうなるとつつじケ丘から出発して最後に神社参拝となってしまいます。
気持ちの問題ですが、やっぱり山じたいが神社の境内であると考えると、まず神社を参拝してから登るのが正しい気がして、結局前者のコースを選びました。
が、予想外だったのは、最も厳しい登りだったのは、じつは神社からケーブルカー乗り場までの石段だったこと(笑)。
まさかこんなところに難所が待っていようとは思いませんでしたよ。
ケーブルカーに一緒に乗ったおばさんは、ケーブルカーが上に着くまでの間、ずっと「こんなにきついって知ってたら来なかった
」「もう死にそう
」とひっきりなしに文句を言ってました(しかも筑波山をなめているのか着物姿だった。そりゃきついだろうよ)。
まあ、最初からきついってわかってたら覚悟もできてただろうけど、普通、ケーブルカー乗り場までの道があんなに険しいなんて思いませんからね。私たちも「ちょっとこの石段の傾斜こそケーブルカーで登るべきところなんじゃないの?」「なんで駅をこの石段の下に作らなかったの?」と文句たらたらでしたが、おばさんの文句のあまりの勢いに圧倒されて後半は静まりかえってしまいました。
ケーブルカー終点の御幸ヶ原はちょうど見晴台のような広い空間になっていて、それなりに展望は良かったのですが、本当にすごいのはこのあとに行った女体山山頂からの眺めです。正直、こんなにすごいと思ってませんでした。
普通、山頂といっても多少は視界を遮るようなもの(木とか他の山とか)があって、景色は額縁に入ったようにしか見えないことが多いと思うのですが、ここは文字通り視界を遮るものがなにもないんです。大きな岩が重なり合って積み上がっていて、そこの一番高いところに立つと、足もとから麓までストーンッて感じ。
筑波山って有名だけど高さとしてはかなり「低い」山なので、そんなに眺望とか期待してなかったんですけど、認識をあらためました。
眺望って、自分が高いところにいればいいってものじゃないんですね。自分のいるところが高くても、まわりに障害物があれば「眺めの良さ」は実感できません。
昔、スイスの山に登ったときもそう思いました。場所は高いんだけど、まわりの山も皆高いんであまり高いところにいる気がしないんですよ。そこまで高くなると下まで見晴らすこともできないしね。
ところが、筑波山のまわりってひたすら平らなんですよ。関東平野がダラダラとどこまでも続いていて、山らしい山がなにもない。これだけ真っ平らなら、そりゃあ877mでも目立つよなーと実感。
山頂までの登りは、運動不足の私にはそれなりにしんどかったんだけど、冷静に考えれば、あの程度登っただけでこの眺めが手に入るというのはかなりのお値打ち登山だと思います。
折しも、その日のお天気はピーカンの快晴
。思った以上に暖かかったし、最高の筑波詣でとなりました。
筑波山、お勧めです。
「古くから愛されてきた山」という話に納得しつつ、ロープウェイで下山しました。
以下、山頂で撮った写真をアップします。クリックすると画像が少し大きくなるので、ちょっとでも大きくして雰囲気をお楽しみください。

ケーブルカーの終点「御幸ヶ原」からの展望。
左奥にはお隣栃木県日光の男体山も見えました。

女体山頂上に立つRISA。
写真だと伝わらないけど、ここに立つのはけっこうこわいんですよ。
足もとは常に緊張。。。

山頂にいた「ストレッチおじさん」。なんでわざわざこんな断崖絶壁の突端みたいなところでストレッチするんだろう。本当に気持ちいいのか???
空の中央に見える鳥のようなものは飛行機です。

時間的に逆光になってしまってよく見えませんでしたが、早朝にはこちらの方角に富士山
が見えたそうです。新宿の高層ビルまで見えることもあるとか。

こんなところで初日の出
が見られたら最高でしょうねー。
秋〜冬は、ここから夜景を見るツアーもあるそうです。

女体山山頂から見たお隣の男体山山頂。
今回の吉方位は「北東」。
いやー、難しいですね、北東って。遠くまで行けるならいくらでも選択肢はあるんですが、近場というのが難しい。たとえば北なら日光とか、南西なら伊豆・箱根とか、北西なら軽井沢とか、いろいろあるんですが、あらためて考えると、北東はなかなかあえて行こうとはしない方位かもしれません。
普通に考えれば東京から見た近場の北東エリアは「茨城」です。
ただ一口に茨城といっても広いので、その中でどこに絞ろうか、いろいろ考えました。
で、決めたのが「1日目→筑波山、2日目→笠間」というプラン。
風水旅行には神社での参拝が欠かせませんが、これなら1日目は筑波山神社に、2日目は笠間稲荷に参詣できます。北東は「土」の気なので、「山」も「陶器」も相性がいい。
というわけで、高校時代の友人RISAと1泊2日の旅に出かけてきました。
筑波山はつくばエクスプレスの開通でぐっとアクセスがよくなったエリアです。
秋葉原からつくばまでが45分。そこからバスで筑波山神社周辺まで40分程度。ラッシュにあたるのがいやで早めの電車で行ったため、9時40分には神社に着いてしまいました。
筑波山は昔から「西の富士、東の筑波」と称される人気の高い山で、日本百名山のひとつ。万葉集や百人一首などにもたびたび登場する由緒正しき霊峰です。
麓にある筑波山神社は、イザナギ&イザナミの神様を祀る「夫婦和合」「縁結び」の神社。ここから向かって左(西)の峰が男体山、右(東)の峰が女体山になります。男体山と女体山はほぼ同じ高さですが、6mほど女体山のほうが高い(877m)。微妙に“蚤の夫婦”なんですね。
両峰はちょうどふたこぶラクダのようにつながっており、神社のそばから真ん中の凹んだあたり(御幸ヶ原)まではケーブルカーで約8分程度。そこから左に行けば男体山の頂上とその周囲を散策できるハイキングコースがあり、右に行けば30分弱で女体山の山頂に出ます。女体山からはロープウェイで6分ほどでつつじが丘という麓の駅まで一気に降りることができます。
さて。この山をどういうコースで登るか……行く前にいろいろ考えました。
神社から山頂まで登り、両峰を制覇して帰りもつつじケ丘まで歩いて降りるというのがフルコースの登山になりますが、もちろん上まで登る気はまったくありませんでした(笑)。
ケーブルカーもロープウェイも文明の利器はすべて使おうと思っていましたが、それでもケーブルカーの駅とロープウェイの駅の間は歩かなくてはなりません(男体山山頂は、また元の場所に戻らなくては文明の利器が使えないので、申し訳ないけどコースから除外しました)。
問題は「ケーブルカーで御幸ヶ原まで登り、女体山山頂まで歩いてロープウェイで降りるか」「ロープウェイで女体山山頂まで登り、御幸ヶ原まで歩いてケーブルカーで降りるか」です。
地形から考えれば、後者のほうが「下り」を歩くことになるので楽そうですが、そうなるとつつじケ丘から出発して最後に神社参拝となってしまいます。
気持ちの問題ですが、やっぱり山じたいが神社の境内であると考えると、まず神社を参拝してから登るのが正しい気がして、結局前者のコースを選びました。
が、予想外だったのは、最も厳しい登りだったのは、じつは神社からケーブルカー乗り場までの石段だったこと(笑)。
まさかこんなところに難所が待っていようとは思いませんでしたよ。
ケーブルカーに一緒に乗ったおばさんは、ケーブルカーが上に着くまでの間、ずっと「こんなにきついって知ってたら来なかった


まあ、最初からきついってわかってたら覚悟もできてただろうけど、普通、ケーブルカー乗り場までの道があんなに険しいなんて思いませんからね。私たちも「ちょっとこの石段の傾斜こそケーブルカーで登るべきところなんじゃないの?」「なんで駅をこの石段の下に作らなかったの?」と文句たらたらでしたが、おばさんの文句のあまりの勢いに圧倒されて後半は静まりかえってしまいました。
ケーブルカー終点の御幸ヶ原はちょうど見晴台のような広い空間になっていて、それなりに展望は良かったのですが、本当にすごいのはこのあとに行った女体山山頂からの眺めです。正直、こんなにすごいと思ってませんでした。
普通、山頂といっても多少は視界を遮るようなもの(木とか他の山とか)があって、景色は額縁に入ったようにしか見えないことが多いと思うのですが、ここは文字通り視界を遮るものがなにもないんです。大きな岩が重なり合って積み上がっていて、そこの一番高いところに立つと、足もとから麓までストーンッて感じ。
筑波山って有名だけど高さとしてはかなり「低い」山なので、そんなに眺望とか期待してなかったんですけど、認識をあらためました。
眺望って、自分が高いところにいればいいってものじゃないんですね。自分のいるところが高くても、まわりに障害物があれば「眺めの良さ」は実感できません。
昔、スイスの山に登ったときもそう思いました。場所は高いんだけど、まわりの山も皆高いんであまり高いところにいる気がしないんですよ。そこまで高くなると下まで見晴らすこともできないしね。
ところが、筑波山のまわりってひたすら平らなんですよ。関東平野がダラダラとどこまでも続いていて、山らしい山がなにもない。これだけ真っ平らなら、そりゃあ877mでも目立つよなーと実感。
山頂までの登りは、運動不足の私にはそれなりにしんどかったんだけど、冷静に考えれば、あの程度登っただけでこの眺めが手に入るというのはかなりのお値打ち登山だと思います。
折しも、その日のお天気はピーカンの快晴

筑波山、お勧めです。

「古くから愛されてきた山」という話に納得しつつ、ロープウェイで下山しました。
以下、山頂で撮った写真をアップします。クリックすると画像が少し大きくなるので、ちょっとでも大きくして雰囲気をお楽しみください。
ケーブルカーの終点「御幸ヶ原」からの展望。
左奥にはお隣栃木県日光の男体山も見えました。
女体山頂上に立つRISA。
写真だと伝わらないけど、ここに立つのはけっこうこわいんですよ。
足もとは常に緊張。。。
山頂にいた「ストレッチおじさん」。なんでわざわざこんな断崖絶壁の突端みたいなところでストレッチするんだろう。本当に気持ちいいのか???
空の中央に見える鳥のようなものは飛行機です。
時間的に逆光になってしまってよく見えませんでしたが、早朝にはこちらの方角に富士山

こんなところで初日の出

秋〜冬は、ここから夜景を見るツアーもあるそうです。
女体山山頂から見たお隣の男体山山頂。
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「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
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無題
綺麗な景色を眺められて、年末の締めにはいい旅行だったようですね。
筑波はサーキットへ行ったことがあります。
関東とは思えない寒さ(冬だった)でした。
私は一度成田山へ行って見たいんだな。
初詣はどこへ行くの?
風水先生に参考までに聞いておこうっと。
明治神宮ですかね、やっぱり
温泉、3回入ってました(笑)。
最初、風水には興味なさげだったんですが、帰りのバスの中で、私があげたコピー(北東の旅でやっておくといいことのチェックリスト)を見て「クリアした項目」に一生懸命丸をつけていたので、それなりに楽しんだようです。
初詣は近場ならべつにどこでもいいんじゃないでしょうか。
強いていえば都内では明治神宮がパワースポットなので御利益は大きいかも。
ただ有名どころだけあって混みますからねえ。
私は松の内に近所でとりあえずお参りを済ませておいて、1月中にあらためてゆっくりと明治神宮にお参りに行くことにしてます。