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古伊万里★新伊万里

劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です

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人生日々是厄也

 天候が悪いと言われていたお正月ですが、蓋を開けてみればおおむね晴れておだやかな晴天が続いたようです。
 そのせいか初詣の人出も例年以上の多さだったようで、「もう5日だし、そろそろ空いてるだろう」と思って近所の神社に初詣に行ったらけっこう混んでました。
 昨年は、どこで何回おみくじをひいても「吉」ばかりで、内容も「可も不可もなし」といった感じだったのですが(それはそれでありがたいですけど)、今年は初っぱなから「大吉」が出ました!
 しかも懸案事項に関する記述が良かったのでちょっといい気分です。
 私は毎年お正月にタロットで自分の1年間も占うのですが、それにもこれを裏付けるようなカードが出ていて、期待がふくらんでいます。

 ところで、初詣といえば厄除け。
 気になる人も多いと思います。
 男性は25と42、女性は19と33と37、この他男女ともに62にあるというのが一般的です(いずれも数え年)。
 さらに前後に前厄、後厄があるため、これを加えると女性の30代は6年間が厄ってことになりますよね。しかも19と33は前からあったけど、37なんてできたの最近じゃないですか? 途中から増えるなんてルール違反ですよ。てか、思いっきり商売くさい。
 あまりの厄年の多さに30代の頃は「ふざけんな」と思いましたが、すぎてしまえばこっちのもの。他人事になった今では「ま、30代なんてそんなもんだよ」とクールな反応(?)になっています。
 が、最近さらに新手の「厄」が登場したことに気づきました。
 それは「方位除け」なるもの。
 今日行った神社には出てなかったんですが、他の神社では急にあちこちで見かけるようになりました。
 詳しくはネットで検索かければ出てくると思いますが、これがあなた、ものすごい数の生まれ年が該当するんですよ(もちろんうちは家族全員が該当してます)。
 これ見てるうちにだんだん冷静になってきて「どの厄からも免れてる人っていないんじゃないの?」という気分になりました。
 てことはつまりこういうことです。

 「厄(トラブル)こそ人生」

 そう。厄はあって普通。ないのが異常な状態なんですよ。
 そう思ってふりかえってみると、たしかに厄年でなくてもトラブルのない年なんてないし、トラブルが飛躍の源になることだって珍しくないんですよね。それにトラブルがあるからこそ人はいろいろな知恵を身につけることができるのだともいえます。
 神社には営業妨害と言われそうですが、これはいたずらに厄をこわがって厄除けなんかするより、「厄あり前提」ってことで「対厄のノウハウ」を訓練しておくほうが早いかもしれません。「どんとこい、厄年!」みたいな感じで。
 考えようによっては、「厄年」というのは調子こいてる人への戒め……「人生、なんでもかんでも自分の思い通りになると思うなよ」という一種のブレーキなのかもしれませんね。

 こういうと、「じゃあなんで風水旅行は方位とか気にしてるんだよ」と言われそうですが、あれは自分の意志で気をつけられるものだからいいんです。
 避けることができるのにわざわざ悪い方位にでかけてトラブルを招くのは自業自得。でも、厄年は自分の意志でどうこうできないんだから、それはもう受け入れるしかないでしょう。
 なので、私はこれからも「毎年が厄」のつもりで生きていきますよ。
 あれも厄、これも厄、多分厄、きっと厄。
 ってな感じで、ある時はなぎ倒し、またある時はなぎ倒されながら、帳尻だけ合わせて年末にはリセット……という繰り返しでゆるゆると生き延びていければいいかなと。

 ちなみに、今年最初の災厄は証明写真をとるのに2100円投じたことでしょうか。
 最近のスピード写真って1回お金入れると2回撮影するチャンスがあるんですよね。つまり1回目の写真がいまいちだったときでも、もう1回撮り直しのチャンスがあるということ。
 これだけでもワンチャンスだった昔に比べればかなり成功率はあがるはずなんですが、私はことごとく失敗して結局3回お金を払う羽目になりました(つまり6回撮影したってこと)。
 その失敗の内訳は以下の通り。

 1回目…準備に手間取っているうちに不意打ちのように勝手にシャッターがきれてしまい失敗
 2回目…今度は準備は間に合ったが、目つきが悪すぎて失敗
 3回目…緊張のあまり目をつぶってしまい失敗
 4回目…「今度は、目、開けなきゃ」とりきんだあまり、目をむいてしまい失敗
 5回目…あまりの失敗の多さにプレッシャーがかかり、顔がひきつり失敗
 6回目…ようやく成功

 この6回目にしたって「どこに出しても恥ずかしくないレベル」からはほど遠いんですが、それまでの中では一番ましだった(明らかなミスはないという意味で)のと、これ以上撮ってもこれを越える写真は撮れそうにないということでここで打ち止めにしました。
 べつに受けを狙って失敗してるわけじゃないですよ。ギャグで3倍の料金払うほど裕福じゃないし。大真面目でこれなんですよ。ほんとに。
 「写真撮られるの大好き」な母は、6回も撮り直してこのレベルというのが信じられないらしく、「こんなもの、何回撮られても同じ顔で写るのが当たり前。どうやったら失敗できるのかが不思議」とまで言われてしまいました。ひー。
 まあこれは「災厄」っつーか、人災ですよね。
 すいません。「厄」も気を悪くしそうなレベルの話でした。

 初詣のあとは、新宿コマ劇場に「エリザベート」のコンサートを聴きにいったんですが、長くなるのでその話はあらためて。

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あけましておめでとうございます

証明写真の内訳見て、大笑いしてしまいました!
そして母上のコメント。ぶらぼぉ。
笑う門には福来る。
今年も、新年早々、福、来そうですね。伊万里さん♪

厄はね。
ホントそうですね。そう思います。

大殺界明けの私がいうのもナンですが、厄とか大殺界とかが
いざ明けると、それはそれで、何かうまくいかなくても、
そのせいにはできないので、かえって、気がひきしまります。

今年もよろしくお願いします
  • from レミゼ貧乏 :
  • 2007/01/07 (11:02) :
  • Edit :
  • Res

ラッキー貧乏性

>レミゼ貧乏さん

こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
大殺界明け、まずは祝着です(笑)。
「いざ明けると、もうそれのせいにはできないのでかえって気がひきしまる」というのはよくわかりますよ。
貧乏性なんでしょうか。「今年はすごくいい年」とか言われると、逆にその瞬間からカウントダウンが始まって「今年のうちに早くなんとかしないと」とかせかされてる気分になって落ち着かなくなります。
「今年はあんまりよくないよ」と言われると、「今年はいろいろやりすぎないでちょっと気を楽にしたほうがいいよ」と言われてるような気がして気もちが楽になるのは年のせい?
まあ、考えすぎずにぼちぼちいきましょう。
  • from 伊万里@管理人 :
  • 2007/01/07 (21:37) :
  • Edit :
  • Res

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プロフィール

HN:
伊万里
性別:
女性
職業:
劇作家・ライター
趣味:
旅行 骨董 庭仕事

著作



「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」

Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!

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