古伊万里★新伊万里
劇作家・唐沢伊万里の身辺雑記です
検索ワードの不思議な糸
あけましておめでとうございます。
皆様、どんなお正月をお過ごしでしょうか。
このブログも開設してからはや丸2年。
文章長いし、更新もそんなに頻繁じゃないし、コメントしにくいって言われるし、ブログとしてはいかがなものかと思われますが、近況報告も兼ねるということで、今年もマイペースで好きなように書いていきたいと思っております。
さて。皆さん、ご存じのように、このブログは最初エキサイトでやっていたのですが、昨年の夏より忍者に引っ越しました。
それに伴い、アクセス解析も忍者に乗り換えました。
この忍者のアクセス解析はけっこう充実していて、ブログ提供会社としてより解析会社(?)としてのほうが有名のようです。
データ好きの私はこれを見るのが楽しくて、詳細なデータをさらに統計としてまとめておもしろがってます(←究極の暇人)。
一番興味深いのは、やはり「検索ワード」でしょうか。
思わぬところにひっかかってくる人がいたりして、明らかに求めているニーズと違う内容だなということがわかると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
たとえば、「森光子@進化中」(2006.9.13の記事)という記事があります。その出だしを見ると、
となっているんですが、これに時々「伊東美咲」で検索してひっかかってくる人がいるんですねー。中身は100%森光子の話なのに(笑)。この人はきっと伊東さんのことが知りたかったんですよねー。光子ではなく。この出だしを読んだとたん、さぞ徒労感を感じられたこととお察しします。
よくクイズ番組で「●●●●を★★★と言ったのは○○○ですが、では■■■を☆☆☆と言ったのは誰でしょう」とかいうひっかけの問題があって、せっかちな人は前半部分だけでピンポンをおして自信たっぷりに「○○○」とか答えてまんまと失格になったりしますけど、まさにそんな感じ。「問題は最後までよく読んでね」という感じです(いや、検索かけてきた人にそんなこと言われてもね…)。
そういえば、昔「古畑任三郎」で古畑がTVのクイズ番組に出るっていうエピソードがあって、まさにそういうシーンがありました。そのときの出題内容は、
「『板垣死すとも自由は死なず』と言って死んだのは…」
ここですかさずピンポンをおして自信たっぷりに「板垣退助」と答える古畑。
そこで司会者に「うーん。残念。古畑さん。問題は最後までよく聞きましょう」とたしなめられ、問題の続き「…板垣退助ですが、では(後半部分は忘れた)」が読まれて古畑が悔しそうな顔をするという……。
いやー、大笑いしました。
エピソードじたいもありがちなところをついてておかしいんだけど問題内容が……(笑)だって冒頭に名前が出てるのに……(笑)いくらなんでもこの出だしで答えがホントに「板垣退助」だったらびっくりでしょ。
さすがに三谷さん、こういうところのセンスは抜群です。
話題がそれました。
というわけで、今日は新年最初の記事ということで、8月の半ば〜12月までのデータしかないんですが、「多かった検索ワード」を発表してみたいと思います。
以上、上位8ワードをご紹介してみました。
このあとは団子状態でワーーッと並んでいるのでひとまずここで切ります。
この他にも、数は少ないけど妙な検索語もいろいろあって、いったい何を調べたいのか意味不明なものも多数あります。
最後に、番外編として、作品タイトルで多かった検索ワードベスト5と、人名で多かった検索ワードベスト5をご紹介。
まあ、中には「目的としていた場所」じゃないところにたどりついちゃって「なんだよ!」という気分になった人もいらっしゃるかもしれませんが、その中の数%でも「変な路地に迷いこんじゃったけど、ここもけっこうおもしろいじゃん」って感じでそのままリピーターになってくださったらそれもまた一興で嬉しく思います。
今年もおもしろい検索ワードが不思議な縁を運んできてくれるのを楽しみにしています。
以上2007年初投稿でした。
皆様、どんなお正月をお過ごしでしょうか。
このブログも開設してからはや丸2年。
文章長いし、更新もそんなに頻繁じゃないし、コメントしにくいって言われるし、ブログとしてはいかがなものかと思われますが、近況報告も兼ねるということで、今年もマイペースで好きなように書いていきたいと思っております。
さて。皆さん、ご存じのように、このブログは最初エキサイトでやっていたのですが、昨年の夏より忍者に引っ越しました。
それに伴い、アクセス解析も忍者に乗り換えました。
この忍者のアクセス解析はけっこう充実していて、ブログ提供会社としてより解析会社(?)としてのほうが有名のようです。
データ好きの私はこれを見るのが楽しくて、詳細なデータをさらに統計としてまとめておもしろがってます(←究極の暇人)。
一番興味深いのは、やはり「検索ワード」でしょうか。
思わぬところにひっかかってくる人がいたりして、明らかに求めているニーズと違う内容だなということがわかると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
たとえば、「森光子@進化中」(2006.9.13の記事)という記事があります。その出だしを見ると、
最近、全日空でチェックインも搭乗券もなしで飛行機に乗れてしまう「SKiP」というシステムが話題になっていますが、そのCMをご覧になりましたか?
伊東美咲が「無理、無理」と携帯でしゃべりながら手にもったカードをヒラヒラさせているうちに機内にたどりついてしまい、「乗れちゃった」と我に返るやつ……のほうではなく、「森光子編」です。
となっているんですが、これに時々「伊東美咲」で検索してひっかかってくる人がいるんですねー。中身は100%森光子の話なのに(笑)。この人はきっと伊東さんのことが知りたかったんですよねー。光子ではなく。この出だしを読んだとたん、さぞ徒労感を感じられたこととお察しします。
よくクイズ番組で「●●●●を★★★と言ったのは○○○ですが、では■■■を☆☆☆と言ったのは誰でしょう」とかいうひっかけの問題があって、せっかちな人は前半部分だけでピンポンをおして自信たっぷりに「○○○」とか答えてまんまと失格になったりしますけど、まさにそんな感じ。「問題は最後までよく読んでね」という感じです(いや、検索かけてきた人にそんなこと言われてもね…)。
そういえば、昔「古畑任三郎」で古畑がTVのクイズ番組に出るっていうエピソードがあって、まさにそういうシーンがありました。そのときの出題内容は、
「『板垣死すとも自由は死なず』と言って死んだのは…」
ここですかさずピンポンをおして自信たっぷりに「板垣退助」と答える古畑。
そこで司会者に「うーん。残念。古畑さん。問題は最後までよく聞きましょう」とたしなめられ、問題の続き「…板垣退助ですが、では(後半部分は忘れた)」が読まれて古畑が悔しそうな顔をするという……。
いやー、大笑いしました。
エピソードじたいもありがちなところをついてておかしいんだけど問題内容が……(笑)だって冒頭に名前が出てるのに……(笑)いくらなんでもこの出だしで答えがホントに「板垣退助」だったらびっくりでしょ。
さすがに三谷さん、こういうところのセンスは抜群です。
話題がそれました。
というわけで、今日は新年最初の記事ということで、8月の半ば〜12月までのデータしかないんですが、「多かった検索ワード」を発表してみたいと思います。
1位 ファティマ第3の予言
関連記事:「ファティマ第3の予言」のパワー(2005.4.30の記事)
…単に「第3の予言」という検索も含みます。
これがダントツ1位だというのが意外なんですけど、
皆さん、そんなにファティマの予言に興味があるんでしょうか。
2位 古伊万里
関連記事:ブログのタイトル
…「古伊万里」だけでなく、「古伊万里+なにか」で検索してくる人も含みます。
これはタイトルについているので当然いっぱいひっかかってくると思います。
言うまでもなく、骨董についての情報をお求めの方々だと思うので、
ほんとまぎらわしいタイトルですみませんというしかないです。
3位 海底の火山が噴火してできた島
関連記事:NZ紀行(3)〜南極トリビアに「へぇ」連打(2006.5.10の記事)
…これは2位とほとんど同じくらいの件数なんですが、
これまたこんなに上位にくるのが不思議。
ひとつにはこの言葉で検索をかけるとまず私のこの記事以外には
ひっかかってこないんですね。
なので、必然的にここへ来る率が高くなるんだと思いますが、
にしてもこんなに長いフレーズでこんなにたくさんひっかかるというのも珍しい。
4位 伊万里
関連記事:タイトルやハンドルネームなど頻出
…これもハンドルネームが伊万里だし、タイトルにも入ってるから当然ですね。
ただ「伊万里」だけで検索してくる人は少なく、
だいたい「伊万里+なにか」で検索してくるんですね。
その「なにか」を見ると「骨董としての伊万里情報」を求めているのか、
「土地としての伊万里情報」を求めているのか、
「唐沢伊万里情報」を求めているのかがわかります。
5位 アラブ・イスラエル・クックブック
関連記事:「アラブ・イスラエル・クックブック」を観ました(2006.11.6の記事)
書く女
関連記事:「書く女」の究極のリサイクル構造(2006.10.11の記事)
…この2つは同点5位です。
いずれも具体的な舞台作品のタイトルですが、
この2つが上位にくるとはちょっと意外。
「アラブ・イスラエル・クックブック」なんて、
すごく小さな小屋でやったかなりマイナーなお芝居なんだけどね。
7位 蝶々夫人
関連記事:蝶々さん三昧(2005.7.11の記事)
関連記事:「蝶々夫人」妄想キャスティング(2006.7.17の記事)
森光子
関連記事:「森光子@進化中」(2006.9.13の記事)
…この2つも同点で7位です。
森光子は「放浪記の公演予定」とセットで検索してくる方が多いですが、
「でんぐりがえし」や「スクワット」との組み合わせで検索してくる方も
多いようです。
以上、上位8ワードをご紹介してみました。
このあとは団子状態でワーーッと並んでいるのでひとまずここで切ります。
この他にも、数は少ないけど妙な検索語もいろいろあって、いったい何を調べたいのか意味不明なものも多数あります。
最後に、番外編として、作品タイトルで多かった検索ワードベスト5と、人名で多かった検索ワードベスト5をご紹介。
<作品タイトル>
1.アラブ・イスラエル・クックブック
〃 書く女
3.蝶々夫人
4.結婚できない男
5.冬の運動会
<人名>
1.森光子
2.熊川哲也
3.松岡梨絵
〃 唐沢伊万里
5.伊東美咲
まあ、中には「目的としていた場所」じゃないところにたどりついちゃって「なんだよ!」という気分になった人もいらっしゃるかもしれませんが、その中の数%でも「変な路地に迷いこんじゃったけど、ここもけっこうおもしろいじゃん」って感じでそのままリピーターになってくださったらそれもまた一興で嬉しく思います。
今年もおもしろい検索ワードが不思議な縁を運んできてくれるのを楽しみにしています。
以上2007年初投稿でした。
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心に残った“ベストプレイ5”(2006年度)
今年1年の観劇ランキングをしようしようと思っているうちに時間が流れ、気がつけばあとわすかで今年が終わってしまう時間に!
というわけで、明けてしまわないうちにさくっとやってしまおうと思います。
今年の観劇本数(数少ないオペラやバレエも含めます)は67本。去年が58本、一昨年が76本だからちょうど去年と一昨年の中間値といったところですね。
さて、今年の「心に残ったベストプレイ5」は以下の通りです(括弧内は作者名。順位はなしです)。
「ガラスの動物園」(テネシー・ウィリアムズ)
《初台/新国立劇場小劇場》
「忠臣蔵」(平田オリザ)
《駒場東大前/こまばアゴラ劇場/青年団+文学座》
「詩人の恋」(ジョン・マランス)
《下北沢/本多劇場/加藤健一事務所》
「戸惑いの日曜日」(三谷幸喜)
《池袋/サンシャイン劇場/東京ヴォードヴィルショー》
「夜の来訪者」(J・B・プリーストリィ、八木柊一郎)
《六本木/俳優座劇場》
ベスト5の日本作家と外国人作家の比率は、昨年3:2だったのが2:3に。といっても、「夜の来訪者」はもとが翻訳もので、その話を日本の作家が日本の話に置き換えているので、これを日本人作家とみなせば3:2ですね。
国籍はテネシー・ウィリアムズとジョン・マランスがアメリカ、プリーストリィがイギリスです。
正直なところ、今年は去年のプトゥーシキナとかラティガンみたいに「おぉっ」と衝撃を受けたものはありません。
見た本数は去年より多いけど、「おもしろい」と思ったものは少なく、レベルが低かったといってもいいです。
上記の5本にしたって新作&初演は1つもないです。
「詩人の恋」は前にも観ているので良い作品であることはわかっていたし、「夜の来訪者」にしても元ネタの「インスペクター・コールズ」を観たことがあるのでどういう内容かは知っていました。「ガラスの動物園」は観たことはないけど戯曲は読んでいたのでこれまた内容は知っていたし。
まあ、そういう意味で、予備知識がなくて純粋にびっくりしたのは「忠臣蔵」くらいでしょうか。
「忠臣蔵」は四七士にちなんで47分で終わるという短編ですが、平田オリザらしさ炸裂のおもしろさ。
無名の赤穂の侍たちが、部室にたむろする高校生のように、お城の一角でウダウダおしゃべりをしていると、「江戸で殿が刃傷事件を起こしたらしいよ」というニュースが飛び込んでくる。
それを受けた侍たちが「討ち入りしよう」とか「デモンストレーションで切腹しよう」とかいろいろ討論するんですが、その討論の様子がメチャクチャおかしいの。
こういうやついるいるって感じで。
短編でもこんなにおもしろいものが作れるんだなーと思って、今年は他にも意識して短編をいくつか観ました。
やっぱり短編になるとより作家の地力の差が出るような気がします。
余談ですが、「忠臣蔵」で大石役をやっていた文学座の外山誠二さんがメチャメチャいい味を出していて、注目していたら「夜の来訪者」ではまったく違う雰囲気で出てきてびっくりしました。
くしくも5本のうち2本にも出ているなんて縁があるのかも。
簡単ですがこのへんで。
昨年のベスト5を観たい方はこちらでどうぞ。
今年も1年ご訪問ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
うほー、ギリギリセーフ。
というわけで、明けてしまわないうちにさくっとやってしまおうと思います。
今年の観劇本数(数少ないオペラやバレエも含めます)は67本。去年が58本、一昨年が76本だからちょうど去年と一昨年の中間値といったところですね。
さて、今年の「心に残ったベストプレイ5」は以下の通りです(括弧内は作者名。順位はなしです)。
「ガラスの動物園」(テネシー・ウィリアムズ)
《初台/新国立劇場小劇場》
「忠臣蔵」(平田オリザ)
《駒場東大前/こまばアゴラ劇場/青年団+文学座》
「詩人の恋」(ジョン・マランス)
《下北沢/本多劇場/加藤健一事務所》
「戸惑いの日曜日」(三谷幸喜)
《池袋/サンシャイン劇場/東京ヴォードヴィルショー》
「夜の来訪者」(J・B・プリーストリィ、八木柊一郎)
《六本木/俳優座劇場》
ベスト5の日本作家と外国人作家の比率は、昨年3:2だったのが2:3に。といっても、「夜の来訪者」はもとが翻訳もので、その話を日本の作家が日本の話に置き換えているので、これを日本人作家とみなせば3:2ですね。
国籍はテネシー・ウィリアムズとジョン・マランスがアメリカ、プリーストリィがイギリスです。
正直なところ、今年は去年のプトゥーシキナとかラティガンみたいに「おぉっ」と衝撃を受けたものはありません。
見た本数は去年より多いけど、「おもしろい」と思ったものは少なく、レベルが低かったといってもいいです。
上記の5本にしたって新作&初演は1つもないです。
「詩人の恋」は前にも観ているので良い作品であることはわかっていたし、「夜の来訪者」にしても元ネタの「インスペクター・コールズ」を観たことがあるのでどういう内容かは知っていました。「ガラスの動物園」は観たことはないけど戯曲は読んでいたのでこれまた内容は知っていたし。
まあ、そういう意味で、予備知識がなくて純粋にびっくりしたのは「忠臣蔵」くらいでしょうか。
「忠臣蔵」は四七士にちなんで47分で終わるという短編ですが、平田オリザらしさ炸裂のおもしろさ。
無名の赤穂の侍たちが、部室にたむろする高校生のように、お城の一角でウダウダおしゃべりをしていると、「江戸で殿が刃傷事件を起こしたらしいよ」というニュースが飛び込んでくる。
それを受けた侍たちが「討ち入りしよう」とか「デモンストレーションで切腹しよう」とかいろいろ討論するんですが、その討論の様子がメチャクチャおかしいの。
こういうやついるいるって感じで。
短編でもこんなにおもしろいものが作れるんだなーと思って、今年は他にも意識して短編をいくつか観ました。
やっぱり短編になるとより作家の地力の差が出るような気がします。
余談ですが、「忠臣蔵」で大石役をやっていた文学座の外山誠二さんがメチャメチャいい味を出していて、注目していたら「夜の来訪者」ではまったく違う雰囲気で出てきてびっくりしました。
くしくも5本のうち2本にも出ているなんて縁があるのかも。
簡単ですがこのへんで。
昨年のベスト5を観たい方はこちらでどうぞ。
今年も1年ご訪問ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
うほー、ギリギリセーフ。
笠間で久々に器買いに燃える!
茨城旅行、2日目は笠間に行きました。
つくばエクスプレスができて筑波山は東京からぐっとアクセスがよくなったと書きましたが、笠間に出るのは大変でした。
ていうか、「東京⇔筑波山」「東京⇔笠間」というだけなら東京から直通の電車なりバスなりが運行しているので簡単に行けるのですが、複数のエリア間を移動しようとすると、とたんに不便になるんです。
たとえば、筑波山からつくば駅に戻ったとしても、つくば駅はJRの駅とつながっていないので、茨城の他の地域には行けません。
となると、どこか他のJRの駅に出るバスに乗るしかないわけですが、バスも電車も本数が少ないため、なかなかうまく接続できない。
旅館で時刻表と路線図首っぴきで検討した結果、筑波山から北西の方向にある岩瀬というJRの駅にバスで向かい、そこから水戸線で東へ移動するのがよかろうということになりました。
この日は昨日とはうって変わって底冷えのする曇り空
。筑波山登山が昨日でよかった……
と心から思いました。
まず、筑波山から岩瀬駅までバスで30分ほど移動。
岩瀬では接続の関係でさらに30分間待つことになりましたが、小さい駅で待合所もオープンスペースなので、この寒さはかーなーりーこたえました。
ようやくやってきた電車(水戸線。1時間に1本くらいしかない)に乗ってさらに30分。結局、筑波山から笠間までは、東京から筑波山までくらいかかりました。
笠間、と言いましたが、実際に私たちが降りたのは笠間駅ではなく、もう2つ先の友部という駅。
なぜかというと、笠間には笠間市内のみどころを無料で循環してくれるバスがあって、それの発着地が友部だからです(もちろん、途中で笠間にも寄るんですが、コースの順番からいって、友部から乗ったほうが観光しやすいようにできている)。
友部は上野から水戸へ向かう常磐線(南北に通っている)も通っているし、笠間に比べたらかなりアクセスの良い駅です。なので、外部からくる観光客のことを考えて友部発着にしているのでしょう。
まず最初に向かったのは「工芸の丘」というところ。
ここは、文字通り丘の上に作られた笠間焼き関係の総合施設で、窯元や作家の紹介を行うコーナー、作品の展示を行うギャラリー、販売を行うショップ、陶芸体験ができる工房などがあります。
このあたりでついに雨
が降り始め、いよいよ寒くなってきました。
ここでは、とにかくショップに行ってどんな特徴の焼き物なのかを見てみようということになりました(体験するほどの時間的余裕はなかったので)。
が、なんかどの作品もどこかで見たことのあるような焼き物ばかりで、あまりにもバリエーションがありすぎていくら見ても「これぞ笠間!」という特徴がつかめないのです。
というわけで、いまいち購買意欲をそそられないまま終了。
次は「笠間稲荷神社」へ。
日本三大稲荷のひとつと言われるお稲荷さんで、初詣の参拝客数は茨城一らしいですが、雨の降りしきるこの日の境内には誰もいなくて寂しい限りでした。
ここでちょうどランチタイムになったので、あらかじめリサーチしてあったこの近辺にある「かるにえ」という西洋割烹のお店へ。
ここは笠間焼きの食器を使っているのが売りで、陶芸作家の人たちの間でも人気とのこと。お店の雰囲気もいいし、お料理もおいしいし、満足しました。

笠間稲荷神社。境内にあった樹齢400年の藤の大きさにはたまげました。
今は枯れ木だけど花が咲いたら見事だと思う。

前菜は「紫芋のムース鴨のロースト野菜サラダ添え」。

肉料理は「あじさい鶏(那須の地鶏)のロースト」。
真ん中にのっているのは温泉卵。
魚料理は牡蠣のフリットに出し汁をかけたものでした。

デザートは「カボチャのプリン」。
このあとは「春風萬里荘」へ。
ここは、あの北大路魯山人が住んでいた北鎌倉の自宅を移築したというもの。魯山人がデザイン・設計した茶室や風呂場などを見ることができます。
が、感想はただただ「寒い!」の一言。
ちょうど障子貼りの最中だったため、家中がしんしんと冷え切っており、コートを着たまま見学しても震えがとまらず、思考回路は完全に停止。
日本の古い家ってどうしてこんなに寒いの?!
最後はやきものロードと言われる場所で下車し、「陶の小径」と名付けられた一角を散策しました。
この道には9つの工房がそれぞれにショップを構えており、自分のところで作っているオリジナル作品だけを出しているのです。
最初から買い物はここでしようと決めていたのですが、どの店も今ひとつピンとこない。傘をいちいち開いたり閉じたりして店に立ち寄るのもいいかげん疲れてきたところ、最後の店で初めていい感じの店にあたりました。
そこの器は、基本的に焼き締め(釉薬をかけない方法)が多く、一見備前焼きにすごく似ている。でも、備前ほど高くない。もともと備前好きの私としてはここの器はかなりのツボ。ようやく購買意欲に火がつきました。ボッ。
作品を吟味していたら、工房のご主人が出てきて、笠間焼きについてあれこれ話し始めました。
ご主人によると、笠間焼きは他の焼き物に比べると歴史が浅いので、「笠間ならではの独自性」というものが薄く、他の焼き物の特徴をいろいろとりいれたものが多いんだそうです。だから「工房の数だけ種類がある」と言われるほどどれも特徴がバラバラなのだとか。なるほど。いろいろな工房の作品を集めた工芸の丘のショップがバリエーションありすぎだった理由がこれでわかりました。
さらにお隣栃木の名産・益子焼きをひきあいに出して笠間焼きの特徴を説明するご主人。いや、べつに私「益子とどう違うんですか?」なんて一言も聞いてないんだけど、どうも一緒にされることが多いらしく、しきりに益子を意識した発言をくり返すんですよ。
やっぱり隣国ってそういうもの?
結局、ここでは飯腕、マグカップ、湯飲み、花入れ、携帯ストラップの5点を購入。これでも備前のマグカップ1点分くらいの値段にしかならないのが嬉しい。いずれも衝動ではなく、以前から「気に入ったものがあったら買いたい」と思っていたものばかりだったのでよかったです。
特に携帯ストラップは嬉しかった。ガラスとか天然石はよくあるけど、陶器のストラップって珍しいじゃないですか。ちょうどストラップが壊れたところだったので、せっかく笠間に行くんだから陶器のストラップがあったら買ってきたいなーと思ってたんです。でも工芸の丘では見あたらなくて諦めてたんですよね。ちょっと重いんだけど、渋くて気に入りました。

購入した携帯ストラップ。一見石に見えるけど土です。
焼き締めで1個1個炭化がかけてあるという凝りよう
(炭化とは、焼くときに炭を発生させて仕上がりの生地を炭っぽく見せること)。
しかもそれぞれに「か」「さ」「ま」と文字が刻まれている
(「さ」は裏側にまわってしまって写ってませんが)。
一緒に写っているのは、やはり風水旅行で日光に行ったときに、
パワースポットの東照宮奥社で購入した眠り猫ストラップ。

笠間の観光名所を無料でまわってくれる「かさま周遊バス」。
1日中悪天候でしたが、これをフルに利用したお陰でかなり助かりました。
年間1000万かかるという維持費・運営費は、
日動美術館・春風萬里荘・笠間稲荷神社が共同出資しているとか。
運転手さんの話では、あまりに負担が大きいので
9月で廃止になるという案も出ていたそうです。
ショッピングを無事終えて友部駅へ戻り、そこから常磐線に乗り換えて水戸へ。
水戸では納豆や梅などのお約束のお土産を買い込み、納豆料理を食べてから新宿行きの高速バスに乗って帰りました。

納豆料理の一品。
「納豆チャーハン」「納豆オムレツ」まではまあそんなに珍しくなかったけど、
この「納豆の唐揚げ」にはちょっとびっくり。
つなぎは納豆の粘りだけなので、唐揚げといってもかなり崩れやすいです。
薬味は塩のみ。
以上、駆け足ですが、年越す前にレポートを終わらせないと気持ち悪いので無理やり終わらせました。
さて、今年最後の風水旅行、結果はいかに?
つくばエクスプレスができて筑波山は東京からぐっとアクセスがよくなったと書きましたが、笠間に出るのは大変でした。
ていうか、「東京⇔筑波山」「東京⇔笠間」というだけなら東京から直通の電車なりバスなりが運行しているので簡単に行けるのですが、複数のエリア間を移動しようとすると、とたんに不便になるんです。
たとえば、筑波山からつくば駅に戻ったとしても、つくば駅はJRの駅とつながっていないので、茨城の他の地域には行けません。
となると、どこか他のJRの駅に出るバスに乗るしかないわけですが、バスも電車も本数が少ないため、なかなかうまく接続できない。
旅館で時刻表と路線図首っぴきで検討した結果、筑波山から北西の方向にある岩瀬というJRの駅にバスで向かい、そこから水戸線で東へ移動するのがよかろうということになりました。
この日は昨日とはうって変わって底冷えのする曇り空
。筑波山登山が昨日でよかった……
と心から思いました。まず、筑波山から岩瀬駅までバスで30分ほど移動。
岩瀬では接続の関係でさらに30分間待つことになりましたが、小さい駅で待合所もオープンスペースなので、この寒さはかーなーりーこたえました。

ようやくやってきた電車(水戸線。1時間に1本くらいしかない)に乗ってさらに30分。結局、筑波山から笠間までは、東京から筑波山までくらいかかりました。
笠間、と言いましたが、実際に私たちが降りたのは笠間駅ではなく、もう2つ先の友部という駅。
なぜかというと、笠間には笠間市内のみどころを無料で循環してくれるバスがあって、それの発着地が友部だからです(もちろん、途中で笠間にも寄るんですが、コースの順番からいって、友部から乗ったほうが観光しやすいようにできている)。
友部は上野から水戸へ向かう常磐線(南北に通っている)も通っているし、笠間に比べたらかなりアクセスの良い駅です。なので、外部からくる観光客のことを考えて友部発着にしているのでしょう。
まず最初に向かったのは「工芸の丘」というところ。
ここは、文字通り丘の上に作られた笠間焼き関係の総合施設で、窯元や作家の紹介を行うコーナー、作品の展示を行うギャラリー、販売を行うショップ、陶芸体験ができる工房などがあります。
このあたりでついに雨
が降り始め、いよいよ寒くなってきました。ここでは、とにかくショップに行ってどんな特徴の焼き物なのかを見てみようということになりました(体験するほどの時間的余裕はなかったので)。
が、なんかどの作品もどこかで見たことのあるような焼き物ばかりで、あまりにもバリエーションがありすぎていくら見ても「これぞ笠間!」という特徴がつかめないのです。
というわけで、いまいち購買意欲をそそられないまま終了。
次は「笠間稲荷神社」へ。
日本三大稲荷のひとつと言われるお稲荷さんで、初詣の参拝客数は茨城一らしいですが、雨の降りしきるこの日の境内には誰もいなくて寂しい限りでした。
ここでちょうどランチタイムになったので、あらかじめリサーチしてあったこの近辺にある「かるにえ」という西洋割烹のお店へ。
ここは笠間焼きの食器を使っているのが売りで、陶芸作家の人たちの間でも人気とのこと。お店の雰囲気もいいし、お料理もおいしいし、満足しました。
笠間稲荷神社。境内にあった樹齢400年の藤の大きさにはたまげました。
今は枯れ木だけど花が咲いたら見事だと思う。
前菜は「紫芋のムース鴨のロースト野菜サラダ添え」。
肉料理は「あじさい鶏(那須の地鶏)のロースト」。
真ん中にのっているのは温泉卵。
魚料理は牡蠣のフリットに出し汁をかけたものでした。
デザートは「カボチャのプリン」。
このあとは「春風萬里荘」へ。
ここは、あの北大路魯山人が住んでいた北鎌倉の自宅を移築したというもの。魯山人がデザイン・設計した茶室や風呂場などを見ることができます。
が、感想はただただ「寒い!」の一言。
ちょうど障子貼りの最中だったため、家中がしんしんと冷え切っており、コートを着たまま見学しても震えがとまらず、思考回路は完全に停止。

日本の古い家ってどうしてこんなに寒いの?!
最後はやきものロードと言われる場所で下車し、「陶の小径」と名付けられた一角を散策しました。
この道には9つの工房がそれぞれにショップを構えており、自分のところで作っているオリジナル作品だけを出しているのです。
最初から買い物はここでしようと決めていたのですが、どの店も今ひとつピンとこない。傘をいちいち開いたり閉じたりして店に立ち寄るのもいいかげん疲れてきたところ、最後の店で初めていい感じの店にあたりました。
そこの器は、基本的に焼き締め(釉薬をかけない方法)が多く、一見備前焼きにすごく似ている。でも、備前ほど高くない。もともと備前好きの私としてはここの器はかなりのツボ。ようやく購買意欲に火がつきました。ボッ。

作品を吟味していたら、工房のご主人が出てきて、笠間焼きについてあれこれ話し始めました。
ご主人によると、笠間焼きは他の焼き物に比べると歴史が浅いので、「笠間ならではの独自性」というものが薄く、他の焼き物の特徴をいろいろとりいれたものが多いんだそうです。だから「工房の数だけ種類がある」と言われるほどどれも特徴がバラバラなのだとか。なるほど。いろいろな工房の作品を集めた工芸の丘のショップがバリエーションありすぎだった理由がこれでわかりました。
さらにお隣栃木の名産・益子焼きをひきあいに出して笠間焼きの特徴を説明するご主人。いや、べつに私「益子とどう違うんですか?」なんて一言も聞いてないんだけど、どうも一緒にされることが多いらしく、しきりに益子を意識した発言をくり返すんですよ。
やっぱり隣国ってそういうもの?
結局、ここでは飯腕、マグカップ、湯飲み、花入れ、携帯ストラップの5点を購入。これでも備前のマグカップ1点分くらいの値段にしかならないのが嬉しい。いずれも衝動ではなく、以前から「気に入ったものがあったら買いたい」と思っていたものばかりだったのでよかったです。
特に携帯ストラップは嬉しかった。ガラスとか天然石はよくあるけど、陶器のストラップって珍しいじゃないですか。ちょうどストラップが壊れたところだったので、せっかく笠間に行くんだから陶器のストラップがあったら買ってきたいなーと思ってたんです。でも工芸の丘では見あたらなくて諦めてたんですよね。ちょっと重いんだけど、渋くて気に入りました。
購入した携帯ストラップ。一見石に見えるけど土です。
焼き締めで1個1個炭化がかけてあるという凝りよう
(炭化とは、焼くときに炭を発生させて仕上がりの生地を炭っぽく見せること)。
しかもそれぞれに「か」「さ」「ま」と文字が刻まれている
(「さ」は裏側にまわってしまって写ってませんが)。
一緒に写っているのは、やはり風水旅行で日光に行ったときに、
パワースポットの東照宮奥社で購入した眠り猫ストラップ。
笠間の観光名所を無料でまわってくれる「かさま周遊バス」。
1日中悪天候でしたが、これをフルに利用したお陰でかなり助かりました。
年間1000万かかるという維持費・運営費は、
日動美術館・春風萬里荘・笠間稲荷神社が共同出資しているとか。
運転手さんの話では、あまりに負担が大きいので
9月で廃止になるという案も出ていたそうです。
ショッピングを無事終えて友部駅へ戻り、そこから常磐線に乗り換えて水戸へ。
水戸では納豆や梅などのお約束のお土産を買い込み、納豆料理を食べてから新宿行きの高速バスに乗って帰りました。
納豆料理の一品。
「納豆チャーハン」「納豆オムレツ」まではまあそんなに珍しくなかったけど、
この「納豆の唐揚げ」にはちょっとびっくり。
つなぎは納豆の粘りだけなので、唐揚げといってもかなり崩れやすいです。
薬味は塩のみ。
以上、駆け足ですが、年越す前にレポートを終わらせないと気持ち悪いので無理やり終わらせました。
さて、今年最後の風水旅行、結果はいかに?
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「RE>PLAY〜一度は観たい不滅の定番」
Webサイトで連載していた演劇評をまとめて出版したものです。
「演劇って、興味なくはないけど何を選んだらいいのかわからなくて」………ビギナーが感じがちなそんな敷居の高さを取り払うために書きました。
数多い名作の中から「再演されたことのある作品」に絞り、 唐沢がお勧めの25本について熱く語りたおします。ビギナーからオタクまで、全種適用OK!
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